ビジネスにおける「結構です」の意味と使い方、語弊がない英文表記

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結構ですの意味

肯定と否定、両方に使えます

「はい、結構です」などという場合は「よいです」「問題ありません」といった意味になり、肯定です。
もう一つ、「結構です」は否定の意味でも使えますが、ただ「結構です」といわれると聞くだけでは肯定なのか否定なのか迷います。そのため「いいえ結構です。」など明確に意志を表明いたしましょう。

結構ですは上司につかえるのか

学生のときには使わない言い方なのでビジネスの世界で使うのに適していると判断は、あまりに短絡的です。上司に対しては常に敬語を使う必要がありますが、結構ですは目上の方には使えません。
たとえば、レストランなどで水を注ぎに来たウェイターが「そちらのお客様はお水は結構ですか」と言われた場合、「もう満足ですよね」といっていることと同義のため、お客様は違和感を感じてしまいます。これが「結構でしょうか」とさらに丁寧に言われてもやはりしっくりこないでしょう。

「結構です」のかわりになる上司につかえる言葉

「わかりました」などの肯定の意味のかわりの言葉

肯定の意味で「わかりました」の意味で伝える場合は「承知しました」がよいでしょう。さらに丁寧に伝えるのであれば「承知いたしました」とします。ビジネスの場面で使うには間違いのない言葉です。
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いらないなどの否定の意味のかわりになる言葉

否定の意味で「要りません」と伝える場合には「構いません」という言葉が頭に浮かびますが、これも十分とはいえません。「構う」という言葉には、あくまで自分の判断や感じ方で気にするかどうかといったニュアンスがあり、決定権は自分にあるといった印象になりかねません。
「結構です」のかわりに「構いません」とルールのようにあてはめず、そのときどきで丁寧に言葉を使い分けましょう。否定の意味で使うときには、何らかの上司からの言葉に沿わないということなので、理由つきで事実のみを伝え、さらに「申し訳ありませんが~」と一言クッション言葉をいれるとよいでしょう。
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結構ですの英語表現

相手の申し出を断る英文

No,thank you. I’m fine. No,thank you. I’m ok.
訳すと「結構です。ありがとう」になります。英語の世界では日常的にありがとうを添えた方がよい印象を持たれることが多いようです。
I’m good, thank you.  I’m ok, thanks.
順番を逆にしてみました。「大丈夫です、ありがとう」といったところです。
Sorry, but I can’t.
「すみません、でも無理です」上司などの場合は謝りのひとことを添えたこちらの形がよいでしょう。
I’m afraid that I can’t.
「残念ですが、無理です」こちらも丁寧な言い方でおすすめです。
I’d like to, but〜.
「そうしたいのは山々なんですが…」という言い方です。

「結構です」のかわりになる言葉

肯定の場合

「わかりました」の意味で結構ですを使うときには「承知しました」と答えましょう。
しかし、このひとことだけでは無愛想にも不十分にも感じられますので、さらにひとこと添えるとよい印象です。「承知しました」の後に「すぐに取り掛かります」など前向きな言葉をいれるとよいでしょう。

否定の場合

「必要ありません」の意味で使う場合は断りになりますから細心の注意を払います。内容によって言葉を丁寧に選びましょう。

たとえば「仕事の後、この問題について酒でも飲みながら少し話そうか」との誘いに対しては「申し訳ないのですが、今日はどうしても外せない用事がありまして。また次の機会にお願いします」と言葉を重ねて丁寧にお断りします。次へとつなげることはマナーでもあります。また「もう一度、この資料は作り直した方がいいんじゃないか」との提案に対しては「確かに若干不十分なところはあるかもしれませんが、スケジュール的にこれ以上延ばすのは難しいと思います。先方にご説明する際、そのあたりを確認し、もう一度口頭でもお伝えしてはどうでしょうか」というように、理由に加えて、不十分だと思っている点についての対策を添えると印象がよいでしょう。
また、「大丈夫です」が肯定にも否定にも使われますが、これは若者の流行り言葉ととる向きもありますので決してビジネスの場面では使わないでください。

まとめ

肯定にも否定にもとれる「結構です」なのでまずそこが曖昧にならないよう、レストランなどでは「はい」「いいえ」をつけて使い、上司の場合には長すぎない程度に理由つきで伝えることを心がければ、おおむね間違いは起こらないでしょう。
相手にとってわかりにくくなかったか、立場的にそぐわない言い方になっていなかったか、と常に自分に問いかける姿勢を失わずブラッシュアップしていってください。

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