高卒で社会に出た場合、アルバイト経験もなく、初めて働くという人も多いでしょう。初めてお給料をもらうときは嬉しいはずです。高卒の初任給の平均はいくらかご存知ですか。

この記事では気になる以下の点について解説いたします。

  • 高卒の初任給の平均
  • 都道府県によって初任給が異なるのか
  • 初任給の高い業種、低い業種

他人と比べるのが良いかどうかは分かりませんが、世間の平均を知ることも大切です。高卒の初任給についてみていきます。

高卒の初任給平均

厚生労働省の『平成28年賃金構造基本統計調査結果(初任給)』によると、高卒の初任給は男女合計平均で161,300円です。これは前年より0.2%増加はしているものの、変化は少ないです。

また、男女別に見てみると、男性は163,500円、女性は157,200円です。

高卒の手取り給料

手取りとは「差引支給額」のことです。給与として会社からもらう金額が全て自分の銀行口座に入るわけではありません。給与明細には手当や差引額が詳しく書かれています。

支給額の例

基本給、時間外労働手当、資格手当、住宅関連手当、通勤手当、出張手当など

控除額の例

・社会保険と呼ばれる健康保険、雇用保険、厚生年金
・所得税、住民税

そして、「総支給額ー総控除額」が「差引支給額(=手取り)」となります。控除される額は基本給に応じて変わってくるため、いくらである、とはっきりとした数字は示せません。

しかし、初任給が全国平均161,300円だとすると、社会保険や所得税、住民税で3万円くらい控除されます。したがって、高卒の初任給の手取りは130,000円台が平均といえるでしょう。

高卒の初任給が高い都道府県

国内で最も高卒の初任給が高い県は東京都で、173,200円です。平均を11,900円も上回っています。職業の種類も多く、優秀な人材も集まりやすいことから初任給も他の地域に比べて高くなっているのでしょう。

関東圏や東海、関西圏、瀬戸内の地域では高卒の初任給の平均が160,000円台で全国平均と差があまりありません。

高卒の初任給が低い都道府県

国内全体に言えることとして、過疎化が進んでいる地域は初任給も安い傾向があります。

東北

初任給が140,000円台の都道府県は、北海道、青森、岩手、秋田、山形で、150,000円台は宮城と福島のみです。

宮城は仙台という都市があり、仕事も人も集まりやすいため、全国平均に近い158,100円が高卒の初任給の平均です。

山陰

鳥取県は149,800円と150,000円台を割っています。大学を機に関西や山陽へ出て、そのまま就職してしまうケースが多く、地元の若者人口は減っています。

そのため、街が活性化せず、高卒や大卒の初任給も他の地域に比べ低くなっていると考えられます。

九州

福岡県は大きな都市ですが、九州は全体的に初任給が低い傾向にあります。九州は元々物価が安いので、給与もそれに比例して安く設定されています。

初任給の数字だけで見ると、福岡でも155,700円と160,000円台を下回っていますが、実際の生活水準を考えれば、妥当な金額だと言えるでしょう。

沖縄

最も初任給が低いのは沖縄で、138,700円です。全国平均の161,300円に比べると22,600円も低くなっています。

離島であることや物価の安さを考えると多少減るのは分かりますが、それでも東京との格差は否めません。

高卒の初任給が高い業種

厚生労働省の調査によると、産業別に初任給の平均も異なっていることが分かります。

高卒で初任給が最も高い業種は、建設業で170,300円です。唯一170,000円台を超えている業種です。続いて、情報通信業が高くなっています。