長く働ける仕事の特徴と具体的な長く働ける職種について解説

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転職が一般的になり、「会社」を変えることに抵抗がなくなってきたという社会的状況がありますが、誰もが「仕事」を変えたがっているわけではありません。むしろ、転職をせずに長く働ける仕事(職種、業務内容など)があれば一番よいという面は多分にあります。

ここでは、長く働ける仕事の特徴や業界を紹介します。

長く働ける仕事の特徴

長く働ける仕事選びでは、会社を選ぶより前に仕事内容を選ぶことから始めます。

やりがいのある仕事だと長く続く

最初のポイントは、仕事そのものに「やりがい」を感じられるということです。

やりがいは、仕事を成し遂げたときの「達成感」とか「満足感」といい換えてもよいでしょう。他の働く動機である「義務感」や「給料のため」とは違い、もっとも長く働けるための動機です。

やりがいを感じる仕事の多くは、「好きな仕事」「興味がある仕事」が先にあります。好きでなくても仕事はやろうと思えばできますが、仕事は毎日延々と続きます。仮に好きでもない仕事である場合、途中から苦役になってしまっては長続きしません。

ステップアップできる仕事だと長く続く

二つめは、やればやるほど「ステップアップ」できる仕事です。最初はとっつきやすくて簡単だが、決してそれで終わらず奥深い知識や技術が必要な仕事が長続きします。つまり、「ここまでできたら、次はもっとレベルを上げよう!」という目標のある仕事です。

単純作業の仕事はステップアップがないため、ある程度すると飽きてしまいます。しかし、知識・技術レベル、数値目標、守備範囲などを仕事の経験年数とともに上げていくことができれば、飽きることなく長く仕事を続けていくことができます。

年をとっても続けられる仕事だと長く続く

三つめは、勤務年数つまり年齢との兼ね合いです。やりがいも目標もあっても、年齢的にキツクなって体がついていけない仕事もあります。中高年といわれる50代以降も、働き続けなければならない中で体力的にも知力的にも無理となれば長続きしません。

継続のための努力は必要ですが、現業部門で体力勝負だとか、若い感性や流行を捉える感性が必須となれば、いずれかの時点で追いつかなくなり、同じ仕事の継続はあきらめざるを得なくなります。

ある程度の年収のある仕事だと長く続く

やりがいが優先とはいえ、働く以上は収入を無視するわけにはいきません。

年齢が上がるとともに、ライフステージが上がり必要な収入も増えてくるのが普通です。長続きする仕事の特徴として、年齢とともに収入が増える仕事でなければならないでしょう。

もう一点は、自分のスキルや経験のアップとともに年収が上がってくるというのも避けて通れません。年収アップはやったことを認めてもらうことに繋がり、さらにやりがいを高めることになるためです。

男性でも女性でも長く働ける仕事

長く働ける仕事の基本は男性、女性関係ないのが一番です。ここでは実際に男性でも女性でも長く働ける仕事について解説します。

公務員が長く働ける理由

民間企業の場合、企業規模、業績変動、雇用形態などを背景に、長く働ける仕事には非常にバラツキがあります。しかし公務員の場合は模範的な雇用体制を堅持しなければならないため、本人に働き続ける意志さえあれば長くことが可能です。

公務員には倒産の危機もなく、やることをやれば解雇の心配もありません。

公務員の仕事の特徴

やりがい
公務員のやりがいは国にせよ各自治体にせよ、利用者のために尽くした結果喜んでもらえることです。国のため、自治体のために企画したり対応することが何より好きで、結果、国民のため市民のために貢献しているという達成感、満足感を実感できれば十分やりがいのある仕事です。

ステップアップ・年収
簡単に国民のため、市民のためとはいうものの、すべての利用者に満足してもらうためには、乗り越えなければならない課題がどんな担当分野にもあります。ひとつひとつ丁寧に仕事をしていけば、スキルや知識もステップアップしていくでしょう。

また、仕事のステップアップに伴い職場での地位や役職も、真面目に仕事をしていれば上がっていきます。もちろん、民間企業同様の出世競争はありますが、余程のことがない限り地位や役職の上昇に伴い昇給が保証されています。

 

  1. 業界別長く働ける仕事

民間企業は、前段述べたようにさまざまな背景の中で、絶対長く働けるという保証はありませんが、業界別に見ていくと安定性がある業界や仕事があります。

インフラ系は長く続けられる

インフラ系とは、電気・水道・ガス事業に携わる企業群をいいます。

最大のポイントは国策を背景にした事業の安定性です。国に政策転換もありますが、社会的なインフラが急激に変わることはまず考えられません。

また、インフラ系の企業では、電気事業は電気主任技術者、水道事業は給水装置工事主任技術者、ガス事業はガス主任技術者といったように、国家資格保持者でなければできない仕事があります。

それぞれの資格を取得をすることで、企業では重宝され長く働くことに繋がるでしょう。

IT系は長く続けられる

IT系の仕事は、プログラマーやシステムエンジニアに代表される技術職の他、システム提案や運用を行うカスタマーサービス職などがあります。

他の仕事に比べ、有効求人倍率は2倍以上になるなど、需要が非常に安定しているのが特徴です。

AI(人工頭脳)化、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ(大容量デジタルデータ)の進展に合わせ、携わる人材はこれまで以上に必要になると考えられます。

日々、新しい情報とスキルの更新をしてさえいけば、間違いなく長く働ける仕事といえるでしょう。

また、IT業界への転職ではIT系の職種に特化した転職エージェントであるワークポートがおすすめです。

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医療系は長く続けられる

IT系以上に、有効求人倍率が高いのが医療系の仕事です。

医療と関連の深い福祉関係も含めて、直近の高度高齢化社会の到来は慢性的な人手不足をもたらすといわれています。一方、国の政策もこの状況に対応し、医療・福祉施設の整備や各種就労支援策が打ち出されており期待が持てるでしょう。

仕事としては、医師、看護師、介護職、薬剤師などさまざまです。特徴として、国家資格の必要な仕事がたくさんあるため、資格取得が長く働ける条件となります。一方、介護職など体力勝負の仕事もあるため、長く働けるようにするためには、さまざまな資格を積み上げていってキャリア形成をすることが重要です。

 

医師・医療関連への転職には、医療系に特化した転職エージェントのエムスリーキャリアがおすすめです。

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士業は長く続けられる

士業は、弁護士、税理士、司法書士など最後に「士」のつく職業をいいます。

国家資格がほとんどで、資格取得後は独立して事務所をもつ人もいれば、企業と専属契約をして働く人もいます。いずれも専門性が高く信用度は抜群で、収入も一般サラリーマンより高い仕事です。

士業であれば必ず食べていけるとはいい切れませんが、看板と信用で仕事をするところがあるため、一旦、顧客や雇用主を見つければ、先々安定して仕事を続けることができるでしょう。

転職を志している場合、一度就職・転職エージェントに相談することをおすすめします。

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長く働ける仕事についてのまとめ

  • 転職が一般的になって来たとはいえ、本当は同じ仕事で長く働ける方がいいというのが本音です。したがって、探しているのは「長く働ける会社」ではなく、「長く働ける仕事」です。
  • 長く働ける仕事の特徴は4つ、「やりがいが持てる」「ステップアップできる」「年齢を気にしない」「ある程度の収入がある」ことです。
  • 具体的な仕事としては「公務員」、民間では「IT系」「インフラ系」「医療・福祉系」「『士』業」などが、長く働ける特徴を持っているので是非参考にして下さい。