自由気ままな人ってどんな人?特徴とポイント 付き合い方の解説

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自由気ままな性格と言うと、人に好感を持たれやすい印象があります。しかし、厳しい環境では信頼できないなど、ネガティブな印象につながる性格でもあります。

ここでは自分勝手な人の性格のポイントやワガママとの違い、長所と短所、ビジネスの場で、自由気ままな人と付き合っていく際のコツを解説します。

自由気ままな性格の意味とは

自由気ままな人とは、他の物事や人に何も縛られることなく、精神的にも重圧を感じることなく、伸び伸び生きるタイプの性格を意味する言葉です。

「自分勝手な人」や「ワガママな人」とは違い、自由気ままな人は、基本的に人に意地悪をせず、かんしゃくを起こさない点から、似た意味を持ちながらも、ネガティブなイメージはかなり抑えられた表現です。

自由気ままな人は、自分を縛ることになる、地位や大金には執着をしない人が少なくないため、人と競うことは少なく、また周りからも攻撃されにくいという特徴があります。

しかし、自分の生き方を守るということに関しては強いこだわりを持っている場合が多いため、自分のライフスタイルが崩れそうなときには、意外なほどの厳しさや集中力を発揮する事も特徴です。

自由気ままの英語表現

直接的に表現するなら、精神が自由という意味で「free spirited」がよいです。

英語での自由気ままの表現では、「carefree」という単語が用いられることがあります。

注意を示す「care」に「フリー」であることを示しているため、単に自由と言うよりも不注意といった意味が含まれる点に注意が必要です。

やや長い形としては「free as a bird」が使われることがあります。直訳すると「鳥のように」といった形であるため、ロマンティックで美しい表現ですが、皮肉めいた響きを感じることもできます。

マイペースの類語・似た性格

自由気ままの類語には、「自分勝手」や「ワガママ」「天真爛漫」などの言葉が用いられることが多いです。

どの言葉も意味が比較的近いものの、ポジティブな意味で使われるものは少なく、批判の意味でも使われやすい表現が多いです。

自由気ままと自分勝手の違い

自由気ままに生きるのと、自分勝手を行うのとでは、意味が大きく異なります。

自由気ままをモットーとしている人は、他の人のしていることをあまり気にせず、自分がやっていることを他人に認めてもらおうとはあまり思わない場合が多いです。

一方で、自分勝手と評価される人は、他人の迷惑を顧みず、全力で自分の希望を押し通しにかかる人が少なくありません。

上記の「他者」との距離感と対応が、「自由気まま」な人とそれ以外とでは大きく分かれるでしょう。

自由気ままと他の人から言われる人は、自分の意思を明確に持っていますが、押し付けることは少なく、他の人との距離もうまく取れているためトラブルにはならない場合が多いです。

しかし、自分勝手とされる人は、何度も自分の意思に基づくワガママを通そうとして、ついには他人と喧嘩になり孤立をする事が多いです。

孤立という部分が同じであっても、孤立に至るまでの過程や周囲の評価には異なる点がいくつも存在します。

自由気ままと天真爛漫との違い

天真爛漫と呼ばれる人と、自由気ままな人も、似ているようでいて本質は大きく異なります。

他人に縛られることはないという点では一致していますが、天真爛漫な人はもともと天然である場合が多いため、自由気ままに生きると決めている人の持つような意思は含まれていない場合が多いです。

