【褒め言葉?】ポテンシャルが高いはいい表現?ポテンシャルが高い人の特徴・高める方法・言い換え表現などを解説

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この記事では、「ポテンシャル」の意味や使い方、特徴、高める方法などについて考察します。

「彼はポテンシャルが高いね」という表現をよく耳にします。最近では「ポテンシャル採用」などの用語も登場し、転職や就職活動において重要なキーワードになっています。しかし、漠然とした意味はわかってもその正しい意味を理解して使っているでしょうか?

「ポテンシャル」はビジネスシーンでも使われる言葉です。この記事を通して、「ポテンシャル」の意味や使い方、高める方法などを理解して、ビジネスや就職活動を効果的に進める知識としてお役立てください。

ポテンシャルの意味とは|ポテンシャルが高いと言われたら

「ポテンシャル」とは、「可能性としての力」「潜在する力」の意味です。英語の「potential」のカタカナ表現で、「potential」は、ラテン語の「力」や「可能」の意味がある「potent」が語源になっています。

また、ポテンシャルは、物理学の用語にもなっています。物理学では、「ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)」とも呼ばれ、少し難しくなりますが、U=mghという式で求められます。

例えば、野球ボールを想像してみてください。野球ボールを持って、手から離すとボールは地面に落ちますね。この時、野球ボールにはボールの重さ(m)と重力加速度(g)、そして手と地面までの高さ(h)を掛け合わせた力が加わっています。

これが、ポテンシャルエネルギーです。つまり、地面から近ければポテンシャルは低く、ボールが上にあれば高くなります。簡単に言えば、ポテンシャルエネルギーは重力のする仕事の能力です。

このことから、一般的な仕事においてもポテンシャルという言葉が使われるようになったとも考えられています。

ポテンシャルが高いと言われたら「褒め言葉」として受け止める?

上記のポテンシャルの意味のように、ポテンシャルはいい意味として使われます。

目に見えない能力を指すことも多いので、ポテンシャルが高いと言われても「本当に褒めてるの?」と思うところですが、褒め言葉としてしっかりと受け止めていいでしょう。

ビジネスシーンでは客観的な数値ももちろん大切ですが、日々の努力、社内外問わず気遣う思いやりなど、見えない部分もからも上司や社内の仲間に「信頼」というポテンシャルを感じさせます。

ポテンシャルが高いと言われたら素直に喜び、ポテンシャルが高いと思う人の行動を見習っていきましょう。

ポテンシャルの使い方や例文

ポテンシャルは、人や物に対して今後の成長や発展が期待される場合に使われることが多くなっています。「ポテンシャルが高い」「ポテンシャルを発揮する」「ポテンシャルがある」などさまざまな表現で使われます。

例文
  • 今度の新人はかなりポテンシャルが高そうですね。
  • ピンチになれば、きっと彼はそのポテンシャルを発揮するはずです。
  • 使い捨てでないポテンシャルのある商品の開発が不可欠です。
  • 部下のポテンシャルを引き出せる上司こそが、理想の上司と言えるでしょう。
  • 地味なタイプの彼女ですが、とんでもないポテンシャルを秘めている気がします。

ポテンシャルが高い人の特徴

今後の成長などが期待されるのが「ポテンシャルの高い人」ですが、具体的にはどうような人のことを指すのでしょう。ここでは、ポテンシャルの高い人に見られる特徴をいくつかあげてみましょう。

分析力がある

さまざまな情報が氾濫する中、必要な情報を収集し正しく分析する力が求められています。フェイクに惑わされることなく冷静に判断できることこそが、ポテンシャルの高い人の大きな特徴のひとつです。

また、情報だけでなく自己分析が的確におこなえることも重要な要素です。自分が今できることできないこと把握し、自分に足りないものは素直にアドバイスやサポートを受け、対応していきます。

行動力がある

分析力があっても、それが結果に現れなければ意味がありません。ポテンシャルの高い人は、分析したものを具体的な形にするために、計画し実行していきます。実行することで問題点も把握できるのです。

まさにトライ&エラーを積極的にできる人は、ポテンシャルが高いと言えます。さらに、関係する人々を説得し、同じ方向に導くことも大切です。自然と周りがついてくる。そんな力もポテンシャルのある人の特徴と言えます。

成長意欲がある

ビジネスにおいて「仕事をそつなくこなす」ことは重要ですが、それに満足しては成長できません。ポテンシャルの高い人は、好奇心や探求心が旺盛で、常に高い目標を持っていますひとつの結果に満足せずに成長意欲が高い人です。

成長意欲が高いからこそ、失敗にくじけることなくポジティブに進むことができるのです。自分に自信を持ち、常に高みを目指す姿勢が感じられるのも、ポテンシャルの高い人の特徴です。

責任感が強い

他人の意見や自分の気分で仕事を途中で棚上げにしたり、投げ出したりする人は、周りからの信頼も薄くなります。逆に自分に自信を持ち、最後までやり抜く責任感の強い人なら、安心して仕事を任せられるでしょう。 責任感もポテンシャルの高さを大きく左右する要素です。ビジネスにおいては、ひとつひとつの言動に責任が生じるといっても過言ではありません。ポテンシャルの高い人は、この責任感も強い傾向にあります。

