「つきましては」の意味

「つきましては」の漢字表記は「就きましては」となり、「就いては」の丁寧な表現になります。
「〜に関して」という意味で使用する場合と、文頭に置き「そこで」「従いましては」という意味で使用する場合があります。

つきましては目上の人に使えるのか?

丁寧な表現なので、目上の人にも公式な文章にも使える言葉でしょう。

「つきましては」の2つの使い方

「〜に関して」という意味の「〜につきましては」

前文の事柄を説明する場合に、「〜に関しましては」と同じ意味合いで用いられます。
事柄を指す場合に用い、対象が人なることはありません

例えば、「この件に関しましては」という表現は「この件につきましては」といいかえられます。
「〜に関して」のより丁寧な表現と認識しておきましょう。

「表記の件につき、」という表現も、形式的な文章語として、主に公的な文書などで用いられます。

「そこで」という意味の「つきましては、〜」

文頭で用いる場合は、「そこで」「そのような事情で」と同じ意味合いで用いられます。

「つきましては、感謝の気持ちを込めて~」のように、前文の内容を受けて結論を展開します。前文から改行すると、わかりやすく、また読みやすくなるでしょう。

文頭に置く「つきましては」は、大半が案内文書や挨拶状の最後の段落で使われます。

「つきましては」に似ている表現

ビジネスシーンでは、「つきましては」に似た表現を使わい分けることが多いでしょう。それぞれ似ていますが、「つきましては」とはまったく同じ使い方ではないので、注意しながら使うのがいいでしょう。

おかれましてはの使い方

「おかれまして」という言葉は、「おいて」を丁寧にした「おきまして」に、さらに尊敬の助動詞を加えた表現です。
つまり、「おいて」の尊敬表現になります。

「つきましては」と同様、「〜に関して」という意味合いで、相手に関する事柄を述べるときに使われます。主に、ビジネス文書において、文頭の挨拶に使われるでしょう。
「つきましては」が事柄を指すときの丁寧な言い回しであるのに対し、「おかれましては」は人や会社を対象とした尊敬語として用います。
また、対象が自分側の場合は「おきましては」となります。

「貴社におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」は、定型文としてビジネス文書の添え状などに用いられます。

「○○様におかれましては~」は、最大の敬意を示したい相手に使用する非常に丁寧な表現です。

したがいましてはの使い方

「したがいましては」は、漢字で書くと「従いましては」になります。「ついては」を丁寧に表現しており、それゆえ、そこでなどの意味になります。前文を受けて文頭に使う「つきましては」と同じように使うことができます。

・A店とB店の場所が近いために、売り上げがよくないと考えられます。したがいましては、統合を視野に入れて来期の計画を立てます。

「したがいましては」はより硬い印象があるとともに、後半部分を強調するニュアンスもあるでしょう。

「つきましては」の類語

「つきましては」を使う位置別に、類語をまとめます。

文頭に使うつきましてはの類語

「したがって」、「それゆえ」、「そういうわけで」、「ですから」などが類語として使えるでしょう。

文中に使うつきましてはの類語

「~に際して」、「~するにあたり」、「~に当たって」などがあります。