元々の性格だけでなく、ある程度の経験がないと難しいのが、自由気ままであるということができます。

自由気ままな人の特徴1:他人とは争わない

自由気ままな人は、基本的に他人と争うのをよしとしません。自分の意思を曲げるのは嫌ですあるうえ、相手の意思を曲げてもらうのも好きではないと思っているためです。

自分が楽しいかどうかがもっとも重要であり、そのために他者とは離れることが基本だというスタンスを貫いているひとも多いです。

人から離れる生き方に至った自分を嫌ってはおらず、誇りにさえ思っているのが、自由気ままな人でもあります。

自由気ままな人は、親しくなる事態が希薄であるため、多くの人にとっては、ひょうひょうとした印象だけを受けることも少なくありません。

自由気ままの特徴2:他人との距離は保つ

自由気ままな人は、仕事中でも、仕事を離れても楽しく生きているように見えるでしょう。

仕事外の時間は、心のおもむくままにどこかに遊びに行ったり、趣味の仲間と一緒にワイワイ騒いだりといったことも少なくないため、社交的な性格とも思われがちです。

しかし、イメージとは裏腹に、滅多なことでは人に本音を見せることはありません。

本音を見せることで、相手との意見のぶつかり合いになるかも知れないと、本音のところでは考えている部分があるためです。

自由気ままの特徴3:趣味には詳しい

仕事では高い地位に就くことは少なく、余った多くの時間をいかに楽しく過ごすかを本気で考えているのが自由気ままな人ですが、それだけにあらゆる趣味には詳しい傾向にあります。

特に、他の人から見てイメージが合わなそうだという案件でも、楽しそうだとあれば、すぐさま積極的に受け入れ、突き詰めていくことになります。

仕事を離れた状況での趣味の話などに関しては、普通の人とは違ったレベルの深さの話をすることが可能でしょう。

身分にもさほどこだわらない傾向があるため、遊びや趣味の世界であれば、たとえ上司や部下が相手でも、普段の人間関係とはまったく変わらない独立した仲間として接することができるのも、自由気ままな人の特徴です。

しかし、根っこが自由気ままであるため、そのサークルや趣味内での地位が重荷になった時点で、すぐさま手を引いたりもする事もあるでしょう。周りからすれば振り回されることになるかも知れません。

自由気ままの特徴4:決済権のある上司にも向くかも

地位や大金にはこだわらないのが自由気ままな人であるため、会社内で一定以上の地位にのぼるケースは少ないでしょう。

能力があればという前提にはなるものの、自由気ままな人は上司には最適という一面があります。

自由気ままな人は、地位や大金にこだわっていない場合が多いため、利権によって買収されたり金銭目的の不正を行う危険が低く、従来の慣習とは違うところで解決策を見つけられる部分もあります。

他人との距離を置くタイプでもあるため、情実による癒着が行われる危険も低く、組織が傾いてしまうのを避けることができることもあるでしょう。

自由気ままの特徴5:常に「他人事」で考えることができる

多くの人は、自分の組織や会社がピンチとなると、ついつい身びいきでものを考え、行動してしまいがちです。

しかし、自由気ままなタイプであれば、本人が立場に執着していないため、ダメなものはダメだとすぐに見切りをつけ、冷静に改革案を立てることが可能です。

上記のような意味での冷静さは、行き詰まった状態であればあるほど効果を発揮し得るものです。自由な発想からの大逆転は、歴史的にも事例がいくつも残されています。

しかし、本人はさほどこだわりを持たないことも少なくないため、プロジェクトの中心に立てるのは避け、実務者は別にしておいたほうが無難でしょう。

自由気ままな人との付き合い方

自由気ままな人が部下であれば、比較的対応は簡単で、自由な発想で得られるアイディアを評価しつつ、締めるところは締めて、プレッシャーを与え過ぎないようにすれば、信頼を勝ち取ることは難しいことではありません。

組織の論理で動く会社では、とかく自由人は評価されにくいため、公正に接するだけでもかなりの「優遇」と映ることになるでしょう。

一方、同僚であれば、仕事関係と言うよりも一人の人間として付き合い、信頼していることを示せば、仕事上でぶつかり合うこともほとんどなくなるでしょう。

自由人な上司だった場合、苦労がある場合も少なくありません。しかし、一人の人間として真っ向から接する姿勢を見せ続けることで、元々しがらみがないだけに、思わぬほどの信頼関係につながることがあります。

注意点として、他人との距離感があるため、特に上司相手には、プライベートに干渉しないように注意することも重要でしょう。