鈍感力の意味 メリットとデメリット 鈍感力を鍛える方法を解説

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一昔前までは鈍感であることは、動きが遅い、のろま、鈍い、などあまりよいイメージはなかったかもしれません。

しかし、時代と共に鈍感という言葉に対する捉え方が変わってきています。

この記事では、「鈍感力」について以下のような点を解説いたします。

この記事の内容
・鈍感力の意味
・鈍感力のメリットとデメリット
・鈍感力を鍛える方法

鈍感力の意味

鈍感は元々、感覚や反応などが鈍いことをあらわす言葉です。周りに人がいても自分のペースを崩さず周りの状況が読めなかったり、人のいったことに対して機敏に反応できなかったりと、社会の中で生きていくには、あまりよいイメージがありません。

ここでいう鈍感力とは、感性が鈍いことをあらわし、人からいわれたことをすぐに忘れて立ち直りが早かったり、物事を前向きに捉え、あまりくよくよしなかったりする力のことをさします。

ただでさえ、ストレスが溜まりやすいこの世の中では、鈍感力があることで生きやすくなるのかもしれません。

鈍感力のメリット

落ち込んでもすぐに立ち直る

学生でも大人でも、社会生活を送っていると、人から予期せぬ中傷や陰口を叩かれることなどがあるでしょう。

しかし、鈍感力があれば傷つくのは一時に留めることが出来て、すぐに立ち直ることができます。

ストレスを溜めにくい

鈍感力があれば立ち直りが早いため、ストレスも溜めずにすみます。

嫌なことがあったら数日間引きずり、くよくよ考えたり、食事も喉を通らなかったりという人がいます。しかし、鈍感力がある人は数時間落ち込むかもしれませんが、寝て起きればスッキリしている人は鈍感力があるといってもよいでしょう。

鈍感力のデメリット

素早い対応ができない

鈍感は、反応が鈍いということでもあるため、相手の指示や話についていけず、対応が遅くなる場合があります。

仕事の場合、上司の指示になかなか対応できず、時間がかかってしまうかもしれません。上司の多くは(特に日本の場合)、自分の意向や行動を先読みして、いろいろ準備を進めてほしいと思っています。しかし、鈍感力がある人は、他人の行動に興味がないため行動の先読みは得意ではありません。

すべて指示を出さなければ動かない部下、指示を出してもなかなか動かない部下、物分かりの悪い部下、といった印象を上司に残してしまうかもしれません。

同じ失敗を繰り返す

鈍感な人は、人の話を注意深く聞いておらず、人の行動にも興味がありません。何度同じことをいわれても、すぐ忘れてしまいます。

ストレスをためないという点ではメリットかもしれませんが、人からいわれたことをすぐに忘れてしまうため、同じ失敗を何度も繰り返す可能性があります。

また、同じ失敗をしたことについても反省をせず、気に病むこともないため、次に同じ状況になっても何度となく同じ失敗を繰り返す可能性があります。

人からいわれたことを気にしないというのは、よくもあり悪くもあるということです。鈍感力がある人は、自分の3長所と短所を意識し、ときと場合によって鈍感力を活用するのが1番よいでしょう。

鈍感力を鍛える方法

自分で自分の評価をする

鈍感力がある人は人のいうことを気にしません。自分の幸せは自分が決める、自分の悲しさは自分が決めるといったように、自分の感情は自分で決めています。

他人からの評価だけで自分の価値を決めてしまっている人は、常に周りの目を気にして生きています。自分がこうしたいのに、自分はこう思っているのに、という自分の気持ちはないがしろにしがちです。

他人からの評価や言動に自分の感情が左右されやすくなっていると、ちょっとしたことでくよくよ考え、落ち込み、ストレスを溜めてしまいます。

鈍感力を身に付けるにはまず、自分で自分の評価を決めることを心がけてみましょう。

 

 

何事も完璧である必要はない

周りの目を気にしすぎる人や他人の評価が気になる人は完璧主義であることが多いかもしれません。完璧主義である限り、鈍感力がある人にはなれません。

完璧主義である人の特徴として、なにかをやる前から不安になり、それに向けて一生懸命準備をする、というものがあります。よいことなのですが、常に不安を抱えているためストレスを溜めやすくなっています。

どんなに完璧に準備をしても、周りの影響で失敗することもあります。失敗したときに落ち込むのではなく、失敗したことからなにか1つでも学べればよいという気持ちを持ちましょう。

鈍感すぎて、何度も同じ失敗をするのは仕事や社会生活で支障がありますが、常に完璧を目指して自分の首を絞めないように気をつける事が大切です。

誰にでも失敗はあり、失敗することで学べると考えることで、徐々に鈍感力が身に付いていきます。

鈍感力の英語表現

You are not susceptive.
あなたは鈍感です。

susceptiveは敏感という意味です。鈍感は敏感の反対の言葉であるため、敏感という言葉を否定する形で、鈍感のことをあらわしています。

He is so insensitive to other people is feelings.
彼は人の気持ちに対して鈍感である。

sensitiveは、感性が細やかな性質をあらわします。言葉に否定の意味のinをつけることで、「無神経」「鈍感」の意味をあらわすことができます。

The power of insensitivity
鈍感力

insensitivityにThe power ofとつけることで鈍感力のことをあらわせます。

鈍感力についてのまとめ

  • 鈍感力とは立ち直りが早く、物事前向きに捉えやすい力のことです。
  • 鈍感力がある人はストレスを溜めずにくよくよしないメリットがありますが、人の話を聞かないため、同じ失敗を繰り返しやすい傾向があります。
  • 周りの状況や人の言動に興味がないため、社会生活になじめないことです。
  • 自分の評価は自分で決めると意識することで、少しずつ鈍感力を身に付けることができます。