運輸業とは、旅行客や貨物を運搬する業種や職業をさした言葉です。運輸業は単に運搬するだけではなく、物品の保管や荷物の積み下ろし、その他運搬に関わるサービスなど、業務内容は多岐に渡ります。

近年はIT技術の導入も進み、ドライバーや運搬に関わる人力の業務以外にも、ITエンジニアの職種での求人も多数見受けられます。

ここでは、運輸業の主な職種や業務内容について解説します。

運輸業と運送業の違いは明確ではない

運輸業と運送業の違いは、あまり明確ではありません。どちらも物流の業界での職業や業務のことをいいあらわす言葉です。運輸も運送も、言葉の意味では人や物を運ぶことをさしていますが、

物流業界では、トラックや船・航空機を使い長距離を運ぶことを運輸といいます。一方で、運送は主にトラックを中心とした陸路での配送をあらわしています。

運輸の方が、運送よりも長距離で広範囲で行う業務とイメージするとわかりやすいでしょう。

運輸業界の業種

総務省が発表している、日本標準産業分類でいう運輸業(運輸業,郵便業)には以下の業種が記載されています。

鉄道業
道路旅客運送業
道路貨物運送業
水運業
航空運輸業
倉庫業
運輸に附帯するサービス業
郵便業(信書便事業を含む)

参照:日本標準産業分類(平成25年10月改定)
(分類項目名の項です)

上記の記載の業種を見ると、運輸業とは陸・海・空問わず、人や物(大小問わず)を運ぶ業種であることや、運搬に関わるサービス業も含まれていることがわかります。

運輸と聞くとトラックや船などを用いて荷物を運ぶことを連想する方も少なくありませんが、航空会社が旅客機で乗客を運ぶことも、豪華客船での旅行サービスも、広い意味では運輸業に含まれます。

手紙などの配達の郵便業も運輸業と同じく運輸業に含まれます。

運輸業の業務内容

運輸業の業務内容は多岐にわたります。以下では運輸業の各職種ごと業務内容を解説します。

SDの業務内容はドライバー兼サービススタッフ

SDとは、サービスドライバーまたは、セールスドライバーの略で、主な業務は車両を使用して宅配便などをお届けするドライバー兼サービススタッフのことです。

担当エリアの倉庫から届け先まで、宅配便などの顧客の荷物を軒先や宅配ボックスへ納品するのがSDの主な業務です。

法人営業の業務内容はサービスの提供や物流の構築

法人営業は、法人を対象にしたサービスの提供や、物流システムの提案、構築などを行います。

顧客に対して最適な配送ルートの提案や、技術職と連携して、作業効率の向上に向けた施策・改善業務を行う場合もあります。

管理業の業務内容は商品保管や在庫管理

管理業は発送主から預かった荷物などを運搬するスケジュールを決め、届先に納品するまでの商品保管や在庫管理などを行います。物流管理、配送管理、在庫管理などです。

配送に関わる人員のシフトなどの管理を行うこともあります。

運輸業の技術職は物流に関するシステム開発を行う

運輸業の技術職は物流に関するシステム開発を行います。近年はAIなどの導入により、ITエンジニアを求める運輸業者も多くなっています。

営業職などと連携しながら、物流システムを通じ、顧客の課題解決に携わります。顧客先に常駐しITインフラの構築及び設計を行う場合もあります。

3PL(サードパーティロジスティクス)という物流サービスがあります。

保管・配送・荷役・輸出入・物流コンサルティングなどの物流サービスをそれぞれ個別の業務として考えるのではなく、物流全般の業務を一括して請負い、調達から生産、販売といった物流全体の最適化・効率化を実現するサービスです。