コミュニケーション能力が高い

ビジネスシーンでは、さまざまな人との付き合いが不可欠です。その中には当然苦手なタイプの人もいるはずです。そして、苦手な人ほど、重要なキーマンだったりするものです。ポテンシャルの高い人は、コミュニケーション能力が高いのも大きな特徴です。

さまざまな年齢や立場の人と上手にコミュニケーションをとることができれば、ビジネスの幅が大きく広がります。

ポテンシャルを高める方法

ポテンシャルを高める方法を実践する前に、まず自分の能力を高めたいという強い意志を持つことが必要です。なぜなら、中途半端な気持ちでは自分に秘められたポテンシャルを引き出すことはできません。

ポテンシャルを高めるという強い気持ちで、以下の方法を実践すれば、なからず良い結果を得ることが」できるはずです。ここでは、ポテンシャルを高める3つの方法を紹介します。

具体的な目標を設定する

ポテンシャルを高めるためには、「金持ちになる」「社長になる」のような漠然とした夢でなく、「月売上3000万円」「TOEIC800点」など具体的な目標を設定します。目標が具体的になることで達成方法が明確になります。

具体的な目標に向けて、「いつまで」「どうように」を自分で考え日々の行動計画を作成します。実践過程で不具合があれば、修正することも大切です。ただし、どう考えても不可能な目標は逆にストレスになるだけですから、目標設定は可能な範囲でおこないましょう。

苦手なことや難しいに挑戦する

自分の好きなことや得意なことをやるのは誰でも楽しいでしょう。しかし、ポテンシャルという観点から考えると、そこに可能性は見いだせません。苦手なことや難しいと思えることに挑戦することこそが、ポテンシャルを引き出す可能性があるのです。

「苦手だから」や「自分には難しすぎる」と、あきらめていることは多いはず。今まで自分がチャレンジしなかった所に、ポテンシャルは潜んでいるのです。自分の垣根を打ち壊してみることも大切ですよ。

きちんと分析する

ポテンシャルを高めるためには、日々実践したことを振り返り分析することも大切です。頭だけで考えるのではなく、ノートに書き留めましょう。そうすることで、より客観的な分析が可能になります。

分析する際には、「このまま継続すること」「解決すべきこと」「解決する方法」の3つ項目に分けて書き込むのが効果的です。このように問題を客観的に分析することで、失敗もポジティブにとらえることが可能になります。

ポテンシャル採用とは

最近、人事に関して「ポテンシャル採用」という言葉をよく耳にします。ポテンシャル採用とは、応募者の経験やスキルで判断するのではなく、その人の素質や可能性を重視する採用方法です。

ポテンシャル採用が注目されている背景には、労働力不足があります。即戦力で中途採用は難しく、新卒の優秀な学生の採用は激戦化しています。つまり、職歴や成績だけで採用すること自体難しくなっています。

また、ポテンシャル採用は、従業員の多様化や若返りなどの社内改革にも効果的です。大手IT企業などでは早い段階でポテンシャル採用していますが、現在は、会社のイノベーションを推進したい中小企業も積極的に取り入れています。

ポテンシャルの言い換え表現

ポテンシャルの言い換え表現としては、「のびしろ」「潜在能力」「可能性」「素質」などがあげられます。

のびしろ
  • 意味 
    まだ能力を出し切ってなく、成長する余地があること。
  • 例文 
    若くしてトッププレイヤーに上り詰めた彼には、まだまだのびしろがあります。

潜在能力(せんざいのうりょく)
  • 意味 
    外からは見えないが内部に秘められた能力のこと。
  • 例文 
    潜在能力が高い若手がそろっているあのチームは、近いうちに必ず優勝するでしょう。
可能性(かのうせい)
  • 意味 
    物事が実現できる見込み。潜在的な発展性。
  • 例文 
    デザインを刷新すれば、まだまだ売り上げが伸びる可能性は十分にあります。
素質(そしつ)
  • 意味 
    生まれつき持っている性質。
  • 例文 
    人気芸能人の彼は、おさないころから人を笑わせる素質があったようです。

ポテンシャルの英語表現

ポテンシャルの英語表現は、そのまま「potential」です。場合によっては「有望な」という意味の「promising」を使うこともあります。

例文
  • He is a young athlete with great potential. 
    彼は大きなポテンシャルを秘めた若手アスリートです。
  • She is a very promising young pianist. 
    彼女は、有望な若手ピアニストです。

まとめ この記事のおさらい

  • 「ポテンシャル」とは、「可能性としての力」「潜在する力」の意味。
  • ポテンシャルの高い人の特徴は、「分析力がある」「行動力がある」「成長意欲がある」「責任感が強い」「コミュニケーション能力が高い」など。
  • ポテンシャルを高める方法には、「具体的な目標を設定する」「苦手なことや難しいに挑戦する」「きちんと分析する」などがあります。
  • ポテンシャル採用とは、応募者の経験やスキルで判断するのではなく、その人の素質や可能性を重視する採用方法。
  • ポテンシャルの言い換え表現は、「のびしろ」「潜在能力」「可能性」「素質」など。
  • ポテンシャルの英語表現は、「potential」。「有望な」という意味の「promising」を使うこともあります。