就職活動で必ず必要なのが「自己PR」です。履歴書やエントリーシートには必ず自己PRを記入する欄がありますね。企業の担当者があなたを知る最初の入り口がこの「自己PR」です。自己PRの書き方次第で、次のステップに進めるかどうかが決まると言っても過言ではありません。「でも、どのように自分をPRすれば良いのか分からない」と悩まれている新卒生も多いはずです。今回はそんな新卒生のために、就活に効果的な自己PRの書き方をご紹介します。

結論を先に、長所は具体的に

「私は、大学3年の時にフットサル部のキャプテンとして頑張ってきました。関東大会では準々決勝で破れてしまいましたが、チーム一丸となって全力で戦ったことに悔いはありません。そして、・・・」

このように、自分の経験をだらだらと冒頭で書き綴っても読む側にとっては苦痛以外のなにものでもありません。企業が自己PRで知りたいことは、どんな能力や長所を持っているかです。

まず先に、自分の長所をしっかりと伝えることです。但し、ありきたりの表現ではインパクトに欠けてしまいます。「私の長所はチームワークを大切にするところです」という表現は新卒生の多くが書きそうですね。

もし、「私の長所は接着剤みたいなところです」と書いたらどうでしょう。担当者は一瞬「?」と思うでしょう。そして「どんなにチームがバラバラになっても、しっかりとメンバー同士を接着させる自信があります。」と続けば、「なるほど」と感心されるでしょう。つまり、自分の長所を「キャッチコピー」にして表現すると好感度はアップします。

次に大切なのが、その長所を具体的に書くことです。「チームをまとめる力がある」とか「リーダーシップがある」だけでは説得性がありません。その根拠を具体的に書くことが重要です。

例えば、

「チームをまとめるために、夏の合宿では毎晩皆で話し合いました。その結果、関東大会ではベスト8まで勝ち進めました」

 

この文を読んでどう思いますか?この人の力でチームがまとまったと感じるでしょうか?
多くの自己PRで失敗してしまうのが、この部分です。具体性が乏しいので説得力に欠けてしまうのです。

では、次の文章ならどうでしょうか?

「夏の合宿の話し合いで気づいたのが、数人の特定の部員しか発言しないことでした。試合も彼らのペースになっていると感じた時に、発言しない部員だけを集めて本音を聞いたら明確に問題点が見えてきました。この問題点を全員で腹を割って話し合った結果が、関東大会のベスト8につながったと思っています」

 

まさに、素晴らしい「接着剤」ですよね。この文章を読めば、担当者は「会ってみたい」と思うはずです。企業が求めている人材は、「成果が出せる人」です。そのためにもより具体的で説得力のある自己PRを書くようにしましょう。

フレームワークに従って書こう まずは結論をいう

自分の長所を具体的に書く場合にも、以下のフレームワークに従えば効果的な自己PR文が作れます。

フレームワークは、
「結論」→「課題・目標」→「行動」→「結果」の順で構成されます。

冒頭には、先ほど説明したようにインパクトのある言葉で、自分の長所を表現します。自分の「売り」を真っ先に書くのが大切なポイントです。

フレームワーク 目標と課題の書き方

次に、その結論を導いた具体的なエピソードを書いていきます。まずは、「どんな課題や目標に取り組んだか」を説明します。

その目標や課題に取り組んだ理由も書くとより説得力が上がります。例えば、フットサルで関東大会のベスト16以内が目標だったとしたら、「チームを活性化するためには明確な目標が必要と感じた」などの理由を書きます。「TOEICで800点を取る」ことが目標なら、「海外でも通用する仕事をしたいのでTOEICで800点は取らなければと考えました」などと明確に理由づけすることが大切です。

同時に、それをクリアするための課題も紹介します。フットサルでは、「チームワーク」が課題でした。TOEICで800点を取るための課題は、「大学の授業やアルバイトで勉強する時間を作るのが難しい」ことだったかもしれません。

目標に対する行動の書き方

「行動」では、この課題をクリアするために、どんな工夫や努力をしたのかを具体的に書いていきます。TOEICの勉強のために、「常にリスニングの教材を持ち歩き、移動や空いている時間に聞いたり、NHKのラジオ英会話は必ず聞くようにした」など実際におこなった具体的な方法を書きます。企業にとっては、この行動部分がもっとも知りたいことです。「どんな方法で、どんな努力をしたのか?」これが企業人として求められる能力を判断する重要な要素なのです。

結果は数字をだすと効果的

そして、「結果」では、数字を使うのがより効果的です。フットサルでは「ベスト8まで勝ち進んだ」、TOEICでは「820点を取った」のように数値で表現します。アルバイトなら、「売上を1日5万円から1日7万円に伸ばしました」などと書けばより印象は強くなります。

長所でどのように会社に貢献できるかをアピール

最後に、自分の長所を会社に活かして貢献したい旨を書き加えましょう。具体的な職種にどう貢献できるが書ければベストです。例えば、営業であれば「私の粘り強い性格は、営業の分野でも『結果を出すまでは諦めない』という姿勢でお役に立てると思います」のように、書くことができます。

また、履歴書や職務履歴書の書き方に不安がある方は転職エージェントに履歴書の添削をお願いしてみましょう。

履歴書の添削をしてくれる転職エージェントの中でもマイナビAGENT・リクルートエージェントがおすすめです。
マイナビAGENT 履歴書の書き方

また、現在フリーターで就職、転職活動中の方はハタラクティブで添削をしてもらうことをおすすめします。

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初めて転職エージェントに履歴書・経歴書添削をお願いするとき、他社の転職サイトでつかったものだからと気にすることなく、とにかく持っていきましょう。

なぜならば、全てではありませんが多くの転職エージェントは転職者自身に履歴書をなおさせるのではなく、「よろしければこちらで訂正してもよろしいでしょうか?」とエージェントの手でブラッシュアップをします。

そのため、マナラボでも履歴書の書き方を解説していますが、まずは転職エージェントにもっていくのが、書類選考対策での一番の近道です。

まとめ

初めての就職活動は慣れないことばかりで戸惑うことが多いかもしれません。大切なことは、企業が何を求めているかを知ることです。自己PRは、あくまでも就職するために必要なツールです。いかに担当者に効果的にアピールできるかが重要なポイントです。自分の趣味や特技だけを並び立てる自己PRでは、飽きられてしまいます。

自分の長所をしっかりと見極めて、その長所で成功したことを、誰もが分かるように具体的な例で説明しましょう。そして、書いた自己PR文は必ず読み返しましょう。読む相手は素人だと思って添削することが大切です。「ちょっと分かりづらいかな」と感じる箇所は、分かりやすく書き直すようにしましょう。