ビジネスメール・手紙で使える文末の締め・結びの言葉【例文集】

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※この記事は2019/03/07に加筆・修正をいたしました。

ビジネスメールを書くときは、書き出しも重要ですが、同じくらい終わりも肝心です。
結びの言葉を書かず、用件をいいっぱなしで終わるのは、メールを受け取る相手にとって印象のよいものではありません。

ここでは、ビジネスメールの文末の締めや結びの言葉のフレーズ、例文を解説します。

また以下ではメールや手紙など、ビジネスで使う言葉の使い方や注意点について解説しています。合わせてご覧ください。
社会人のためのビジネスメールの書き出しフレーズ・例文集 30選
ビジネスシーンで使える!「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」敬語一覧
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ビジネスメールの締め・結びの言葉 いい回し例

適切なビジネスメールの締め・結びの言葉は、相手との関係やメールの内容、シチュエーションによって変わってくるものです。
TPOに合わせて使い分けられると尚よいでしょう。

以下、結びの一文として使えるいい回しの例文集です。

※TPO=時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け

また、以下では面接の際のビジネスマナーや注意点について解説しています、これから面接を控えている方は合わせてご覧ください。

面接前にチャレンジしてみよう!!ビジネスマナーテスト【面接編】
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一般的な締め・結びの言葉

様々な場面で使える一般的な締め・結びの言葉です。

・今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・今後とも末永くお引き立てを賜りますよう、よろしくお願いいたします。
・今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

相手に返事をお願いする場合の締め・結びの言葉

・お手数ですが、お返事くださいますようお願いいたします
・お返事をいただけますと幸いです
・ご多忙のところ恐縮ですが、ご都合お知らせくださいませ
・大変勝手ながら、○○日までにご連絡をいただきますようお願いいたします
・恐れ入りますがご連絡賜りますようお願い申し上げます

相手に依頼をする場合の締め・結びの言葉

・ぜひご検討くださいますようお願い申し上げます
・ご意見を頂戴できれば幸いです
・ご多用中大変恐縮ではございますが、一度ご覧いただきますようお願いいたします
・大変ご無理を申し上げて恐縮ではございますが、何卒お力添えのほどお願い申し上げます

相手にお礼を言いたい場合の締め・結びの言葉

・メールにて恐縮ではございますが、以上、取り急ぎお礼申し上げます
・本来はお一人お一人伺ってお礼を申すべきところですが、略儀ながら皆様にメールにてお礼申し上げます
・皆様のご健康/貴社のご発展をお祈りして、取り急ぎお礼とさせていただきます
・メールにて失礼とは存じますが、重ねて感謝申し上げます。
・失礼かと存じますが、まずはメールにてご挨拶申し上げます。

上司や同僚に対して指示がほしい場合の締め・結びの言葉

・以上、○日までにご指示いただければ幸いです
・上記の件、内容に誤りがございましたらご指摘ください
・お忙しいところ恐縮ですが、会議準備の都合上、明日正午までにお返事のほどお願いいたします
・ご出張中のところ恐れ入りますが、帰社後にお目通しいただければ幸いです

相手にお詫びをしたい場合の締め・結びの言葉

謝罪メールの場合、冒頭でまず謝罪の言葉を述べます。しかし、メールの最後でも改めて謝罪の意を伝えることが大切です。

・以上、重ねてお詫び申し上げます。
・ご理解のうえご容赦くださいますよう平にお願い申し上げます
・ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます
・無理を承知で申しましてご迷惑のこととは存じますが、どうかお許しください
・誠に申し訳ございませんが、事情ご推察くださいますようお願い申し上げます
・このたびは、ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。
・このたびの件につきまして、謹んでお詫び申し上げます。
・何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

相手からの返事が不要である場合の締め・結びの言葉

・ご返信は不要です
・ご返信にはおよびません
・何かご不明な点がありましたらお知らせいただければ幸いです

相手の連絡に対する返事の場合に使える締め・結びの言葉

・取り急ぎ、確認のご連絡まで
・以上、取り急ぎメール拝受のご連絡申し上げます

「取り急ぎ」という言葉は、「忙しい中で時間を割いて、あなたのために返信しました」という印象を相手に与えてしまう可能性があります。緊急で何かを伝えたい場合は良いのですが、頻繁に使う言葉としてはふさわしくありません。

