「リフレイン」という言葉を歌詞や会話の中で見聞きしたことはあっても、正確な意味や使い方まで説明できる人は多くないかもしれません。音楽用語として使われることが多い一方、日常会話でも「記憶がリフレインする」のような形で登場します。
この記事では「リフレイン」の意味や使い方を例文とともに紹介し、似た言葉である「リピート」との違いや英語表現「refrain」についても解説します。言葉の背景を知ることで、自信を持って使い分けられるようになるでしょう。
リフレインの意味は繰り返すこと

「リフレイン」は日常生活で頻繁に使う言葉ではありませんが、音楽に関連する話題では耳にする機会があります。音楽用語としての「リフレイン」は、メロディーや歌詞を繰り返すことを指す言葉です。
「リフレイン」は英語の【refrain】を読んだ表記で、「リフレーン」と表記される場合もあります。同じ【refrain】をフランス語読みすると「ルフラン」となり、意味自体は「リフレイン」と変わりません。
「ルフラン」は曲名やアルバム名に使われることが多く、会話の中で“繰り返す”という動作そのものを表現したいときは「リフレイン」を使うほうが一般的でしょう。
リフレインされる歌詞やメロディーは、一節や一句の最後の部分が何度も繰り返される場合がほとんどです。こうした繰り返しの節や句は「畳句(じょうく)」と呼ばれ、楽曲に印象的な余韻を残す役割を持っています。
リフレインの使い方や例文

ここでは、リフレインの使い方を具体的な例文とともに紹介します。実際の使われ方をイメージすることで、言葉のニュアンスがつかみやすくなるはずです。
大ヒットした曲のメロディーは、人々の記憶に強く残ることが少なくありません。この例文では、その曲の印象的なメロディーが頭の中で何度も繰り返されている状態を「リフレイン」と表現しています。
リフレインは音楽だけでなく、記憶や場面が頭の中で繰り返される状況にも使われます。この例文では、仕事で失敗した痛烈な記憶が休日や休み時間にまで繰り返し思い出され、気持ちが落ち着かない様子を表しています。
時間があるとネガティブな出来事をつい思い出してしまう人は、予定を詰め込んだり何かに没頭したりすることで、余計な記憶がリフレインする状況を減らせるかもしれません。
「リフレイン」と「リピート」の違いとは?

リフレインと似た言葉に「リピート」がある。両者はどう違うのだろうか。「リピート」もリフレインと同じく「繰り返す」という意味を持つ言葉です。
ただし音楽用語として使う場合、両者の意味には明確な違いがあります。リフレインは楽曲の各節の最後の部分を繰り返す場合に限定して使われるのに対し、リピートはどの音節でも繰り返すことができます。つまり音楽用語においては、リフレインのほうが使われる場所が限定された言葉だといえるでしょう。
| 用語 | 音楽用語としての意味 | 一般用語としての意味 |
|---|---|---|
| リフレイン | 楽曲の各節の最後の部分を繰り返す | 繰り返す(制限なし) |
| リピート | どの音節でも繰り返せる | 繰り返す(制限なし) |
音楽用語としてではなく一般的な用語として使う場合、両者の意味の違いはほとんどありません。どちらも「繰り返す」という意味で使われ、使われるシーンにも特に制限はないと考えてよいでしょう。
もっとも、日常会話ではリフレインよりもリピートのほうが幅広い場面で使われています。馴染みが深い分、意味や使い方を理解しやすいと感じる人も多いかもしれません。
リフレインの英語表現

リフレインの英語表現としては、語源にもなっている「refrain」が適当です。「refrain」は「控える」や「慎む」といった意味を持つ動詞で、日本語の「リフレイン(繰り返す)」とは異なる意味で使われる点に注意が必要です。
もう少し詳しく説明すると、「refrain」には「ある行動や欲望を一時的に抑える」というニュアンスがあります。似た意味を持つ単語に「abstain」がありますが、abstainは自分にとって有害なことを強い意志で慎むという、より強いニュアンスを持つ言葉です。
「refrain from ~」という形にすると「~を控える」という意味になります。たとえば「refrain from comment」は「コメントを控える」という意味です。ほかにも次のような使い方が考えられるでしょう。
直訳すると「ここでは喫煙を控えてください」ですが、日本語では「ここでは禁煙です」と意訳されることが多い表現です。禁煙エリアや施設が増えている昨今、こうした表記を目にする機会も増えているのではないでしょうか。
まとめ この記事のおさらい
- リフレインは「繰り返す」という意味を持ち、一般的な用語としてだけでなく音楽用語としても使われる
- 音楽用語として使う場合、リフレインは楽曲の各節の最後の部分に限定されるのに対し、リピートはどの音節でも繰り返すことができる
- リフレインの英語表現は、語源にもなっている「refrain」が適当で、「控える」「慎む」という意味を持つ動詞である