3PLのようなサービスには、IT技術が不可欠なため、運輸業界でもエンジニアの活躍の場が増えています。

荷役の業務内容は貨物を積んだり下ろしたりすること

荷役(にやく)とは、貨物を積んだり下ろしたりする作業の事をいいます。倉庫などのスペースで行う、航空機や船、トラックへの積み下ろし作業の事です。

荷役には、陸上荷役と港湾荷役とがあります。港湾荷役はさらに沖荷役、岸壁沿岸荷役に分けられます。

保管する倉庫へ移動し、荷物の種別・行先などを分ける仕分け作業を行う場合もあります。現在、荷役作業は革新的な進歩を遂げています。

大型の荷物など、これまでは大掛かりな作業や多くの人手が必要だった物の荷役も、フォーク・リフトなどの重機を使用して行うため、人力での作業は少なくなりつつあります。

流通加工の業務内容は加工して付加価値をつけること

流通加工は倉庫や物流センターで、運ばれてきた商品に対し、付加価値をつけるための加工作業の事です。

パーツごとにバラバラに運ばれてきた商品を、倉庫などで組み立て、完成品として出荷する加工作業の事をいいます。

自動車など大型の商品は、完成品で出荷すると物流コストが高くなるため、パーツごとで運びコンパクトに出荷して、最終的に組み立てて納品します。

パーツの組立て作業は小売店が行うこともありますが、運輸業者が代行して業務を行う場合もあります。

フォワーダーの業務内容は運搬業者をコーディネートする事

フォワーダーは直接自らの運輸手段を持っていない、貿易業務における仲介業者です。

主に国際輸送業務を取り扱う業者で、荷主から依頼を受けて、運搬業者をコーディネートする仕事です。

輸出入の際には通関手続きや保税地域での貨物の受け渡しといった業務がありますが、国が許可した業者だけが取り扱える専門的な手続き(通関士など)があるため、商社や貿易を生業とする企業はフォワーダーに通関の手続きを委託しています。

フォワーダーと似た業務で「海貨業者」というものもあります。

海貨業者はフォワーダーの役割を担うこともありますが、海貨業者は湾岸地区など「荷物が出入りする場所」での事務手続きを行う業者であるのに対し、フォワーダーは事務手続きを含めた国際輸送業の業務全般を取り扱います。

海貨業者はフォワーダーの業務の一部を担っているという構図です。

フォワーダーは事務的な業務を行うだけではなく、企業の新規開拓営業のサポートや、企業の事業展開をヒアリングし、国内外への最適な輸送プランの提案業務も行います。

運輸業の英語表現はTransportation industry

運輸業のことをシンプルに訳すと、Transportation industryです。

Transportationの意味は交通、Industryは業界という意味の英語であるため、直訳すると交通の業界ですが、主に米国では飛行機やトラックで輸送することをTransportationと表現します。

Transportationは大まかな表現であるため、実際に使用する場面は少ないです。細かな業種別での表現は以下の通りです。

航空運輸業
Aviation transportation industry
海上輸送業
Maritime transportation
私は航空輸送業界で働いています
I’m working in an aviation transportation industry.

運輸業についてのまとめ

  • 運輸業とは旅行客や貨物を運搬する業種または職業のことをいいます。
  • 運輸業と運送業の違いは実は明確ではありません。
  • 運輸業とは陸・海・空問わず、人や物を運ぶのが運輸業界の仕事です。
  • 運輸業の業種・業務内容には、法人営業、管理、技術、荷役、流通加工、フォワーダーなどがあります。
  • 運輸業を英語に訳すとTransportation industry です。

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。

それぞれの特徴を申し上げると、管理職クラス・外資希望の方ならJAC Recruitment・20代ならリクルートエージェントをおすすめします。

JAC Recruitmentはリクルート、dodaに次ぐ第三の売上規模を持ち、外資系に関してはTOPの人脈を持ちます。自分の実力を活かせる場を探している方は特におすすめです。

JAC

年収アップを実現したい方に。外資系企業への転職はJAC Recruitment

また、ハイクラスは他にビズリーチもございます。

ビズリーチ

リクルートエージェントは最大手で、まず転職すべきか、今の会社の方がよいのかの相談に乗っていただけます。転職案件は各年齢全般に渡って用意しているのも最大手ならではです。まずはご自身の経歴から、適正の年収なのかを相談していみてはいかがでしょうか?

r-agent

dodaは転職サイトとエージェントの両方の側面をもっています。とりあえずどんな求人があるのかな?と気になった場合はdodaがおすすめです。またdodaの登録はとても簡単でオレンジ色のボタンから必須項目を入れるだけで5分での登録が可能です。転職案件は20代から30代向けがもっとも多いようです。

またdodaには各業界の年収を知ることができるページもございます。
簡易的なものですが、一度利用してみてはいかがでしょうか。

doda