無断欠勤とは 無断欠勤をした時に起こることや対処法を詳しく解説

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無断欠勤すると、会社から信用を失い、仕事にも支障がでます。社会人として絶対にしないほうがいいことです。

この記事では無断欠勤とは、無断欠勤を行なってしまった場合の結果、無断欠勤してしまった場合の対処法について解説いたします。

無断欠勤とは連絡なしに休むこと

無断欠勤とは、事前の連絡なしに会社を休むことです。電話にも出ず、メールにも返信しない無断欠勤は社会人としてやってはいけない行為の一つでもあります。新入社員はまだ社会人としての自覚が伴っておらず、無断欠勤をする社員の率が高いです。

無断欠勤の理由は人それぞれで、職場のストレスや仕事における悩みが積もりに積もって爆発してしまった場合もあります。世代を問わず、社会人にとっては身近な問題でもあります。

また、どうしても連絡がつかない場合、会社から身元保証人に連絡が入ることもあります。一番の理由は安否確認です。通勤途中での不慮の事故や普段のストレス、悩みからその社員の身を案じてなどいくつかのケースが考えられます。

無断欠勤の結果

無断欠勤をしていいことは一つもありません。社会人として失格といわれる行動の一つだからです。無断欠勤をした場合、具体的にどのような結果が待っているのか解説します。

減給されることがある

まず、その日分の給料が出ません。無断欠勤している本人が事前に有給休暇の申請をしていなければ、給与は発生しません。

無断欠勤に対して、給与を減給される場合もあるので注意が必要です。これは法律的にも認められています。減給は懲戒処分の一つであるため、就業規則にきちんと明記しておく必要があります。

また、減給金額も決まっており、平均賃金の1日分の半額以下です。もし規則違反や無断欠勤を繰り返したとしても、減給総額は月給の10分の1以下という決まりもあります。

解雇になることもある

あまりに無断欠勤が多く、連絡がつかない場合は解雇になることもあります。とはいえ、社員である限り、すぐに解雇できるわけではありません。

労働基準法では以下のような決まりがあります。

事業主が労働者を解雇する場合、少なくとも30日以上前に解雇予告をするか、30日分以上の平均賃金である解雇予告手当を払う必要がある。

一方で、以下のような行政通達という規則も存在します。

原則として2週間以上正当な理由なく無断欠勤し、出勤の督促にも応じない場合には諸葛燈籠基準監督署長の認定を受けた上で即日解雇できる

2週間以上無断欠勤が続いているからといって、いきなり解雇予告通知を送ると手続き不当だと会社側が訴えられる可能性もあります。

人事部は事前に「一定期日までに連絡が取れない場合には、就業規則の定めに基づいて解雇手続きを行う」という旨を通知し、解雇手続きを進めるのがいいでしょう。

会社からの信用を失う

ビジネスは相手ありきのことが多く、社内であっても信頼関係の上に仕事が成り立っています。無断欠勤となると、一気に信用は崩れ、仕事は滞ります。他の社員や取引先に迷惑をかける行為を行う人と信頼関係が築けなくなってしまいます。

また、上司からも「無断欠勤するような社員」というレッテルが貼られ、査定に響くこともあります。それにともない、無断欠勤が度重なると出世も見込めなくなります。

信用は目に見えない分、取り戻すまでには相当な年月がかかります。

無断欠勤をしてしまった時の対処

なるべく早くメールでも連絡する

「そもそも電話できるなら無断欠勤はしない」という主張もあるかもしれません。しかし、そのまま放置するのは絶対によくありません。

事故にでもあったのでは、と心配している人もいます。実家や身元保証人に連絡が入ることもあり、おおごとになってしまう可能性もあるのです。

そうなる前に、メールでも構わないのでとにかく一報いれることが肝心です。欠勤したことに対する謝罪だけでも、メールで送るのが社会人として当たり前の行動です。

また、下手な言い訳はせず、正直に理由を伝えるのも大切です。嘘はすぐにつじつまが合わなくなります。

会社からの電話には出る

もし上司から連絡が入った場合は嫌だなと思っても電話に出てください。その日は休んだとしても、いつかその会社に行かなければならない日が必ず来ます。電話に出ず、会社からの連絡に応じないとなるとますます行きづらく、仕事もしにくくなります。

心理的につらくて会社に行けない場合もあるかもしれませんが、そこはぐっと我慢して電話に応じるようにしましょう。

出勤したら上司と同僚に謝罪

欠勤後、次に出勤した際には上司と同僚にきちんと謝罪しましょう。

メールではなく、直接顔を見て口頭で謝罪しなければなりません。「電話で謝罪したのだから」と口頭で謝罪しないと社会人としては常識に欠ける行為になってしまいます。

上司だけではなく、一緒に仕事をしている同僚や欠勤したことで迷惑をかけた人全員に謝る必要があります。上司だけに謝罪して同僚はほったらかしとなると、同僚からの印象が悪くなり、その後の仕事に影響が出てしまいます。

起こってしまったことは仕方ありません。しかし、次の出勤日に謝罪をするかしないかで印象が随分と変わります。社会人として、きちんとした対応をする必要があります。

無断欠勤についてのまとめ

  • 無断欠勤とは、事前に連絡なしで会社を休み、連絡にも取り合わないこと
  • 無断欠勤は社会人として絶対やってはいけないこと
  • 無断欠勤をした場合にはそれ相応の処罰がある場合がある(減給、解雇の可能性もある)
  • 無断欠勤は信用を失うので、その後の仕事にも影響する
  • 無断欠勤してしまった時の対処法として、なるべく早くメールだけでも連絡を入れ、電話がかかって来た場合には嫌でも応じること
  • 無断欠勤した次の出勤の際には上司をはじめ、同僚など迷惑かけた人全員にきちんと口頭で謝ることが肝心