また、「ご連絡まで」という形も一般的に使われますが、目上の方に対しては失礼にあたります。文章は最後まできちんと書くことが丁寧とされているため、「取り急ぎ」や「ご連絡まで」「ご報告まで」といった言い方は返事をする相手を考えてつかいましょう。

「取り急ぎ」の言い換えとして、「まずは」という表現が使えます。以下のような言い方があります。

・まずは、ご報告を申し上げます。
・まずは、お礼申し上げます。
・まずは受け取りの確認とお礼申し上げます

伝言を頼みたい場合の締め・結びの言葉

・お手数ですが、◯◯様にもよろしくお伝え願います。
・恐れ入りますが、ご伝言のほど よろしくお願い申し上げます。
・末筆ながら、◯◯様にもどうぞよろしくお伝えくださいませ。

その他、さまざまな場面で使える文末の例

・今後とも何卒よろしくお願い申し上げます
・今後も変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます
・引き続きお世話になるかと存じますがよろしくお願いいたします
・以上、メールにて失礼いたします
・詳細は改めてご連絡いたします
・追ってお電話にてお伺いしたく存じますが、取り急ぎメールにてご連絡いたします
・以上、用件のみにて失礼いたします
・またお目にかかれることを楽しみにいたしております
・ご不明な点がございましたら何なりとお申し付けください
・今後も引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます
・今後とも末永くお引き立てを賜りますようお願いいたします
・今後も誠心誠意努力してまいりますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします

手紙やメールで使える 季節にあった結びの言葉の文例

四季が巡る日本では、季節の移り変わりにあった挨拶があります。手紙や文書だけでなく、ビジネスメールでも用いられます。

時節にあったぴったりのいい回しを選ぶのはなかなか難しそうに見えますが、基本的には季節に合ったフレーズに、「ご自愛ください」「よろしくお願いいたします」などの定型文をくっつけるだけでOKです。

最初は春夏秋冬の型に沿って、締めの言葉を覚えることをおすすめします。

慣れてくると、自分や相手の近況を織り込んだぴったりの結びが書けるようになってきます。

春にあうメール・手紙での結びの言葉

・春が近づくとはいえ、まだまだ寒さが残っております。どうかご自愛くださいませ
・新年度も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
・お花見の季節、お忙しい毎日かと思われますが引き続きよろしくお願いいたします
・連休が近づいてまいりました。楽しくお過ごしになりますようお祈り申し上げます

夏にあうメール・手紙での結びの言葉

・梅雨空の続く毎日ですが、ご自愛くださいませ
・蒸し暑い日が続きますが、お元気でお過ごしくださるようお祈り申し上げます
・今年は厳しい暑さが続いております。どうかお体に気を付けてお過ごしください
・しばらくは残暑が続くとのこと、お体を大切にお過ごしください

秋にあうメール・手紙での結びの言葉

・夏の疲れが出やすい時節、体調を崩されませんよう
・朝晩冷える季節になってきました。お体にお気をつけてお過ごしください
・秋が深まる折、くれぐれもご自愛くださいませ
・紅葉の季節、お風邪など召されませんようお気を付けください

冬にあうメール・手紙での結びの言葉

・寒さいっそう厳しい折、ご健康にお気をつけてお過ごしください
・年末に向けご多忙の折ではございますが、ご自愛くださいませ
・皆様お健やかに新年をお迎えになりますようお祈り申し上げます
・本年も何卒変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます

締め・結びの言葉についてのまとめ

ビジネスメールを書くときには、取引先やクライアントへのメールだけでなく、社内や部内のメールにおいても、結びの言葉をきちんと選んで書くことが大切です。
最初はぴったりくる結びの文例を選ぶのに悩むかもしれませんが、一度文例を身につければ簡単です。しっかりと相手に自分の気持ちや意図が伝わる結びの言葉で、ビジネスメールを締めくくりましょう。

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