「緊張しい」とは 特徴や克服法 意外と多いメリットなどを解説

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「緊張しい」は、主に関西地方で使われ「緊張しやすい人」のことをいいます。関西人に限らず、「緊張しい」はできれば克服したいものです。

この記事では「緊張しい」について特徴や克服法を解説します。「緊張しい」には意外とメリットもあるのです。

緊張しいとは関西系の言葉

関西方面のいい回しで「緊張しやすい」という意味の言葉です。特徴的なのは緊張することを悲観したりせず、愛嬌と柔らかい親しみを含んでいるところです。

同じ使い方で、「勉強しい」「自慢しい」などがありますが、いずれも名詞の語尾に「~しい」を付け、言動が顕著な人をいう時に使っています。

標準語の「淋しい」「楽しい」といった時の「しい」は形容詞なので、それとは基本的に異なります。

緊張しいの特徴

「緊張しい」といわれる人の特徴をあげて解説します。

いい意味でまじめな人

いい意味で「まじめな人」は緊張しいの傾向があります。いい意味というのは、物事を正面から捉え、真剣に取り組もうとする姿勢をいいます。
時に「まじめ」が融通の利かない堅物といった悪い意味に捉えられることもありますが、そういう人たちとは異なります。

真剣に取り組もうとすればするほど気になるのは結果です。うまく行かない場合はどうしようとか、失敗しやしないかと余計なことを考え緊張感を呼び込んでしまう傾向にあります。

まじめさが高じた不器用な人

不器用というのは、まじめさが高じて結果に執着するあまり、いろいろなアプローチ方法があることを忘れてしまうことです。「適当」という言葉がありますが、状況に応じて適宜変更すればいいのですが、それができないのが不器用な人なのです。

現実社会で起こる物事は、数学の計算式のように「こうすれば必ずこうなる」というものではありません。常に変化に富んだものという認識を持ち、その場その場で起こることに「適当に」対応していく器用さが求められます。

 

周りの評価が気になる人

緊張しいの共通した特徴で、評価を気にするという傾向があります。
誰だって、やったことに対して「よくやった!」という好評を期待するのは当たり前です。しかし、この期待が行き過ぎると緊張をもたらします。

気にするなといえば、余計に気にするというのが緊張しいの特徴です。しかし、ここは考えを切り替え、人間のすることすべてに高評価を得るなんて無理と開き直りましょう。

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失敗経験から不安を感じている人

失敗経験がトラウマとなり、また同じことを繰り返しはしないだろうかという不安で緊張を招いてしまう人がいます。反対に、失敗経験のない人はトラウマもなく、緊張することはないのかといったらそうではありません。

失敗経験のない人は世の中には存在しません。失敗する度にトラウマとなっていては、世界中の人が緊張しいになってしまいます。

失敗経験=緊張ではないのです。

緊張しない方法

自信がもてるまで準備をする

スポーツ選手を思い出すといいでしょう。負けてはいけない試合に臨む心境は、たとえばビジネスマンのプレゼン発表と同じかもしれません。
どちらも、「うまくできるか」「失敗しないか」そして「周囲の評価」と、緊張を高める材料は共通です。

しかし、緊張に打ち勝ち成功したスポーツ選手の声は、練習に練習を重ね克服したと語る人がほとんどです。

つまり「緊張する場面」を持つ人は、準備に準備を重ねることが最も大切だということです。

リラックス法などで身体面から改善する

緊張を克服する方法として、よく紹介されている身体面からのアプローチを紹介します。

つぼを押す
・神門(しんもん)手首の横じわの小指側の少し窪んだところにあります。
・合谷(ごうこく)手の甲側。親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあります。

参考:出沢井製薬・サワイ健康推進課『ストレスがラクになるツボ』

 

呼吸法
1、リラックスできる姿勢をとる。
2、鼻から息を4秒吸う。
3、4秒息を止める。
4、8秒かけて口を開けて大きく息を吐く。

参考:NHKオンライン『テストの花道・呼吸法』有光興記教授(駒澤大学文学部心理学科)

ポイントは、息を吸う時間と吐き出す時間が違いです。吐き出す方が倍の時間に注目して下さい。

緊張するとどうしても息苦しくなって息を大きく吸い込みがちですが、吐く方を長くすることで、自然と吸う方がコントロールされ呼吸が安定してきます。

緊張しいにもメリットがある

「緊張しい」はある意味、愛嬌と親しみを込めたいい方なので深刻にならないことが大切です。その意味で、「緊張しい」の嬉しいメリットを紹介しましょう。

緊張しいの人は集中できるタイプ

緊張しいの人は緊張しない人をうらやましく思うかもしれませんが、緊張しない人にも悩みがあるのです。

それは、緊張しない人は集中力に欠けるということです。いざとなっても、物事に集中できない人が実際にいます。

その点、緊張しいの人は、本番に向かってどんどん気持ちが集中していくことが自然とできるタイプです。いい換えれば、物事や課題を達成する時になくてはならない性格なのです。

準備に力を入れる事ができる

緊張しいのもうひとつの特徴は、本番に向けた気持ちの集中に合わせ、準備をしないと気が済まないタイプだということです。あれこれ頭の中でシミュレーションして準備するという特徴があります。

発表準備、試験勉強、会議運営などいろいろありますが、予定を立て当日に向けて準備をしっかりしていけるタイプで、これは緊張しいの人が持つ強力なメリットです。

緊張しいの英語表現

I get nervous easily.
直訳すると「私はたやすく神経質になる。」となります。get nervous easily は「あがり症」であることをいっています。

I’m feeling butterflies in my stomach.
「胃の中で蝶々を感じている」というのが、気持ちのざわつきを表現した英語独特の慣用表現です。

My heart is racing!
どちらかといえば、ドキドキ感をいっています。

緊張しいについてのまとめ

  • 「緊張しい」は、関西系のいい回しで「緊張しやすい人」という意味です。
  • 主な特徴は、まじめ、不器用、評価を気にする、失敗経験がある、などあげられます。
  • 緊張しない方法は、スポーツの練習と一緒であれこれ考えず、まずは納得のいくまで準備を怠らないことです。
  • その上で、身体的にツボを押さえたり呼吸法を工夫するといいでしょう。「緊張しい」は「緊張しい」ならではのメリットに気付くことです。
  • 他者にはない、「集中する」「準備を怠らない」というメリットのある性格です。