秋分の日ってなんの日? 日付と風習 海外で同時期にある祝日を解説

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9月の祝日には「敬老の日」と「秋分の日」があります。

秋分の日は「秋」という字がつくことから、季節の変わり目を感じる人は多くても、祝日に制定された由来や風習を知っている人は多くありません。この記事では「秋分の日」について解説します。

秋分の日は亡くなった人々をしのぶ日

秋分の日は「国民の祝日に関する法律」によると、祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日とされています。

また、秋分の日は昼と夜の長さがほぼ等しいといわれますが、実際には昼が若干長いです。

秋分の日は多くの場合9月23日

2018年の秋分の日は9月23日です。

秋分の日は固定的に日にちが決まっている祝日ではなく、「秋分日」と定められています。春分の日も同様に、「春分日」と定められています。

春分の日と秋分の日は、前年の2月1日に、春分の日・秋分の日の日付が書かれた「暦要項(れきようこう)」が官報に掲載されることによって、正式決定となります。例えば2018年の秋分の日は2017年2月1日の官報に記載された暦要項で決定します。

ただ、年によって大きく日にちが変わるということはなく、おおよそ9月23日もしくは前後1日の日になり、ここ数年を見てみても9月23日、もしくは9月22日が秋分の日です。

秋分の日は1948年に制定された

「秋分の日」は、1948年(昭和23年)に公布・施行された「国民の祝日に関する法律(「祝日法」、昭和23年法律第178号)」によって制定されました。

旧来は歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る「秋季皇霊祭」という祭日でしたが、「国民の祝日に関する法律」の制定時に秋季皇霊祭は廃止となり「秋分の日」が制定されました。

秋分の日の風習は先祖の墓参り

秋分の日を中心にした7日間を彼岸といい、秋分の日はその中間の日にあたるため「彼岸の中日」と呼ばれています。

春分の日を中心とした7日間も彼岸と呼ばれるため、秋分の日を中心とした彼岸を一般的に「秋のお彼岸」と呼んでいます。

お彼岸には先祖の墓参りをする風習があり、秋分の日には帰省をしてお墓参りに行く人が多く、お仏壇にはおはぎをお供えする風習もあります。小豆の赤い色に魔よけの意味があり、小豆で魔除けをして邪気を払うということから、おはぎを備えるようになったといわれています。

海外でこの時期にある祝日

アメリカでは9月3日を「Labor Day」としています。日本でいうの勤労感謝の日にあたり、ほとんどの企業は休業します。

中国では9月25日「中秋節の翌日」を祝日としています。旧暦の8月15日にあたり、月餅を食べたり贈ったりする習わしがあります。

韓国の9月23日~25日は「中秋」で、これは日本のお盆のような日です。実家に帰省し、先祖供養したりお墓参りをします。

秋分の日の次の祝日は体育の日

秋分の日の次の祝日は「体育の日」です。体育の日は10月の第2月曜日と制定されていて、2018年は10月8日が体育の日です。

体育の日は、スポーツにしたしなみ、健康な心身をつちかう日とされています。

秋分の日についてのまとめ

  • 秋分の日は祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日とされています。
  • 秋分の日は前年の2月1日に「暦要項(れきようこう)」で決定されます。
  • 秋分の日は、1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって制定されました。
  • 秋分の日にはお墓参りをし、おはぎを供える風習があります。
  • 海外の9月の祝日には、アメリカの「Labor Day」、中国の「中秋節の翌日」などがあります。
  • 秋分の日の次の祝日は、10月第2月曜日の「体育の日」です。