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この記事では、「FYI」の読み方や意味、使い方、注意点、関連用語について解説します。
ビジネスメールなどで「FYI」という英語の略語を見たことはありませんか?英語文でのメールのやりとりでは頻繁に使われる略語ですが、日本語のメールにおいても「FYI」を使う人は少なくありません。
特に英語でビジネスメールを送る場合は、「FYI」などの略語は不可欠です。この記事を通して、「FYI」の意味と使い方を理解し、ご自分のビジネスに活用してください。
FYIの読み方と意味
「FYI」は、「for your information」の頭文字をとった略語で「ご参考までに」の意味になります。読み方は、「フワイ」や「エフワイイー」と発音します。ビジネスシーンの英会話でも使うことがあるので、しっかりと意味を覚えておきましょう。
FYIを使うメリット
略語は知り合い同士で使うラフなイメージがありますが、ビジネスにおいて略語を使うのにはそれなりのメリットがあります。ひとつは「効率化」です。毎日ビジネスメールをやり取りするのは時間的に大きな負担になります。
「for your information」と入力するよりは、「FYI」の3文字なら時間短縮になりメール作成の効率化にもつながります。もうひとつのメリットは、「簡潔化」です。長い文面は読みづらく時間もかかります。
3文字なら見やすく簡潔な文章が作成できます。そのため、ビジネスメールで略語を使いこなせるようになれば、英語圏の人からの評価も高まります。
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FYIの使い方
英語圏では「FYI」などの略語はビジネスマナーのひとつで、ビジネス上での会話でも使われる表現です。会話の中で使う場合は、「ちなみに」という日本語に近いニュアンスになります。
ちなみに、東京支社が明日オープンします。
ちなみに、明日の打ち合わせは延期になりました。
このように英語の会話でも「FYI」は使われますが、日常的に使用するのはビジネスメールです。ビジネスマナーとして「FYI」の使い方をきちんと理解しましょう。
メールでのFYIの使い方
メールでの「FYI」は、主に件名や末尾で使用します。特に仕事に直接的に関わりのない参考情報は件名にするのがベストです。件名であれば、相手にメールの優先順位が明確になるので丁寧な送り方になります。
先日お話した企画書を添付します。
プロジェクトの予定表をお送りします。
16時から定例会議があるのでお忘れなく。
システムメンテナンスのため20時よりインターネットが使えなくなります。
最近は日本人同士のメールでも「FYI」を見かけるが多くなってきました。英語と同様に件名や末尾で使います。
また、第三者のメールを参考として転送する場合は、以下のように件名の最初に「FYI」をつけます。
FYIを使う上での注意点
「FYI」はビジネスメールでの効率化を図る略語です。「ご参考までに」という意味ですから、多くのメールの中で優先順位は低くなります。返信しなくても失礼にはなりません。但し、「FYI」をつけて送信する場合は、いくつか注意すべき点はあります。
重要なものには使用しない
「FYI」は、あくまでも参考となる資料や情報を送るものですから、重要な書類や契約書などに使用するのは不適切です。相手が手の空いた時間で気楽に参照できるものに対して使くのがベスト。
上司や目上の人には要注意
「FYI」は表現としてはややラフなものですから、特に上下関係での言葉遣いに気を使う日本では、上司や目上の人に対して使う場合は注意が必要です。あまり親しくない方だと不快に思われることもあるので、相手との関係性を十分に考慮して使用してください。
「FYI」を知らない人もいる
英語圏のビジネスメールでは普通に使用する略語でも、日本のビジネスメールで頻繁に使われているものではありません。「FYI」を知らない人にはかえって混乱させてしまい、意味を知るために余計な手間をとらせる可能性もあります。
「FYI」を日本人同士で使う場合は、同じ部署や「FYI」の意味を知っている相手にだけ送るようにしましょう。
FYIの関連用語
「FYI」のようにビジネスシーンに使われる英語の略語は少なくありません。ここでは、代表的なものをいくつかを紹介します。
FYR
「FYR」は、「for your reference」の略語で「FYI」と同様の「ご参考までに」の意味。「FYI」の類語になります。「FYI」より重要度が低いものに対して使われるようですが、使用頻度は少ないようです。
FYR:プレゼン資料
FYA
「FYI」に似た略語に「FYA」があります。「FYA」は「for your action」の略で、「要返答」「要対応」の意味です。元々はネットスラングでしたが、最近はビジネスの現場でも相手になにをして欲しいかを明確に伝える略語として使われています。
FYA:例の試作品が午前中に届きます。
TBA
会議やアポイントメントなどの連絡で使われる略語が「TBA」です。「TBA」は「to be announced(追ってお知らせします)」の意味で、会議やパーティなどの開催場所や時間などがまだ決まっていないときなどに使用します。
来週の火曜日に緊急会議をおこないます。時間と場所は後ほど連絡します。
ASAP
最近のビジネスシーンでは、「アサップでお願い」という表現を耳にすることがあります。「アサップ(ASAP)」は、「as soon as possible」の略語で、「なるべく早く」の意味です。但し、期限があいまいで威圧的な表現でもあるので使い方には注意してください。
明日の会議の資料をなるべく早く作成してください。
RSVP
「RSVP」は、フランス語の「répondez s’il vous plaît」の略語で、「ご返答お願いいたします」という意味です。主に式典やイベント、パーティなどの出欠を確認するために使用します。一般的には招待メールなどの文末につけられます。
山田部長の個展が来週の火曜日に開催されます。金曜日までに出欠の連絡をお願いします。
ETA
「ETA」は、「到着予定日」「到着時刻」を意味する「estimated time of arrival」の略語です。英語圏では、ビジネスだけでなくプライベートでも一般的に使われています。貿易で使われる「ETD(出荷予定日・出荷予定時間)」と混同しないように注意してください。
お願いしたサンプル品が届いていません。到着予定日を教えてください。
まとめ この記事のおさらい
- 「FYI」は、「for your information」の頭文字をとった略語で「ご参考までに」の意味。
- FYIを使う大きなメリットは、ビジネスメールの「効率化」と「簡素化」です。
- 「FYI」の注意点には、「重要なものには使用しない」「上司や目上の人には要注意」「知らない人もいる」などがあります。
- 「FYI」の関連用語としては、「FYR」「FYA」「TBA」「ASAP」「RSVP」「ETA」などがあります。