退職理由は、考えれば考えるほどネガティブになるものです。しかし、大人のマナーとしては、本音と建前の使い分けが必要です。

ここでは、退職理由としてよい例、よくない例などを解説します。

退職は、ネガティブな理由から考えるのは当然です。それをポジティブな理由にかえて、次のステップに気持ちよく進みましょう。

退職理由として相応しい理由

面接での採用担当者が退職理由を聞く理由を分析すると、退職理由としてよい例、よくない例が見えてきます。

面接で退職理由を聞くのは、会社員としての適性を見極めるためですが、特に以下のポイントを意識しています。

  • 忍耐力のある人(すぐに辞めてしまわないか)
  • スキル、専門知識のある人(仕事への考え方が甘くないか)
  • 人間関係をうまくやれる人(自社の社員、風土になじむか)
  • 意欲のある人(仕事でのストレス耐性があるか)

退職の理由としてよい例とその理由

退職の理由としてよい例がいくつかあります。以下の点をぜひ参考にしてみてください。

また、退職の理由についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
仕事を辞めるための退職理由のいい例、よくない例 例文と解説
退職理由の伝え方 ネガティブな理由をポジティブに伝える方法
退職理由の回答例 マイナビ

退職の理由としてよい例1:「キャリアアップ」

自分のキャリアパスをしっかり持っている人は、未来を見据えているので好印象です。

この時、前の会社ではできなかった仕事内容を、次の会社ではどのように実現でき、会社へも貢献できるかまで説明できるとなおよいでしょう。

本音では、年収アップを狙っての転職だとしても、このような建前に言い換えることもできます。

退職の理由としてよい例2:「優秀な人が多い環境で働きたい」

多くの人とともに働く意思を示すことで、採用担当者が考える転職者の人間関係への不安が減るかもしれません。

前の会社で個人の成果を数字で重視する傾向があったり、チームプレイを必要としない職場であった時には、具体的な例をあげて退職理由を話すと説得力があります。

上司や周りの人との人間関係が嫌で退職を決めた人は、このような言い換えも有効です。

退職の理由としてよい例3:20代前半は「成長したい」、30代以上は「経験を生かし貢献したい」

転職理由は、年齢によってニュアンスが違います。社会人歴の浅い若い人には、即戦力というよりも、これからの成長に期待するものです。

また、30代以上では、すでに仕事のスタイルが確立されていると見なされ、即戦力としての活躍を期待します。

退職の理由としてよくない例とその理由

退職の理由としてよくない例がいくつかあります。以下の点をぜひ参考にしてみてください。

退職の理由としてよくない例1:セクハラ・パワハラ

セクハラやパワハラが実際にあったとしても、退職理由にこの言葉を直接的に使うのは避けましょう。

実際のことを知らない採用担当者は、感情的になりやすい人かもしれない、とか本人にも非があったのではないかと思うかもしれません。

退職の理由としてよくない例2:会社の将来性

会社の将来は、誰にもわかりません。それゆえに、転職で会社を変わったからといって、変えられるものではありません。

むしろ、会社への依存の高さが露呈し、意欲や行動力を疑われることになりかねません。

退職の理由としてよくない例3:残業の多さ、待遇の悪さ

雇用される側にも守られるべき権利はありますが、権利ばかり主張するのも考えものです。しっかり義務を果たしたうえで権利を主張するのは構いませんが、主張する人は義務を果たしていない場合が多いと思われがちです。

また、会社としては、面接の場で権利を保証するのは難しいので、採用担当者には好印象を与えられないことが多いでしょう。他のポジティブな言葉に置き換えるのがベターです。

たとえば、残業の多さを「もっと生産性の高い職場がいい」として、仕事内容に結びつけて説明できれば好印象になるでしょう。

円満に退職できる理由の例

退職しようとする会社では、まずは直属の上司に退職を伝えなくてはいけません、この時も上司の気分が悪くなるような退職理由はよくありません。自己都合で、前向きな退職理由を強い決意で話しているのが伝わるようにしましょう。

また、円満に進めるには、今の上司や会社への感謝の気持ちも一言添えると好印象です。前向きな理由でない時には、改善提案や配置換えなどで引き止められる場合もあります。

「やりたいことがある」という強い意志と「この会社では実現できない」という現実を結び合わせて退職理由とすると、上司への説得力が増します。

例文

「この会社では、営業の基本から教えていただき感謝しております。勝手なのはわかっておりますが、自分のキャリアを考え、将来的には介護関係の仕事をしたいと考えております。そして、そのためにはそろそろ、その業界での経験が必要だと考えました。しかしながら、今の会社ではそれが厳しく、どうしても介護に特化した仕事ができる企業に転職したいと考えているため、退職をご了承いただければと思います。」

最終手段は「一身上の都合」

「一身上の都合」として、退職理由を説明しないというのもひとつの方法です。

必ずしも説明しなければいけないものでもないので、あまりに追求されるのであれば「個人的な理由なので、お話しできません。」としましょう。それでも食い下がって聞いてくる上司がいれば、あなたを相当な戦力として考えているか、自らの保身かもしれません。

声のトーンなどの話し方、言葉の選び方に気をつけながら、円満に退職できるように強い意志表明で説得しましょう。

円満退職のために上司へ理由を伝える時の4つのポイント

上司へ退職理由を伝える際の4つのポイントは以下の通りとなります。

① 必ず、対面・口頭で伝える。
メールではあまりにも一方的のため、社会人のマナーとしてメールはNGです。
② 「相談があります」ではなく、「お話があります」という。
相談だと引き止められる可能性が高くなります。
③ 人目につかないところで話す。
そのためには、メールで上司とアポイントメントをとるのがベターです。
ただし、メールでは内容が退職の話であるのは伏せましょう。上司が身構えて、話が進めにくくなります。
④ 転職先は決まっていたとしても、退職願が受理されるまで伏せる。
取引先だったり、個人的な知り合いがいたりする時には、圧力をかけられる可能性があります。

また、円満退職についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

会社や仕事を退職する際に注意するべき点と円満退職するための方法
円満退社とは何か、円満退社の退職理由や、切り出し方を解説
円満退職の方法 マイナビ

退職理由に関するおさらい

退職理由に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 退職理由には相応しいものとそうでないものがある
  • 退職理由として相応しいのは、キャリアアップや優秀な人と働きたいとの未来を感じさせる理由、また、20代前半は「成長したい」、30代以上は「経験を生かしたい」とすると、キャリアパスが感じられるいい理由になる
  • 退職理由として相応しくないのは、セクハラ、パワハラ、会社の将来性、待遇の悪さなどネガティブな言葉をそのまま使う理由
  • 上司に退職を切り出し、理由を説明する時には、強い意志と「この会社では実現できない」という現実を結び合わせて退職理由とすると、上司への説得力が増す

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