「盆と正月」と言われるように、正月は日本では重要なお休み期間でもあります。企業やお店では、「年末年始のお知らせ」を出すのが一般的なビジネス習慣になっていますが、単なるお知らせではでない一面も「年末年始のお知らせ」にはあります。この記事では、この「年末年始のお知らせ」についてまとめています。

「年末年始のお知らせ」の意味

「年末年始のお知らせ」は、日頃ご贔屓にしていただいてるお客様や取引先に休業期間をお知らせするものですが、それ以外にも一年を通しての感謝の気持を伝えるとともに新しい年もご愛顧いただけるようお願いする挨拶文でもあります。

一般的には12月の25日から27日に出しますが、最近ではクリスマスから長期の休暇に入る会社も多くなっています。25日前に出すようにするのがよいでしょう。

「年末年始のお知らせ」に必要な要素

「年末年始のお知らせ」に入れておくべき要素としては、以下のものがあります。

①時候の挨拶
②感謝の気持
③休業期間
④結びの挨拶

時候の挨拶としては、「師走の候、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます」のように、一般的な挨拶から入りましょう。
その続きとして、「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」など感謝の気持を記載します。
休業期間は、「誠に勝手ながら○○年○○月○○日から○○年○月○日までお休みとさせていただきます」と年末年始の休業期間を明記します。
最後に、「来年もより一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」などの結びの挨拶を入れます。

なお、休業期間は以下のように挨拶文の後に記載してもかまいません。

<記>
平成◯◯年 12月29日 平常通り
12月30日 15時 営業終了
12月31日 休業
平成◯◯年 1月 1日 休業
1月 2日 休業
1月 3日 休業
1月 4日 通常通り営業

「年末年始のお知らせ」の例文

年末年始の営業日のご案内

拝啓
師走の候、貴社益々のご盛栄のこととお喜び申し上げます。本年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
早速ではございますが、○○年○○月○○日から○○年○月○日までお休みとさせていただきます。よろしくご了承のほどをお願い致します。

本年中のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引立てのほど、宜しくお願い申し上げます。
敬具

「年末年始のお知らせ」をメールで出す場合

年末年始のお知らせは、文書で出すのが一般的ですが、お客様や取引先が多いと手間もコストもかかります。最近では、メールで送るケースも多くなっています。

メールで送る場合は、相手がメールのやりとりを日常的におこなっているかを判断することも大切です。メール慣れしていない人ですと、メールの確認が年明けになったりするので、結果ムダになってしまいます。また、メールの挨拶を失礼と感じる人もいるので、そのようなタイプの人には郵送するのがベストです。

メールで送る場合も記載する要素は文章と同じです。「時候の挨拶」「感謝の気持」「休業期間」「結びの挨拶」の要素を忘れずにきちんと書いてください。
メールの場合、文字数を気にしないで書けますが、長い挨拶文は相手には読みづらいものです。挨拶と休業のお知らせに絞った簡潔な文章がベストです。

「年末年始のお知らせ」のメールで例文

件名 【○○商事】 年末年始営業のご案内お世話になります。○○商事の山本です。

本年も格別のご愛顧を賜わり、厚くお礼申し上げます。
来年もスタッフ一同サービスの向上を図り、誠心誠意努力する所存ですのでより一層のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。なお、弊社の年末年始の営業日についてご案内申し上げます。
○○年12月〇日(〇)〇時 業務終了
(12月〇日~1月〇日は、休業させて頂きます)
○○年1月〇日(○)〇時 営業開始
―――――――――
株式会社○○商事
山本○○
Mail:
HP:
Tel/FAX:
―――――――――

年末年始の書き方おさらい

「年末年始のお知らせ」は、日本の商習慣としても大切なものです。お客様や取引先への感謝の気持を込めた挨拶状でもあるので、きちんとした文章を作成することが大切です。

最低限の要素として、

①時候の挨拶
②感謝の気持
③休業期間
④結びの挨拶

を記載することは忘れないでください。

年末年始のお知らせをメールで送ることも最近では多くなりました。しかし、相手によっては失礼に感じる人もいるので、送り先には注意が必要です。そして、メールでも感謝の気持を込めた挨拶文であること意識して書くことが大切です。