相手の言動、映画などに感動したとき、よく「感銘を受けました」という言葉を使います。しかし、ビジネスシーンではどのように使われ、どの使い方が正しいのか理解していますか。やたら連呼しても相手にその感動は伝わりません。しっかりと自分の感動を相手に伝えるために、意味と使い方をみていきましょう。


「感銘を受ける」の意味

言葉の意味を考えるとき、漢字の意味に着目します。「感銘」の「感」からは感情や感じる、感動といった言葉が連想されます。「銘」は銘品、座右の銘などのように「特に優れたもの」という意味を持っています。

つまり、「感銘を受ける」とは「忘れられないほど深く感動すること、心に刻み付けること」という意味で用いられます。

「感銘を受けました」の使い方

「感銘を受けました」「感心しました」の違いは?

「感銘を受けました」の意味は「忘れられないほど深く感動すること」です。「感心しました」という言葉も「深く感動する」という意味を含むので、同じような意味です。

しかし、ここで注意が必要です。「感心」という言葉は目上の人が部下などに向かって使う言葉です。

目上の方の話に感動し、行動が心に刻まれるほど心を動かされたときは「感銘を受けました」という言葉を使いましょう。

志望動機で多用される「感銘を受けました」

志望する会社の事業内容や理念に対して「感銘を受けました」と伝える学生が多いですが、会社側は言われなくても事業内容を理解しています。また、誰でも書いたり、言ったりできる褒め言葉のようにも聞こえます。「感銘を受けました」というと、綺麗にまとめた印象がありますが、面接官からすると、その人らしさが全く見えてこない回答のようです。

「感銘を受けた」と言いたいのならば、どんなところに感銘を受けたのか、もっと具体的に示すことが大切です。また、「理念に深く感動した」といった言葉に言い換えることもできますが、このときも具体的な理由(自分オリジナルの視点から考える)を一緒に述べることが必要です。

また、もう一つの注意点として、「感銘を受けました」という言葉をたくさん使うことです。元々の意味は「忘れられないほど、深く感動する」です。つまり自分の人生の選択や考え方が変わるほど影響を受けたことに対して使われます。人生に影響を与えるほどの出来事がそう何度も起こるはずがありません。「感銘を受けました」の多用は言葉の価値を落としかねませんので、注意しましょう。

「感銘を受けました」ビジネスで使える例文

相手の言動に対して深く感動することを意味する表現として以下のようなものがあります。

・恩師の言葉に感銘を受けた。
・彼の生き方に感銘を受けて、自分の物事に対する見方が変わった。
・大統領の言葉に感銘を受けて、自分の生き方について考えた。
・選手の血のにじむような努力に感銘を受けた。

誰の何に対して「感銘を受けた」のかを具体的に示すとより分かりやすくなります。

「感銘を受けました」の類語表現

「感銘を受けました」の意味を要素に分けて考えてみます。

強く感動し、印象に残る、という意味の類語

感動する、強く印象に残る、心打たれる、胸に響く、琴線に触れる、心に響く、胸をふるわせる、グッとくる、心に強く感じる、魂が揺さぶられる、その後の人生を左右する

強く思い、忘れないようにする、という意味の類語

心がける、心に刻む、胸に刻む、気もに銘じる、銘記する。心に止める、噛み締める、記憶にとどめる、しっかりと覚えておく

鮮烈なイメージを受ける、という意味の類語

インパクトが強い、印象的な、強烈な、目の覚めるような、ショッキングな、印象が強い

類語を使った例文

・このプロジェクトが成功したのは、貴社ご一同様の努力と精進の賜物を感服いたしております。
・あの方のデザインは秀逸です。
・先生の研究熱心なお姿に心酔するばかりです。
・あの難題を3日間で処理されたなんて、恐れ入る思いです。
・監督のご指導があったからこそ優勝できた、とその恩義を強く感じ入っております。

まとめ

「感銘を受ける」の意味と使い方についてご紹介しました。正しく使えるようになりましょう。

「感銘を受ける」
・意味:忘れられないほど、深く感動すること
・目上の人には「感銘を受けました」を使う。「感心しました」は目下の人に対してなら使って良い。
・志望動機で「感銘を受けました」と使われるが、具体的な理由とともに述べる方が良い。

この3つのポイントを押さえておきましょう。

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