今や、大卒の就活生は売り手市場で内定率も90%を超えています。2~3社から内定をもらっている人も少なくありません。内定が決まると企業から内定承諾書が送られてきます。内定承諾書に記入して企業に返送することで正式に内定が決まるという手順になるのが一般的です。

第一志望の企業の内定であれば問題はありませんが、第二志望や第三志望の企業から内定をもらい、内定承諾書を提出した場合は、少し状況が異なります。内定承諾書を提出した後に、第一希望の会社の内定が出た場合には、他の会社の内定を辞退する必要があります。そこで気になるのが内定承諾書です。「内定承諾書を出したら辞退できないのでは?」「損害金を請求されるのでは?」と不安になります。

この記事では内定承諾書についてまとめており、内定承諾書をもらったあとの辞退の仕方について解説いたします。

内定承諾書に法的な効力はない

企業は人材を確保するために時間やコストをかけています。その中で内定を出した就活生は是非欲しい人材です。

内定承諾書は、いわば内定者に対する「足枷」のようなものです。労働契約は成立しますが、辞退することは可能です。内定承諾書は企業と学生双方の契約ですので、学生が卒業できないなどの理由があれば企業からも労働契約を解除することが可能です。

内定をもらった側からも労働契約は解除できます。民法では、正社員などの期間の定めのない契約はいつでも解除の申し出はできると規定されています。申し出の2週間後には契約は終了することになっています。内定の場合、勤務が始まる2週間前までに辞退すれば問題なく契約が解除されることになります。

しかし、法律的な効力はありませんが、企業に対して迷惑をかけることは否めません。備品や研修費などコストを費やしているのです。

労働契約が成立している以上、損害賠償を請求されても仕方ないのです。

損害賠償を請求された場合

企業が損害賠償を請求することはまずありません。費用や時間を考えるとマイナスが大きいからです。実際、裁判に発展しても勝つ可能性は低いのも理由のひとつです。

担当者が損害賠償を口にするのは、脅しでしかありません。内定を取消さないようにするためですから、きちんと謝罪をして辞退する意志をきちんと伝えましょう。

損害賠償などを口実に内定の取り消しをどうしても認めてくれない場合は、内定を辞退する旨を書面にして、内容証明郵便で送るのも方法のひとつです。

内定承諾書を提出した後の辞退は早めに

内定承諾書に法的な効力はありませんが、企業に迷惑をかけることは事実です。辞退を決めたら、少しでも早く連絡することは社会人として大切なマナーです。
企業としても様々な準備があるので、早い連絡は助かります。

早くて確実なのが電話での連絡です。
メールでは失礼になるので、多少ハードルが高くても電話で連絡するようにしましょう。直接訪問して謝罪するのが最も誠実な方法ですが、しつこく説得される場合もあるので、意志が強くないと辞退できなくなってしまいます。

電話であれば顔が見えない分プレッシャーも少なくなり、はっきりと辞退の意志を伝えられます。とにかく、職業の選択の自由は法律で認められた権利ですから、相手がどう言おうと自分の意志は自信を持って伝えるようにしましょう。

電話で内定を辞退する場合のポイント

電話での内定辞退は、誠意を持って謝罪することが大切です。法律的に効力はなくても相手に対して迷惑をかけるのは事実ですから、心からお詫びをして辞退の意思を伝えるようにします。

電話での辞退を連絡する場合のポイントは、以下の4つです。

① 極力早く連絡する
② 心からお詫びの気持を伝える
③ 辞退の理由は正直に簡潔に言う
④ 脅しには屈せずに強い意志を持って辞退する

 

連絡する時間が遅くなればなるほど、先方では様々な手間やコストがかかってきます。辞退の連絡は早ければ早いほど余計な手間やコストが削減できるので、辞退を決めたら極力早めに連絡しましょう。

担当者にとっては、内定を決めるまでには様々な苦労があったはずです。そんな内定者から辞退されるのは、想定はしていても悔しいのが本音でしょう。

内定を辞退する場合は、担当者の気持を考えて心からお詫びをすることが大切です。さらに、後日謝罪の手紙を送るのも、より誠実さが伝わります。

このような誠実な対応をすれば、大学に対する印象を下げることなく、後輩の就活に影響するような事態にはならないはずです。

そして、辞退の理由を聞かれたら正直に伝えるようにしましょう。但し、「給料が高い」など先方のプライドを傷つけるような理由はNGです。「自分の適性に他社の業務が合っている」など簡潔な理由がベストです。

執拗な説得や脅しをしてくる担当者もいますが、自分の意志は強く持ってきっぱりと辞退することが大切です。

内定承諾書を提出した後の電話での辞退例

お忙しいところ申し訳ありません。私、○○大学の○○と申しますが、人事部○○担当の○○様、ご在席でしょうか?

(担当者につながり)

・私、貴社から内定をいただいている○○大学○○学部の○○と申します。ただ今、お時間よろしいでしょうか?
*必ず、時間があるか確認します。忙しい場合は、都合の良い時間をお聞きして再度電話する旨を伝えます。

(担当者が了承したら)
・内定承諾書を提出して大変申し上げにくいのですが、貴社の内定を辞退いたしたくご連絡いたしました。


(辞退の理由を聞かれたら)

・他社からも内定をいただき、大変迷ったのですが、自分の適性を深く考えた結果、このような判断となりました。

(それは残念ですね)
・本来なら直接お伺いして謝罪すべきところ、電話での連絡となり申し訳ありません。

*最後に再度お詫びの気持を伝えて電話を切ります。

まとめ

内定承諾書提出してから内定の辞退を連絡するのは敷居が高いかもしれませんが、そのまま連絡をしないでいるとトラブルの原因になります。

まず、「内定承諾書には法的な効力はない」ことを理解して下さい。正しい知識を持っていれば、執拗な説得や損害賠償などの脅しに屈することはありません。
そして、辞退の連絡は、直接訪問するのがベストですが、電話での連絡が一般的です。

電話で辞退するポイントは、

① 極力早く連絡する
② 心からお詫びの気持を伝える
③ 辞退の理由は正直に簡潔に言う
④ 脅しには屈せずに強い意志を持って辞退する

の4つです。

内定承諾書を提出しても辞退することには問題はありません。無用なトラブルを避けるためにも、正しい知識を持ち、誠意ある対応が不可欠です。

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