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ビジネスや社会生活におけるスキルの一つに『統率力』があります。似ている言葉にリーダーシップもあり、人の上に立っている人をみると、この能力が備わっている人が多いと感じるでしょう。
ここでは統率力について以下の点を解説いたします。
・統率力の意味やスキル
・リーダーシップとの違い
・統率力がある人の特徴
統率力の意味は集団を一つに束ねる能力
統率力の意味は、ある集団を一つに束ねて、同じ行動を促すことができる能力のことをさします。グループリーダーを想像するとわかりやすいでしょう。
会社、友だちや仲間などの人が複数集まれば、そこには集団ができます。集団をまとめて方向性を定める人が必ずグループに一人はいるでしょう。皆が一人の人について行くようであれば、その人には統率力があるということになります。
統率力に関わる2つのスキル
統率力の意味を掘り下げて考えると、2つのスキルのことをさします。一つは『集団をまとめていく力』で、もう一つは『目標達成のために行動する力』です。
両方の力を兼ね備えている人が一般的に『統率力のある人』と呼ばれます。
統率力とリーダーシップ・マネジメントの違い
統率力というと、よくリーダーシップと同じだと思われる人も多いでしょう。しかし、厳密な意味を考えると、統率力とリーダーシップには違いがあります。
リーダーシップとは、リーダーとして求められる全ての要素をさしています。リーダーとして認められるには、統率力のほか、マネジメント能力やコミュニケーションスキル、信頼性など、様々な能力が必要です。
一方、統率力はリーダーとしての資質を表す一要素のことをさします。しかしリーダーにとって必要不可欠な能力でもあります。
また、マネジメントもビジネスにおけるスキルとしてよくあげられます。管理するという意味では統率力も似ているのではないかと思われがちですが、厳密には意味が異なります。
マネジメントは集団やチームの活動を維持し、向上するためにメンバーそれぞれの進捗を管理することに重点を置いています。一方、統率力には目標達成のためにリスク管理を行うことが重要で。目標達成のための行動であることが大切です。
統率力がある人の特徴
統率力がある人は決断力がある
統率力のある人に共通している大きな特徴の一つに決断力があげられます。一つ集団をまとめて束ねていくには、的確で正しい判断が必要です。判断し、決断することも大切なスキルです。
いざというときにはっきりとした決断ができる人は、統率力がある人だと周りから思われます。ただ素早く決断するのではなく、色々と考慮した上で、的確で正しい判断をすることが大切です。
ビジネスにおいては、細かいことも含めると決断することが多く、決断の積み重ねであるといっても過言ではありません。メンバーから信頼されている人は、迅速に的確に正しい判断を下すことができる人であることが多いでしょう。
統率力がある人はメンタルが強い
その決断力をしっかりと持っている人は多くの場合、強いメンタルがあります。
決断といっても小さなことから大きなことまであります。大きな決断をするとき、不安なことはつきまといます。
しかし、不安を乗り越えて決断をするためには、勇気やポジティブさが必要です。メンタルが弱い人で決断力がある人はなかなかいないでしょう。心配なことがあっても常に前を向いて考えられるメンタルの強さこそが統率力へとつながります。
統率力がある人はコミュニケーション能力が高い
統率力はリーダーシップの一つの資質であるため、統率力だけが突出しているとは限りません。仲間からの信頼が厚く、チームをまとめ上げることができる人は大抵、コミュニケーション能力にも優れています。
違う方向を向いているいる人たちや考え方が異なる人たちを一定の方向に導くのが統率力です。人と向き合い、相手を理解したり、気持ちを察知したりして、まとめていきます。リーダーには人よりも優れたコミュニケーション能力が必要でしょう。
例えば、歴史上の人物で天下統一を果たした豊臣秀吉などは人たらしとして有名でした。人の心を掴み、会ってみるとみんなが好きになる、助けたくなる、そういう人だからこそ天下を取ることができたのでしょう。歴代の総理大臣にも、人から好かれて、信頼が厚かったという人もいます。
統率力についてのまとめ
- 統率力とは『集団をまとめていく力』と『目標達成のために行動する力』からなる
- 統率力はリーダーシップの資質の一つである
- マネジメントは活動の維持や向上のための進捗管理で、統率力は目標達成に向けたリスク管理を表す
- 統率力がある人はメンタルが強く、コミュニケーション能力が高いため、ときに大きな決断もできる