何よりです|意味やビジネスでの使い方、より丁寧な表現は?、言い換え表現までを解説

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「何よりです」という表現の意味や使い方について解説します。「何よりです」のより丁寧な表現やビジネス上での使い方、言い換え表現や英語表現などをピックアップしました。

コロナの感染者も身近になってきたなか、「体調が回復されたようで何よりです」という表現が便利です。「何より」は敬語表現なので目上の方にも使えますが、「何よりでございます」とするとより丁寧に受け取られます。

この記事が「何よりです」をより理解するきっかけになれば幸いです。

「何よりです」の意味と使い方

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「何よりです」とは「何よりも嬉しいです」を省略した慣用表現で、「何よりも素晴らしい」や「一番良い」という意味です。

この場合の「何より」は「どんなことより」という意味で、「嬉しい」や「良い」、あるいは「素晴らしい」や「安心した」といったポジティブな気持ちを汎用性の表現しています。

「これ以上に良いことはない」という意味合いを含んでいるので、相手に対して共感している時や親近感を持っている時の表現です。

また「何よりです」の使い方としては、例えば次のようなものが挙げられます。

「お元気そうで何よりです」

「お元気そうで何よりです」は、「お元気なようで何よりも嬉しいです」という意味です。

久しぶりに会った相手に対して、その健康を気遣うフレーズとしてよく使われます。

直接会った際に、相手の顔色や様子を見て使うと良いでしょう。

「お役に立てて何よりです」

「お役に立てて何よりです」は相手が困っている時に助力することで問題が解決して、相手にお礼を言われた際の返しとして使います。

この使い方は「問題解決のお役に立つことができて何よりも嬉しいです」という意味です。

「あなたの問題が解決して、私も嬉しいです」という共感の気持ちを示すことで、相手からの心象も良くなることでしょう。

「何よりです」は丁寧語にあたる敬語表現

「何よりです」は丁寧語にあたる敬語表現で、友人や後輩など身近な相手はもちろん、上司や先輩など目上の人にも使うことができます。

したがってビジネスの場で取引先の相手や上司に対して「何よりです」を使っても問題ありません。

ただし「何よりです」は汎用性が高く使いやすい一方、曖昧な意味の表現です。

ポジティブな感情を表したい時に使う言葉ですが、あまり使い過ぎると「本当にそう思っているのだろうか」と疑念を持たれてしまうかもしれません。

これは「何よりです」に限ったことではありませんが、同じ言葉やフレーズを繰り返すと軽く感じさせてしまうことがあるのです。

「何よりです」は目上の人に対しては多用しないようにして、伝えたいことが明確な場合は「私も嬉しいです」や「それは良かったです」のように表現した方が無難だといえるでしょう。

より丁寧な表現は「何よりでございます」

もし「何よりです」をより丁寧に表現したいなら、「何よりでございます」が適当です。

例えば社長や取引先の上司など、自分よりもかなり目上である人に対しては「何よりでございます」や「何よりと存じます」を用いた方が丁寧な印象を与えられるでしょう。

ただし「何よりです」を丁寧にはしていても曖昧な表現であることには変わりないので、「何よりです」と同様に多用はしないように留意する必要はあります。

また「何よりでございます」の具体的な使い方としては、以下のようなものが考えられるでしょう。

(社長や取引先の上司などに対して)「お目にかかれて何よりでございます」

「お目にかかれて何よりでございます」は「お会いすることができて、この上なく嬉しく思います」という意味です。

最初の挨拶でこのフレーズを使うことができれば、礼儀正しい印象を与えることができるかもしれません。

「何よりです」のビジネス上での使い方

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先述のように、「何よりです」はビジネス上でも使うことがある言葉です。

その使い方としては、例えば下記のようなものがあります。

「お役に立つことができて何よりです」

自分の言動が上司や先輩、取引先などの役に立った際には「お役に立つことができて何よりです」と表現することがあります。

カスタマーサポートのコールセンター業務などで、ユーザからお礼を言われた際の返しとしても定番です。

「いえいえ」や「とんでもないことでございます」も謙虚さを示す言葉としてよく用いられますが、謝辞を素直に受け止めていないように感じる人もいるかもしれません。

その点でも「お役に立つことができて何よりです」の方が無難だという人もいることでしょう。

「共にプロジェクトを進めることができて何よりです」

先輩や取引先などと共同でプロジェクトを行うことになった際の言葉です。

この言葉を相手にかけることで、「一緒に仕事をすることができて非常に嬉しいです」という気持ちを表明することができます。

共同でプロジェクトを進めるにあたって、連携をしっかりと取ることは非常に重要です。

連携を円滑に行う上でも、上記のような言葉を用いた方が相手も気持ち良く仕事に協力してくれることでしょう。

「何よりです」の言い換え表現

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「何よりです」の言い換え表現としては、次のようなものが考えられます。

・良かったです

・光栄です

また上記の言い換え表現を使うと、以下のような例文を作ることができます。

「問題が無事に解決して良かったです」

「良かったです」は「良い」の過去形「良かった」に丁寧語の「です」がついた表現です。

「良かったです」は「何よりです」よりもカジュアルな言葉遣いになってしまうので、上司や先輩などに対しては「何よりです」を使うのが良いでしょう。

もし「良かったです」を丁寧な表現にするなら、「よろしかったですね」や「よろしゅうございました」などが挙げられます。

「お目にかかれて光栄です」

「光栄です」は名誉に思ったり誇りに感じたりする気持ちを伝える表現です。

「光栄です」は相手を立てる言葉なので、上司や取引先など目上の人に対してしか使いません。

友達や部下などに対して用いるとひどく大袈裟な表現になってしまうので、気をつけた方が良いでしょう。

「何よりです」の英語表現


「何よりです」の英語表現としては、「I’m glad 〜」や「I’m happy 〜」といったものが適当でしょう。

またそれらを使用した例文としては、以下のようなものがあります。

I’m glad to meet you.(お会いできて嬉しいです。

「I’m glad 〜」は「〜で嬉しいです」や「〜で良かったです」という意味です。

なお「meet」と「see」はどちらも「会う」という意味がありますが、「meet」は「初めて会う」という意味が含まれている点に注意しましょう。

I’m happy to hear the news.(そのニュースを聞いて嬉しいです。)

「I’m happy 〜」も「〜で嬉しいです」や「〜で良かったです」といった意味で使われます。

まとめ この記事のおさらい

・「何よりです」とは「何よりも嬉しいです」を省略した慣用表現で、「何よりも素晴らしい」や「一番良い」という意味がある

・「何よりです」は丁寧語にあたるので、上司や先輩にも使うことができる

・「何よりです」よりも丁寧な表現は「何よりでございます」

・「何よりです」の言い換え表現としては、「良かったです」や「光栄です」といったものが挙げられる

・「何よりです」の英語表現は、「I’m glad 〜」や「I’m happy 〜」といったものが適当