主体性とはなにか 自主性との違いと主体性を示す自己紹介の例文

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多くの企業が必要としているといわれるのが、「主体性」のある人材です。主体性と似た言葉に「自主性」「積極性」があります。

上記の言葉を同じものと理解していたり、自分の思うイメージでぼんやり解釈していた人も多いでしょう、しかし主体性と自主性、また積極性は違うものです。

この記事を通して主体性をきちんと確認することで、自身のスキルアップにつなげる事が可能です。

そもそも主体性とはなにか?

主体性とは自分の意思や判断に従って行動すること

主体性とは、自分の意思や判断に従って行動する態度や性質のことをいいます。「なにをするか」ではなく「なんのためにするか」を考え、自分の責任で行動するのが「主体性を持った行動」です。

自主性と主体性の違いはするべき事が明確かどうか

自主性と主体性の違いを一言でいうと、「するべき事が明確かどうか」ということでしょう。

やるべきことが決まっていて、人にいわれなくても率先してやるのが「自主性」で、やるべきことが決まっていなくても、目的からなにをすべきかを考え率先して行動するのが「主体性」です。

オフィスの掃除をするとします。オフィスは綺麗にしておくようにいわれているから、「催促される前に掃除をしよう」と考え行動するのは自主性です。

一方、「オフィスを綺麗にしておけばものが生産性が上がるし、お客様が訪問されたときにきちんとした印象になって契約につながるかもしれない、だから掃除をしておこう」と考えるのは、会社の「業績を伸ばすため」という目的のために「オフィスの掃除をする」という主体性を持った行動です。

積極性と主体性の違い

主体性とは自分の意思や判断に従って行動することをいい、積極性とは、物事に意欲をもって進んで取り組んだりする姿勢のことをいいます。

例えばオフィスの掃除を、人からいわれて取り組んだのであれば主体性のある行動とはいえません。しかし、人からいわれて掃除を始めたとしても、意欲をもって進んで取り組んでいれば積極性のある行動になります。

主体性がある人とない人の違い

主体性がある人は自分で考えて行動している

主体性がある人の大きな特徴は、自分の考えをしっかり持っていることです。

自分の考えや目的があり、それを実現するために行動を起こすため、下調べや情報収集をしっかり行うことも特徴です。

自分の考えに基づいて行動するため、もし途中でやり方が間違っていることに気づいたした場合も、軌道修正がスムーズにできます。また、物事を自分で調べることが自身の知識や経験となり、成長につながるでしょう。

主体性がない人は人の考えに従って行動している

主体性がない人の大きな特徴は、自分で考えて行動しないということです。

人の意見に従って行動するため、途中で軌道修正が必要となった場合でも、どう対処すればよいのかを自分で決めることができず、人に仰ぐため時間がかかってしまいます。

また、自分で物事を決定しないせいで知識や経験を積む機会が少なく、成長につながりにくいないということがあります。

主体性をアピールするの自己PRの例文

主体性をアピールする自己PRでは、自分で考えて行ったことはなにか、なぜそう考えてどのように行動したのかを、自分の経験から話すのがよいでしょう。

漠然と「普段から自ら考え行動することを心掛けています」ではなく、やったことを具体的に話すのがポイントです。

例文1

アルバイトをしていた居酒屋で、大学生をターゲットにしたランチ営業を始めようという企画が持ち上がりました。そこで私は、アンケートを作成して自分の通っている大学の友達に協力してもらい、メニューや価格帯、お店の雰囲気など、大学生が求めるものはなにかをまとめ、店長に参考資料として提出しました。

実際に大学生の生の声を聞けたことは大変参考になると店長に褒めてもらうことができ、今それをもとにメニューを考案中ときいています。実際の学生からサンプルデータを集めるという、自分のおかれている環境を上手く活用して貢献できた経験は、今後の仕事ににおいても役立つものと考えます。

例文2

前職では法人営業を担当しておりました。新規顧客開拓では、リストにある企業に電話をかけ、アポをとって訪問するか、詳しい資料をメールで送るという手法が推奨されていました。

しかしそのやり方では「担当の方と対面で話をして熱意を伝えたい」という気持ちをなかなか伝えることができませんでした。そこで私は、ここだけはどうしても訪問までこぎつけたい、という企業に宛てて直筆の手紙を書くことにしました。その結果、「直筆の手紙をもらったのは初めてで熱意が伝わった、ぜひ一度お会いしたい」という嬉しいご返事をいただくことができました。

現状に満足せず、自分なりのやり方を考えたことが成果につながったよい経験でした。

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主体性をあらわす英語表現

主体性を英語で表すと、名詞では「Independence」が一般的ですが、他の表現も交えていくつか例文を紹介します。

主体性を失う
lose one’s independence
主体性がある
be one’s own man
主体性を伸ばす
encourage someone’s initiative

主体性とはなにかについてのまとめ

  • 主体性とは、自分の意思や判断に従って行動する態度、性質のことをいいます。
  • 主体性と自主性の違いは、やるべき事が決まっているかどうかということです。
  • 積極性とは物事に進んで取り組むことで、自分の判断かどうかではかるものではありません。
  • 主体性がある人は自分で考えて行動し、ない人は人の考えで行動するという特徴があります。
  • 主体性をアビールする自己PRは、自分の経験に基づいて具体的にするのがポイントです。