【宛先別】新年の挨拶メールの例文とは?マナー・注意点も解説

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年が明けると恒例になるのが、新年の挨拶です。今後も良好な関係を保つコミュニケーションとなるでしょう。
近年では、年賀状ではなくメールでやり取りするケースが増えてきました。

この記事では、新年の挨拶メールを送る際のマナーや、宛先別の例文をご紹介します。参考に自分なりの挨拶メールを考えてみてください。

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新年の挨拶メールのマナー、正しく知ってますか?


新年の挨拶にも、基本的なマナーがあります。
以下に主なマナーを4つご紹介しますので、参考にしてください。

  1. 二文字の賀詞(「迎春」「賀正」など)は、目下の人に使う用語なので避けること
  2. 「去年」「離」「死」などの忌み言葉を避けること
  3. 西暦(20◯◯年)ではなく、年号(平成◯◯年)を書くこと
  4. 「新年あけましておめでとうございます」といった、「新年」と「あけまして」が重複しているような、二重表現に注意すること

新年の挨拶メールの注意点は?


マナー以外にも気をつけておくべき点があります。
以下、4つご紹介します。

新年の挨拶は、最初の営業日から松の内までに!

新年の挨拶メールを送るタイミングとしては、年明け最初の営業日~松の内(1月7日)までです。
もしも松の内を過ぎたあとから挨拶をする場合は、「寒中見舞い」として挨拶しましょう。

一斉送信しないこと

一斉送信は、同じ文面を複数の相手に送れる便利な機能です。ですが、新年の挨拶の時に利用するのは避けましょう。相手に対して失礼にあたります。

たとえ面倒だとしても、一つずつ丁寧に送るようにしましょう。

年賀状をいただいたら年賀状で返すこと

年賀状が届いた場合は、こちらも年賀状で返しましょう。メールで返すことは失礼にあたります。

相手が喪中の場合は新年の挨拶メールは送らない

相手から喪中はがきが送られてきた場合、寒中見舞いを返すのがマナーです。その為、新年の挨拶メールは不要です。

寒中見舞いを送る時期としては、松の内を過ぎた1月8日からが適切といわれています。新年の挨拶メールと同様、時期が来たらなるべく早く送ることで相手に思いを伝えることができるので注意しましょう。

送信前には必ず確認しよう

送信する前には、件名・宛先・内容ともに、敬語の使い方が間違っていないか、誤字脱字はないか、変換間違いがないか、きちんと確認しましょう。

新年の挨拶メール例文


送り先別の例文をご紹介します。参考にしつつ、自分なりの文面を練ってみてください。

上司宛の新年挨拶メール 例文

件名には、上司の名前と自分の名前を入れます。また、新年の挨拶であることを明記しましょう。

メール本文には、最初に新年の挨拶を述べ、次に昨年のお礼を述べます。さらに抱負や意気込みを書いておくと好印象です。あまり硬すぎない文面を心がけましょう。

また、業務に関係する内容を含まないように気をつけましょう。新年早々から仕事に関連する内容だと、上司も気が滅入ってしまいます。

【例文1(気さくな上司の場合)】
件名: ◯◯部長(または◯◯様) 新年のご挨拶 △△(自分の名前)

あけまして おめでとうございます。

昨年は、大変お世話になりました。
元旦は、いかがお過ごしでしょうか。

私は故郷の◯◯県で、家族と共に年明けを迎えました。
新たな気持ちを忘れずに、これからも仕事に励んでいこうと思います。

今年も、変わらぬご指導のほど、よろしくお願いします。

【例文2(形式を重んじる上司の場合)】
件名:◯◯部長(または◯◯様) 謹賀新年 ◯◯より(自分の名前)

謹んで、新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は、大変お世話になり、ありがとうございました。
◯◯部長からの助言には、いつも助けられております。

本年もより一層努力して、業務に励んでいきたいです。
昨年と同様に、変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

同僚宛の新年挨拶メール 例文

同僚に対しては、あまり堅苦しすぎる文面だと距離を感じてしまうので、件名・内容ともに、ややくだけた感じにすると良いでしょう。

また、協力して仕事に取り組もうと伝える内容であれば、さらに印象も良くなるでしょう。

件名:新年の挨拶

あけましておめでとう!

昨年中は、◯◯さんにはとてもお世話になりました。

特に△△のプロジェクトの時には◯◯さんの協力のおかげで無事に乗り切れました。本当にありがとう。
今年も大きなプロジェクトを抱えると思うけれど、一緒に乗り越えていこう!

