新郎・新婦の新たな門出をお祝いする結婚式は幸せにあふれています。

結婚式のはじまりは、乾杯の挨拶からです。幸せで楽しい会の始まりはきちんと始めたいでしょう。

ここでは、結婚式の乾杯の挨拶の基本やおさえておきたいマナーを解説します。

結婚式の乾杯の挨拶は上司が一般的

乾杯の挨拶は、会の始まりの挨拶であるためそれなりの立場の方にお願いします。

基本的には、会社の上司にお願いするのが一般的です。立場としては、主賓に次ぐ立場である場合が多いでしょう。

しかし、会社関係の偉い方ばかりになってしまっても堅苦しく感じてしまうものです。上司ではなく、人生の恩師になってくれた方に挨拶をお願いしたいこともあるでしょう。

人によっては乾杯の挨拶を仕事を一緒にやってきた同僚や、恩師にお願いすることもあります。

結婚式の乾杯の挨拶のポイント

乾杯の挨拶で長々話すのはNG

乾杯の挨拶をしているとき、出席者の方のグラスには飲み物がすでに注がれています。

また、出席者は立って乾杯の挨拶を聞いていることもあるでしょう。

乾杯の挨拶で長々と話をしてしまうのはよくありません。

1、2分程度で済ませるのが一般的です。

乾杯の挨拶で暗い内容を話すのはNG

結婚式は、出席者にとっては結婚するふたりの新しい門出を祝う場です。

おめでたい場所で暗い話しはNGでしょう。

また、内容だけでなく、話し方も気をつけましょう。

ぼそぼそと暗い雰囲気で話してしまっては、場の雰囲気も壊れてしまいます。

元気に明るく話すようにしましょう。

乾杯のタイミングはわかりやすくする

挨拶の流れから、切れ間もなくだらだらと「乾杯!」といってしまうのはNGです。

挨拶を聞いている人たちからすると、話しの途中なのか乾杯の発声をしたのかがわかりません。

挨拶のタイミングがわからないと、周りもうまく「乾杯!」と声を返せません。

せっかくの会の始まりがそんなことになってしまっては場が白けてしまいます。

挨拶が終わったらまずはひと呼吸し、「みなさん用意はよいでしょうか。」などと一言入れましょう。

一言入れることで、「これから乾杯だな」と周りも準備ができます。

結婚式の乾杯の流れ

結婚式の挨拶で、まずは下記のように司会から紹介されます。

「乾杯の挨拶にうつります。本日乾杯のご発声は◯◯さんにお願いしております。」

司会が話している最中は、まだ立たずに着席したまま周囲を見回して一礼しましょう。

司会の紹介が終わったら、その場で立って一礼し、そのあとマイクの前まで向かいましょう。

礼をしたあと、一瞬止まって前をしっかり見るとよい印象を与えます。

また、歩いている姿も周りは見ています。猫背になったり、変に早足になったりしないように注意しましょう。

マイクの前に着いたら、マイクの高さを調節します。

高さの調節はスタッフが行ってくれる場合もあります。その場合は、笑顔で調節が終わるのを待ちましょう。

マイクの調節が終わり話す準備が整ったら、新郎新婦のほうへ一礼し、会場へ一礼します。

話す準備ができている際に、新郎新婦や両家の両親が起立していることもあります。

もし起立していたら、話しはじめる前に「お座りください」と着席をすすめましょう。

話している最中は、緊張して早口になってしまったり、つい原稿のほうばかりを見てしまったりしがちです。

新郎新婦や会場のほうを適宜見回しながら、話すスピードや間を意識して話しましょう。

自分が「少し遅いかな」と感じるくらいが、聞き手が聞きやすいスピードです。

結婚式の乾杯の挨拶の基本

乾杯の挨拶の構成はどれも大切な要素です。挨拶の中にきちんと折り込みましょう。

乾杯の挨拶の自己紹介では主役との関係を伝える

まずは自分が新郎(新婦)とどのような関係であるか述べましょう。

乾杯の挨拶では僭越の意を伝える

自分より年長の方や他のゲストの方への配慮の言葉を述べます。

例えば、「ご指名いただきましたので、僭越ながら乾杯の挨拶をさせていただきます」というような言葉です。

乾杯の挨拶では祝辞を述べる

「結婚おめでとう」という意の内容を述べます。

ここで、お祝いの言葉を新郎新婦だけにいうのはNGです。

結婚は新郎新婦だけでなく、家と家のつながりが生まれることもあるでしょう。

新郎新婦のご両家ならびに親戚のみなさま宛にもお祝いの言葉をつたえます。

さらに、自分を結婚式に招待してくれたお礼も合わせて述べるとよいでしょう。

乾杯の挨拶でのエピソードやはなむけ

乾杯の挨拶の中では、自分と新郎や新婦とのこれまでの付き合いの中であったエピソードなどを話します。

出席者が和むようなエピソードだとよいでしょう。

さらに、エピソードを受けて、以下のような話を伝えてもよいです。

・今後の新郎新婦がどんな関係を築いていくのか
・こんなことには気をつけてほしい
・新郎(新婦)のこんなところは支えてあげてほしい

結婚式の乾杯の音頭はタイミングを分かりやすくする

乾杯の挨拶では、最後に乾杯の挨拶が必要です。

出席者が「乾杯!」というタイミングがわかるように配慮しましょう。

乾杯の音頭の前にひと呼吸置き、「準備はよいでしょうか」「それではご唱和ください」などの言葉があると、出席者もわかりやすくなります。

結婚式の乾杯の挨拶では忌み言葉・重ね言葉に注意にする

せっかくの結婚式の挨拶であるため、場にふさわしい言葉をつかいたいものです。

忌み言葉・重ね言葉は、結婚式にふさわしくない言葉であるため注意しましょう。

乾杯の挨拶で注意するべき忌み言葉

不吉なことを連想させる言葉を「忌み言葉」といい、不吉なことや夫婦別離を連想させる言葉があります。

不吉なことを連想させる忌み言葉
死(4)、苦(9)、苦しむ、悲しむ、滅ぶ、殺す、弱る、枯れる、最後
夫婦別離を連想させる忌み言葉
別れる、去る、破れる、泣く、壊れる、欠ける、解ける、返す、帰る、短い

乾杯の挨拶で注意するべき重ね言葉

重ね言葉とは「たびたび」などと、同じ言葉をくり返す言葉のことです。こちらは、再婚を連想させるため、避けるべき言葉です。

再婚を連想させる重ね言葉
たびたび、重ねがさね、ますます、もともと、どんどん、再び

どうしても、話しの内容上重ね言葉を使いたいときは、いい変える必要があります。

具体例は以下の通りです。確認しておきましょう。

花びらが散る → 花びらが舞う
スタートを切る → スタートラインに立つ
もう一度 → あらためて
ますます → 一段と
どんどん → 見るたびに
最後になりますが → 結びに
飽きる → 満足する

結婚式の乾杯の挨拶についてのまとめ

  • 新郎新婦の新しいスタートを祝う結婚式。
  • そんな結婚式をよりよいものにするために、乾杯の挨拶にもいくつかマナーがあります。
  • 今回は、乾杯の挨拶の基本の流れやそのときどきの立ち振るまい、使ってはいけない言葉などをまとめました。