「案件」とは?ビジネス・ネット用語での意味、言い換えなどを解説

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「おい、あの案件どうなってる?」「いい案件があるんだけど、どう?」など、ビジネスシーンでよく使われている「案件」という言葉。「あの件」や「例の話」と言うよりも「あの案件」と言った方がビジネスマンらしく、より仕事ができそうなニュアンスなので、とりあえず使っているという人も多いようです。

この「案件」には3つの意味があり、それぞれ使い方が異なります。そこでこの記事では、実は複雑な「案件」という言葉について解説します。

「案件」とは(言葉の意味・概要)


「案件」には、大きく分けて3つの意味があります。

まず1つ目が「現在、問題として挙がっている事柄(現在進行中)」、2つ目が「今後、調査・審議をすべき事柄(未来形)」、3つ目が「訴訟事件」です。

基本的には、ビジネスシーンで使う時には1つ目の「現在、問題として挙がっている事柄」を指すことがほとんどで、3つ目の「訴訟事件」に関しては、裁判官や弁護士など法律に携わる仕事をしていない限りは使用することはありません。

「案件」は主にビジネスシーンで使う言葉


やはり代表的な場面というと、ビジネスシーンです。会議で議題に挙がった問題について後日話題にする際、「先日の案件」「あの案件」などと表現するのが代表的な使い方です。

一方「今後、調査・審議しうる事柄」という意味合いの「案件」は、これから検討する課題に対して未来形で使用されます。具体的には「求人案件」や「案件情報」が代表的です。

この場合、「求人案件」は就職活動の際に検討しうる「募集中の求人」を指しますし、「案件情報」は提示された案件の中から自分が気に入ったものをこれから選ぶ、という未来へ向けたスタンスで使用します。後者はビジネスシーン以外で使用することも可能ですが、実際にはほとんど使われていません。

「案件」を使う際の注意点

「案件」を使う際の注意点は1点のみ!「日常生活で頻繁に使用しないこと」です。

「案件」というとどうしても堅いイメージがある言葉ですので、日常的に使用するには不向き。普段仕事をしている相手に使用すると、プライベートであっても仕事の延長のような…あるいはそうでない相手に使用すると少々カッコつけているような印象を持たれてしまう可能性が大いにありますので、注意が必要です。

そういったことを総合すると、ビジネスマンらしく「案件」と使用するのは、仕事中だけにしておくのが無難です。

「案件」の言い換え表現

一般的な「案件」の言い換え表現としては「問題」「課題」「事例」「タスク」「ミッション」などさまざまなものが挙げられます。どれも同じような意味合いで使用することができますが、いずれにせよビジネスシーンで使用するのが一般的です。

「案件」の例文

【現在、問題として挙がっている事柄】
・「先日の会議で取り上げた例の案件ですが、来週中には必ず返答するようにと取引先から連絡がありました。」
・週末はひたすら案件処理に負われていたが、先週から進行している案件がまだ3件も残っている。
【今後、調査・審議をすべき事柄】
・「大量求人案件アリ!興味のある方は、ぜひご連絡ください!」
・手軽なアルバイトを探していたら、ちょうどいいモニター案件があったので、参加することにした。
【訴訟事件】
・あの案件については、先日やっと示談が成立したところだ。

別の意味での「案件」


案件は上記以外の場面でも使われることがあります。そこでこの項目では、別の意味での案件について2つ取り上げました。

ネット用語の「案件」

ネット用語における「案件」は、気分が高まった時や周囲に伝えたいことを誇張したい際などに使われます。

例えば「女優の○○さん可愛すぎる案件」「お笑い芸人○○の特集大笑い不可避案件」といった具合です。

また「女優の○○さんが可愛すぎる件について」や「お笑い芸人○○の特集が大笑い不可避の件について」のように、「〜件について」も同様の意味で使われることがあります。

YouTubeやInstagramの「案件」

YouTubeやInstagramの「案件」は、企業がYouTuberやInstagramerに依頼して自社商品を紹介・宣伝してもらうことです。YouTuberとはYouTubeにて、InstagramerとはInstagramにて活動的に投稿活動を行う人や組織のことです。

紹介・宣伝してもらうために、企業は広告宣伝費を支払います。広告宣伝費の相場は数万円から数千万円とかなり幅がありますが、これはYouTuberやInstagramerの宣伝力や影響力が大きく関わってくるからです。

例えばYouTuberの登録者数が多ければそれだけ広告できる機会が多くなりますし、Instagramerの投稿の再生数が多ければその分宣伝効果も高まることでしょう。テレビCMや該当広告などよりも安価に広告することができるので、企業にとってもそれは大きなメリットです。

案件はまず企業が依頼をしたいYouTuberやInstagramerにDMなどを通して連絡を取り、そこから詳細な条件などを決めていきます。条件がまとまれば契約し、実際に紹介・宣伝してもらうという流れです。

ただし炎上やスキャンダルなどを起こすとその企業や商品のイメージも悪くなってしまう恐れがあるので、その場合のことも明記して契約を結んでいる企業も少なくありません。

「案件」を使った英語表現


「案件」を英語で表現すると「item」や「matter」といった単語で表されます。

・We have many items to discuss today.
「今日中に話し合わなければならない案件がたくさんある。」
・We update a job information matter today.
「本日、職業案件を更新致しました。」

まとめ

「案件」には、主に3つの意味があります。

それぞれを簡単に表すと「現在進行中の事柄」「これから検討しうる事柄」「訴訟事件」の3つです。3つ目の「訴訟事件」は特別ですが、それ以外はビジネスシーンで使われることがほとんどです。

ビジネスマンらしいかっこいいニュアンスですが、プライベートで使用するのは避けた方がベター。「案件」の言い換え表現も含め、日常生活で使うには固すぎる表現となります。