今後とも、よろしくお願いします。

部下宛の新年挨拶メール 例文

同僚宛と同様、硬すぎる文面は避けましょう。こちらも、一緒に協力していく姿勢を伝えてあげると良いでしょう。同時に、感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。

件名:新年の挨拶

あけまして おめでとうございます。
昨年は、◯◯の件で手伝ってもらえて嬉しかったです。ありがとう。

今後も、たくさんお願いする件があると思うけど、頼りにしています。
今年も一年、健康に気をつけて頑張ろう。

お客様宛の新年挨拶メール 例文

内容は、なるべくシンプルな文面を心がけましょう。

冒頭に新年の挨拶と昨年中のお礼を述べてから抱負を述べ、締めくくりに今後のお付き合いをお願いする文面を記載します。

その際に、会社の営業時間などをお知らせしてあげましょう。

【例文1(店舗)】
件名:新年のご挨拶を申し上げます ◯◯株式会社 △△より

お客様 各位謹んで、新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は、格別のご愛顧を賜り、厚くお礼を申し上げます。
本年もさらに一層のサービス向上に努め、皆様方にご満足いくサービスが提供できるように、励んで参ります。

昨年同様、変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

なお新年営業日につきましては、本日より通常営業いたしております。
お客様のご来店を、心よりお待ちしております。

【例文2(お得意様向け)】
件名:謹賀新年 ◯◯株式会社 △△(自分の名前)株式会社◯◯

□□様あけまして おめでとうございます。

旧年中は、□□様には本当にお世話になり、ありがとうございました。

本年もより一層努力で、サービスの向上に努めてまいります。
どうぞ、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

なお、新年の弊社営業ですが、◯月◯日より平常となります。
体調の崩しやすい時期ではありますが、□□様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

取引先宛の新年挨拶メール 例文

件名には、氏名と自社名を記載しましょう。

本文には、まず最初に祝辞を述べます。次に、昨年度中のお礼を述べて、今年の抱負などを書きましょう。
お礼はなるべく具体的に書くと好印象です。

最後は、今後のお付き合いをお願いする文章にしましょう。
こちらも、お客様宛同様に、営業時間などを記載しておくと親切です。

件名:新年のご挨拶  ◯◯株式会社 ◯◯より

◯◯部長

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼を申し上げます。

とくに◯◯の件では、ご助言を頂き、誠にありがとうございました。
本年も一層の努力を重ね、さらなる飛躍の年にするために励んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

なお、新年は〇月〇日〇時より、平常どおり営業とさせていただきます。
皆様のご健闘と御多幸をお祈り申し上げます。

件名:新年のご挨拶  株式会社◯◯◯ △△より

◯◯株式会社 □□様

謹んで、新年のお慶びを申し上げます。
旧年中はご高配に預かり、誠にありがとうございました。

□□様には、いつもこちらの状況を気遣ってくださり、大変助かっております。
本年も、さらなる努力をしていく所存です。

今後とも、倍旧のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、◯月◯日からは平常通り営業いたしております。

皆様のご健勝をお祈りいたします。

新年の挨拶メールの返信、こんな時はどうすればいい?

挨拶メールを送っていなかった取引先などから、挨拶メールがきた場合

こちらからお送りしていなかった場合は、すぐに返信しましょう。
上記の例文をもとに、簡潔な挨拶文にすればOKです。

もしも松の内を過ぎているのであれば、「寒中見舞い」として出しましょう

挨拶メール中にこちらへの質問があった場合

挨拶メールの中に質問が混ざっているであれば、丁寧に返信してあげると良いでしょう。
相手も、「ちゃんと読んでくれたんだな」と安心してもらえます。

社長から社員へ一斉メールがきた場合

基本的に返信は不要。社長と会ったときに直接お礼を言う程度で十分です。

まとめ

新年の挨拶メールとはいえ、基本的なマナーを守るように心がけることが大切です。
また、社外・社内向け問わず、丁寧で礼儀正しい文面にしましょう。今後のコミュニケーションにも関わってきます。

できれば、送り先に合わせて一つずつ文面を変えていくと良いでしょう。決まりきった言葉ばかりでは味気ないものですが、自分なりに工夫した文章を練りこめば、相手の印象にも残りやすくなります。挨拶を上手に済ませて、新年の仕事を気持ちよく始めましょう。