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就活においての質問で多いものに、「学業以外で力を注いだこと」があります。勉強の取り組みや成績をアピールしても意味がありません。学業以外で何を頑張ったかが企業側に求められています。
学業以外であれば、何をアピールしてもよいという自由度の高い質問ですが、意外に答えにくいものでもあるでしょう。ここでは学業以外で力を注いだことのアピール方法を解説します。
学業以外で力を注いだことにはどんなものがあるか
学業以外で力を注いだことには学生生活の最中に取り組んだことを回答します。主にサークル活動や部活、アルバイトといった内容があります。
学校以外でサークル活動に力を入れた経験
一般的に多くの学生が参加しているのがサークルです。学業以外で力を注いだことの回答として、おすすめなのがサークル活動での取り組みです。中にはほとんど遊びのサークルもありますが、サークル自体が何をしているのかではなく、自身がその中でどんなことを頑張り続けたかが問われます。
ただ単にサークル活動をだらだらと参加していたのであればNG材料になりますが、活動の成果を達成するためにどんなことをやり遂げたのか、どのような経験を得たのかというのは十分にアピール材料になります。
課題に取り組む研究サークルなどは、一見すると学業のようですが、勉強の成果をアピールすることは可能です。特に個人ではなく、チームで取り組んだ成果であれば、高評価を得ることもできます。
学校以外でアルバイトに力を入れた経験
学生が多く経験することになるアルバイトもアピールするにはよい材料です。特に4年間やり遂げたアルバイトがあれば高評価です。
企業からすると、働くことが嫌になってすぐに辞めたという新卒を何人も見てきているため、継続しているアルバイトは高評価を得ることが可能です。
どんなアルバイトで構いませんが、応募する企業と関連する業種や特殊なアルバイトなどは面接官の興味を引きやすくなります。しかし飲食店やコンビニといったありきたりのアルバイトでも、真面目に働いて給与を得ていたというのは、全く働いた経験がない学生よりも大きなアピールになるでしょう。
学校以外で部活動に力を入れた経験
学業以外で力を注いだことでは部活も大きなアピールです。運動部に限らず、大会やコンクールへ向けて目標に取り組んだ練習というのは、説明しやすくて面接官も聞きやすい材料といえるでしょう。
スポーツの大会において万年1回戦で負けるような弱小部であったとしても、マイナスにはなりません。
大事なのは結果ではなく、部活を通して得た経験や取り組んだ過程が対象です。一生懸命に取り組んだ結果であれば、部活の経験は高評価をもらえるでしょう。部活で頑張った努力を存分にアピールしていきましょう。
学校以外でゼミに取り組んだ経験
少人数で課題や研究に取り組んだゼミもアピールポイントです。ゼミには必ずテーマが存在しています。
テーマに向けてどのような課題に取り組み、議論してきたかというのは好材料といえるでしょう。実際に企業でもQCサークルのような職場間でのディスカッションは多くあります。
学校以外でその他の趣味に取り組んだこと
趣味は遊びのイメージがありますが、取り組んだ内容によっては十分にアピールすることができます。
自分で軽く楽しむような趣味は論外ですが、どれだけ本気で取り組んできたのかが問われるでしょう。学業以外で力を注いだことであるため、自分が好きで取り組んでいる趣味であるのにも関わらず、本気が伝わらないと学業もいい加減に取り組んでいるというマイナス評価を受けてしまう恐れがあります。
学業以外で力を注いだことの答え方
面接官は学業以外で力を注いだことの質問に対し、学生の人間性を見ており、学業以外での取り組んだ話から、どのような経験からどんな考え方・感じ方をしているのかを知りたがっています。ただ学生時代の思い出を語っても面接官には響きません。
「学生時代にこれだけのことをやり遂げました」というアピールだけではなく、それをやり遂げるために、どのように考えて取り組み、継続してきたかという自分の視点をアピールします。
面接官は学生の取り組みから人間性を見出していくため、ある程度面接官にイメージさせることが大切です。
履歴書での答え方
履歴書欄はコンパクトにまとめます。
学業以外に取り組んだことをあげ、どれほど継続して、どのような成長を遂げることができたかを書きます。エピソードなどの詳細は面接で述べるようにすればよいでしょう。
面接での答え方
履歴書に書いても、面接では再度質問されることも多いものです。履歴書では書ききれなかった詳細を述べるようにし、具体的なエピソードを交えると面接官に伝わりやすくなります。
面接でアピールするにはダラダラと時間をかけても意味がありません。結局的に何を伝えたいのか理解できないことがあるからです。
結論を先延ばしにすると、面接官に質問の意図を分かってもらえなくなるため、そうならないためにも結論から語るようにしましょう。
学業以外に力を注いでなければ趣味でもよい
学業以外で力を注いだことが見当たらないと感じる学生もいるでしょう。しかし履歴書に別に派手なエピソードは必要ありません。自分が継続して活動しているものであれば、趣味でも構いません。もっと身近にあるものでよいでしょう、日常レベルで取り組んだものをあげます。
例えば日々健康に気をつかっている人は、食生活の改善や朝の運動を取り入れて体重をキープし続けていることでも大丈夫です。自己管理がしっかりできていると評価されます。自分なりに頑張っているものを取り上げてみましょう。
学業以外で力を注いだことの例文
アピールするには結論から述べて、それを裏付ける根拠が必要です。どれだけやり遂げたとしても信憑性がないと面接官に響きません。
サークル活動を述べる際の例文
アルバイト経験を語る際の例文
アルバイトでは来店するお客様に満足していただくため、スタッフ一丸となって丁寧な接客をすることを心がけていました。
その目的があるので、忙しくてもお互いが助け合うことができました。忙し過ぎてフロア全体が見えてないときでも、仲間がフォローしてくれて円滑に行動でき、チームワークの大切さを痛感しました。
趣味の活動を述べる際の例文
また、どんなに忙しい日々が続いても毎日欠かさずギターと向き合うようにしてきました。一つのことを継続することは意外と難しいことではありますが、趣味と向き合っていくことで集中力、継続力を大いに養うことが出来、自分の人生に役立てることができると痛感しました。
学業以外で力を注いだことについて書く際のまとめ
学業以外で力を注いだことへの質問は、学業をどれだけ頑張ったということではなく、サークルや部活、アルバイトといった、勉強以外で努力し続けたことを述べましょう。面接官は学生の人間性を見ているので、継続して力を注いだことやそこからどんなことを学んで成長したかを述べられれば、高評価を得ることが可能といえます。