年頭の挨拶と直接挨拶する場合の注意点 メールでの年頭の挨拶の例文

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会社などで、新年になると取引先や顧客への新年の挨拶をします。

個人的に行う新年の挨拶のほかに、企業が公式のホームページで挨拶を掲載をすることもあります。

この記事では、年頭の挨拶について以下の点を中心に解説します。

この記事の内容
・年頭の挨拶とは
・直接挨拶する場合の注意点
・メールでの年頭の挨拶の例文

そもそも年頭の挨拶とはなにか?

年頭の挨拶とは、年の最初に交わす挨拶のことです。一般的には新年の挨拶や年始の挨拶と同じような意味で使われます。

個人的に行う年賀状や新年の挨拶とは別に、最近では企業の社長がブログや会社のホームページなどで挨拶文を掲載することが多くなってきています。

企業の社長や団体の会長など、組織のトップにいる人が新年の最初に従業員や団体挨拶文を掲載している場合が増えてきました。

組織のトップにいる人が新年の最初に、従業員や組織の人の前で最初の挨拶を行うことを年頭の挨拶とさすこともあります。

直接会って年頭の挨拶をする場合の注意

ビジネスにおいて大切な取引先や顧客等に対しては、年頭の挨拶をメールではなく直接訪問して行うことが多いです。

新年の挨拶回りといったいい方もするでしょう。企業の中で営業職の人は特に年末年始は様々な企業を訪問し、挨拶回りをしています。

年頭の挨拶に行く際は相手にアポイントを取っておく

毎年、年頭の挨拶に伺っている企業だったとしても、事前に相手にアポイントを取ることが大切です。

相手の会社も挨拶まわりで出ている可能性があり、皆が調節しながら挨拶まわりを行っています。仕事始めということで、とても多忙な時期にアポイントなしで直接訪問するのはNGでしょう。

せっかく年頭の挨拶に出向いても、相手の都合がつかず会えなかったり、よくない印象を持たれたりするのは残念です。相手が不在の場合は、改めて出直さなければならないため、時間のロスにもつながってしまいます。

必ず事前にアポイントを取ることを忘れないようにしましょう。

また、年頭の挨拶に行く時期は、仕事始めの1週間以内を目安にするとよいです。

どうしてもお互い都合がつかない場合は1週間後でも問題ありませんが、年が明けてしばらく経ってしまうと、年頭ではなくなってしまうため気をつけましょう。

挨拶に行く時期はお互いが忙しいため、短時間で済ませるように心がけます。

訪問した目的は新年の挨拶をすることであるため、長くても30分程度で切り上げるようにしましょう。時間や手間を取らせないようにすることが相手への気遣いです。

アポイントを取っていても、相手に急用ができてしまい会うことができなくなるケースもあります。

事前にアポイントを取っていれば、同じ場所や受付の人に自分の名刺を渡しておきましょう。「年頭の挨拶に来た」ということが相手に伝わればよいためです。

手土産などを持参した場合にも受付の方に預けましょう。

メールで年頭の挨拶をする場合の例文と注意点

年賀状と同じく、松の内(1月7日)までにメールを送りましょう。

遅くなりすぎると失礼になってしまうため、時期には気をつけましょう。

また、年賀状のように年頭の挨拶メールにもテンプレートがあります。書くことはほとんど同じですが、相手によって書き方を変えたなと思われるメールを作成するべきです。

具体的にどのような挨拶をすればよいかの例文は以下の通りです。

社外宛(取引先全体)の一般的な年頭の挨拶の例文

件名:【年頭のご挨拶】〇〇商事株式会社 マナラボ彦
本文
△△株式会社
弊社ご担当者様各位新年あけましておめでとうございます。昨年は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。本年も社員一同、皆様にご満足いただけるサービスを心がけて参ります。
ぜひとも昨年と変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。新年は1月●日から通常営業となります。メールにて恐縮ではございますが、〇〇様のますますのご発展を心よりお祈りいたしております。平成〇〇年1月▲日———————————
〇〇商事株式会社
東京都渋谷区…
△△部 マナラボ太郎
Tel:
E-mail
———————————

社外個人宛の一般的な年頭の挨拶の例文

件名:【年頭のご挨拶】〇〇株式会社 △△部 マナラボ太郎
本文
〇〇株式会社 営業部
〇〇様あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。一層のサービス向上を目指し、邁進して参りますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。弊社は1月●日より平常営業となります。
何かございましたらご遠慮なくお申し付けください。本メールへのご返信は不要でございますので、お気遣いなさらぬようよろしくお願いいたします。
平成〇〇年1月▲日
———————————
〇〇株式会社
東京都新宿区…
△△部 マナラボ太郎
Tel:
E-mail
———————————

社内宛(上司など)の一般的な年頭の挨拶の例文

件名:【年頭のご挨拶】 〇〇物産株式会社 マナラボ乃介
本文
〇〇物産株式会社
△ △部 部長〇〇様謹んで年頭の御祝詞を申し上げます。旧年中は公私に渡りご指導ご鞭撻を賜り、誠に有り難うございました。まだまだ未熟者ではございますが、今年は飛躍の年になるよう邁進して参ります。年頭にあたり本年も変わらぬご指導をお願いいたしますとともに、
〇〇部長をはじめ、ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
平成〇〇年元旦
———————————
〇〇物産株式会社
東京都新宿区…
△△部 マナラボ太郎
Tel:
E-mail
———————————

年頭の挨拶に「賀正」「迎春」などの2文字の賀詞は使わない

賀正、迎春などの表現は、目下の人に対するものです。

目上の方に送る場合、「謹賀新年」「謹んで新年のお祝いを申し上げます」など適切ないい回しを使いましょう。

年頭の挨拶のメールでは元旦の使い方に注意する

年賀状も同様ですが、元旦という言葉は新年の最初の朝という意味であるため、1月1日を示しています。

「1月1日元旦」と言う表現は二重になっているため避けましょう。

元旦と書くからには1月1日にメールを送ります。1月1日以降に送るメールには使えないため注意が必要です。

年頭の挨拶の一斉送信は避ける

ビジネスのメールにおいて、CCやBCCなどを使うことはよくあります。

しかし、年頭の挨拶においては一斉送信は望ましくありません。受け取った側も「何だ、一斉送信か」と分かってしまいます。

本文の決まった言い回しはコピペでも問題ありませんが、件名や宛名はもちろん、一人ひとりに応じた文章を加えて送るとオリジナリティが出てよいでしょう。

件名や宛名はもちろん、一人ひとりに応じた文章を加えて送るよいです。

年頭の挨拶での件名の書き方

ビジネスメールでは大量のメールを受信している場合があるため、件名はわかりやすく書くのがマナーです。

特に年頭の挨拶は新年に見てもらいたいものであるため、簡潔に自分が誰かわかる件名にするのがよいでしょう。

年頭の挨拶についてのまとめ

  • 企業がホームページなどで社長の年頭挨拶を掲載するケースが増えている。
  • 会社での新年会で行う挨拶が年頭の挨拶です。
  • 取引先や大切なお客様には直接会って年頭の挨拶をしましょう。
  • 直接会うときには事前にアポイントを取ることが大切です。
  • メールでの年頭の挨拶も一般化しています。
  • 1月7日までに送信しましょう、一斉送信は避け、1つずつ丁寧に送ることが大切です。