保険証の郵送返却ってアリ? 郵送方法と添え状の書き方を解説

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退職をした後の手続きは面倒です。いろんな書類を提出したり、保険証も返却しなければいけません。

退職手続きの際に一緒に返却することができればよいですが、忘れてしまったり、諸事情により直接返却できなかったりすることもあるでしょう。

ここでは保険証を郵送で返却する方法や添え状の書き方について解説します。

保険証の返却をする郵送先

保険証を返却する際は郵送で大丈夫ですが、郵送で返却してもよいか、あて名はどこにすればよいかの2点を確認しましょう。保険ごとの取り扱いについては以下の通りです。

健康保険組合の場合

会社の健康保険組合に加入していた場合、勤めていた会社に保険証を返却します。

郵送をしてもよいかという確認と、宛名の確認を忘れないようにしましょう。

国民健康保険の場合

国民健康保険を返却する場合は市区町村役場にて手続きの必要があります。しかし、事情によって行くことができないという方は郵送でも大丈夫です。

郵送をする場合は各市町村役場のホームページや電話で郵送について確認してください。

協会けんぽの場合

協会のけんぽに加入していた場合も勤め先の会社に保険証を返却をします。しかし、退職後も継続して加入していたいと考える場合の返却先は協会けんぽ支部です。

継続したい場合、以前の健康保険証の番号が必要です。コピーかメモをとっておきましょう。

保険証の郵送方法

郵送方法のポイントについては以下の通りです。

郵送方法は基本的には簡易書留がよい

保険証を郵送をする際は簡易書留にしましょう。簡易書留とは一般書留の簡易版だと捉えてください。どの郵便局から出したのかや、どの郵便局に届いたのかなどの情報を記録してくれます。

受け渡しは対面で、相手から受け取りのサインや印鑑をもらえます。郵便の基本料に310円プラスで簡易書留にでき、賠償金は原則5万円です。

簡易書留にしたい場合、特別な封筒は必要ありません。窓口に行って簡易書留にしてくださいと伝えるだけで大丈夫です。

詳しい情報を把握したい場合は一般書留で郵送するとよい

一般書留はどの郵便局から出し、経由し、どこの郵便局に届いたのかという詳しい情報を記録してくれます。受け渡しは対面で、受取人からサインや印鑑をもらいます。

賠償金は10万円までで、郵便の基本料に430円プラスで一般書留に変更できます。

届いた証明が欲しければ配達証明がよい

配達証明は一般書留に追加できるサービスで、いつ届けたのかという情報を記録してくれるため、何月何日に宛先に届いたのかがはっきりと分かります。

保険証在中と記載しない

保険証は身分証として使えるため、保険証を悪用されるケースは数多くあります。普通郵便ではなく対面で受け渡ししてくれる簡易書留がよいでしょう。

また、中身が分かるようなことを書かない方がよいです。「保険証在中」と書いてしまうと、第三者にすぐに中身がバレてしまうため、リスクを避けて送りましょう。

添え状をつけると丁寧になる

保険証だけを返却するのは失礼とみられる場合もあるため。なにか一筆書いて送った方がよいかなと考える方も多いでしょう。

社会人であれば、添え状をつけるほうがよいでしょう。以下では添え状について解説します。

誰のものか添え状に書くとよい

添え状には誰のものかについて書きます。

どの部門、部署の人間のものか。社員番号などもあれば記載しておきましょう。

返却するものを添え状に書くとよい

続いて返却するものについて箇条書きしましょう。

保険証以外にも返却するものがあれば記載してください。

返却する理由も添え状に書くとよい

なぜ返却をするのか簡単に書きましょう。「何月何日に退職したため。」などというシンプルな一文でよいです。

締めのあいさつも添え状に書くとよい

最後は挨拶を書いて終わりましょう。

今までありがとうございました。今後の発展を祈りますなどという内容です。

添え状の例文
在職中は大変お世話になりました。
〇年〇月〇日に退職した○○部の〇〇と申します。
この度は返却が遅くなり、申し訳ございません。
退職に伴い、以下のものを返却させていただきます。
大変お手数をおかけいたしますが、お手続きをよろしくお願いいたします。
今までありがとうございました。
みなさまの今後の発展を心よりお祈りしております。