敬語の正しい使い方について知っているつもりでいても、実は間違っている場合もあります。今回は「いずれにせよ」という言葉の意味と使い方、例文集をご紹介いたします。

「いづれ」ではなく「いずれ」 言葉の誤表記

「いずれにせよ」という言葉には表記が二種類あります。「いづれ」は、歴史的仮名遣であり、現在では使われていません。「いずれ」が正しい表記です。

「いずれにせよ」の意味「どうせ・どのみち」

「いずれにせよ」は、「何れ(いずれ)」という言葉からの派生語です。「いずれ」は不定称の指示代名詞では、「どれ」、「どっち」という意味であり、「いずれにせよ」は、選択肢に関係なく「どちらにしても」という意味です。

また、そこから転じて、ことの成り行きに関係なく同じ結果になるというニュアンスの「どうせ」・「どのみち」・「どっちみち」という意味でも使われます。

なお、漢字交じりの表記では「何れにせよ」となり、丁寧な同義表現は、「いずれにしても」や「いずれにしましても」です。

「いずれにせよ」の類語は「ともかく・さておき」

「いずれにせよ」の類語は以下のとおりです。

  • 話題を一時保留にしておき、別の話題に移る際の接続詞としての類語
    「それはともかく」、「それはさておき」
  • 「その物事がどういう結果になったとしても同じことになる」という意味の接続詞としての類語
    「どっちみち」、「どっちにしても」

「いずれにせよ」の使い方、使う場面

「いずれにせよ」は、話の本筋を切りかえたり、まとめる役割を持つ「展開の接続詞」です。

先行する文脈で示されたさまざまな意見に対して、最終地点へ導き、一応の結論を示すことを予告する言葉といえます。また、二つあるいはそれ以上あるもの、場所、時などの中からひとつを選ぶときに使う言葉です。

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ビジネスにおける「いずれにせよ」の例文集

「あの会社の製品を取り扱うのか、取りやめにするのか、いずれにせよ、早急な決断が必要である。」
「遅刻するにせよ、間に合うにせよ、いずれにせよ、連絡は一度差し上げます。」
「和食、洋食、中華、いずれにせよ、料金は同じとなります。」
「五反田、恵比寿、目黒、いずれにせよ、場所は来週決定いたします。」
「評価を上げるか、下げるか、いずれにせよ、明日には決めないといけないでしょう。」