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クレジットカードを作るとき、手術を受けるとき、また未成年者がアルバイトをする場合などには、一般的に同意書が必要です。いつも、求められるままになんとなく署名をしている人も少なくありません。
トラブルを避けるためにも同意書についての基本を知っておきましょう。
この記事では、同意書と承諾書の違い、同意書が求められるシチュエーション、書き方のポイントについて解説します。
そもそも同意書とはなにか?
同意書とは、ある事項について条件や制限などの内容を確認した上で、同意したことを示す書面のことです。
同意書と似たような書類に承諾書があります。同意書と承諾書には使われる場面や目的に違いがあるため覚えておきましょう。
同意書と承諾書の違い
「同意」とは、他人の意見などに対して賛成するという意味であるため、「同意書」には、相手が提示してきたものに対して「問題ありません」と賛同する意味があります。
「承諾」とは、相手の意見・希望・要求などを聞いて、受け入れることであるため、「承諾書」には、相手からの「要望や要求を受け入れる」という意味があります。
同意書はどんなときに使われるのか
個人情報を提供する場面
同意書は、クレジットカードを作成するとき、銀行口座を開設するとき、車や家などの購入でローンを組む場合など、個人情報を提出する場面は多々あります。
個人情報を提供する際には「個人情報の取り扱いに関する同意書」が必要です。
「個人情報の取り扱いに関する同意書」には、個人情報の利用目的や第三者提供の有無などについての記載があります。
手術を受ける場合も同意書を書く
病院で手術を受ける場合には「手術同意書」が必要です。「手術同意書」には、病名・手術名、手術の必要性などについての記載があります。
手術を受ける本人が意識障害などで署名不可能なケースや、未成年者が手術を受ける場合は、親族、親権者が代理人として署名します。
未成年者がアルバイトや各種契約をする場合
未成年者がアルバイトをするときには、ほとんどの場合に保護者の同意書を求められれます。
また他にも、未成年者が宿泊を伴う旅行を契約するとき、携帯電話の契約をするとき、手術を受けるときなどには親権者の同意書が必要です。
親権者の同意書提出時には、合わせて親権者の本人確認書の提出を求められるのが一般的です。
同意書の必要事項
同意書にはこれでなくてはいけないという決まった形式はありません。ただ、「同意した」ということを証明する書類であるため、後々のために次の項目は必須でしょう。
・タイトル(なにについての同意書なのか)
・日付
・同意する内容
・同意をあらわす旨の文面
・署名・捺印
以上の項目が揃っていれば、なにかが起きたときに証拠として認められるものとなります。日付の記載がないと証拠として弱いものとなってしまう場合があるため注意しましょう。
同意書を書くにあたっての注意点
同意書はその事項について「確かに同意した」ということを証明する書類で、なにかが起きたときには法的な証拠にもなり得ます。内容をきちんと理解したうえで同意の署名をすることが重要です。
多くの場合、同意書には同意内容の説明事項が記載されており、「上記内容に対して同意します」という文面と署名・捺印欄が設けられています。一つひとつの事項をよく読み理解し、日付を確認したうえで、署名・捺印をするようにすることが大事です。同意書のコピーを手元に残しておくと安心でしょう。
同意書の例文
同意書に決まった形式はありませんが、参考として手術同意書の例文は以下の通りです。
手術同意書
△△病院××院長様
私○○は担当医師○○より手術に関しての十分な説明を受け了解いたしました。
そのうえで、手術を受けることに同意します。
また、担当医師の判断で必要処置等を実施する場合があることにも同意いたします。
平成〇〇年〇月〇日
住所;東京都〇〇区△△町××丁目×番地
氏名:〇〇〇〇 [捺印]
同意書についてのまとめ
- 同意書とは、相手が提示してきたものに対して「賛同」することをあらわす書類、「承諾書」とは相手からの「要望や要求を受け入れる」ことをあらわす書類です。
- 同意書は主に、個人情報を提供する場面、手術を受けるとき、未成年がアルバイトやサービスを受けるときの保護者の同意などで必要です。
- 同意書には次の項目が必須といえます。「タイトル(何についての同意書なのか)・日付・同意する内容・同意をあらわす旨の文面・署名、捺印」
- 同意書は、なにかが起きたときには法的な証拠にもなり得ます。内容を十分に確認したうえで署名することが大切です。