「ゆとり世代」が今、社会人として活躍しています。このように、それぞれの世代に対して、「⚪︎⚪︎世代」といういい方はよく耳にします。

その中で「プレッシャー世代」という言葉は馴染みがない、と感じる人もいるかもしれません。実際にはどの世代のどんな雰囲気からその名前がつけられたのでしょうか。

この記事では、プレッシャー世代について、プレッシャー世代とは、プレッシャー世代とゆとり世代、氷河期時代の比較について解説します。

 

プレッシャー世代とは

プレッシャー世代は1982〜1987年生まれ

プレッシャー世代とは、ゆとり世代と氷河期世代のちょうど間の1982〜1987年に生まれた世代のことをさします。2018年時点では31〜36歳の人たちです。

プレッシャー世代と呼ばれる由来は、日本の変革が起き、経済や政治、生活に大きな変化が起こったプレッシャーの時代を耐えてきた世代というところから来ています。そういったプレッシャーに強い世代の人々ということで、プレッシャー世代と呼ばれています。

プレッシャー世代が経験した変革は以下のようなものです。

経済の変革
子どもの頃に、大手企業が次々とつぶれ失業者が増えました。リストラ、フリーターが多くなり、経済的な不安が高まった時代です。
災害の多発
地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災、アメリカの同時多発テロなどの天災や人工的災害が次々と起こりました。その規模も今まで経験したことのないほどの被害でした。
コミュニケーションの変革
両親の共働きが増え、多感な子ども時代に家でゲームをして過ごした人も多い世代です。ポケベル、携帯電話も急激に普及し、コミュニケーションは直接ではなく、オンラインで、という感覚の人が増えました。そのため、コミュニケーション能力い乏しい世代だともいわれています。

プレッシャー世代の特徴

現実的な考えを持っている

バブル期は理想を掲げ、それが形になるのが容易な時代でした。一方、氷河期世代は、夢が凍り付いていてた時代です。

その後に訪れたプレッシャー世代では「夢や理想を掲げたところで叶わない」「それならば叶う夢を持つ」といった、とても現実的な考え方で物事に取り組む人が増えました。

 

大舞台で力を発揮できる人が多い

プレッシャー世代の有名人には、吉田沙保里さん、ダルビッシュ選手、高橋大輔さん、北島康介さんなどスポーツ界で世界的に活躍している人が多です。

このことからも、大舞台で力を発揮できる人が多い傾向にもあります。

プレッシャーを跳ね返すような打たれ強さがある

多くの変革を目の当たりにして育ってきたため、少しのことでは動じず、打たれ強い芯のある性質を持った人が多い世代でもあります。

プレッシャーがあるのは当たり前という考えのもと、そのプレッシャーでさえ跳ね返す力を持り、力強く現実を生きているのが、この世代の特徴です。

現状で満足できる

会社に入ったら「頂点を目指してがむしゃらに働け!」といわれていた高度経済成長期やバブル期とは異なり、大手の会社でさえ次々と倒産していく時代でした。そのため、仕事だけに全力をかけて人生を終えるなんて考えられなくなった世代です。

ほどほどに仕事をして、ほどほどにプライベートも楽しむといったように、夢がなくても現状で満足できる体質に変わっていったのかもしれません

氷河期世代、ゆとり世代との比較

氷河期世代とは

氷河期世代は、1970〜1982年生まれの人たちをさします。いわゆるバブル世代の後の世代です。
バブルが弾けた直後で、就職に苦労しています。就職難、フリーター、ニートなどの言葉が生まれ始めたのも氷河期世代の頃です。

また、せっかく正社員になってもバブル時代のように稼ぐことができず、夢を諦め、仕事につくのも困難‥といった世代です。

ゆとり世代とは

近年、よく聞くのが「ゆとり世代」という言葉です。主に1987〜1996年生まれの人のことさします。教育に関して変革があり「ゆとり」と呼ばれるようになりました。

1960〜1970年代の教育は詰め込み型でした。しかし、その反動として、受験戦争の加熱や校内暴力などの問題が起こり始め、政府は教育方法を変革します。本来、義務教育で習うはずだった内容を一部削除し、完全週休二日制に変え、子どもたちの個性に目を向ける教育へと変えていきました。

結果として、学力低下、競争力の低下、物事に対する興味、意欲の低下などを招いています。また、社会人になっても考え方や行動が他の世代から逸脱している人が増えました。

もちろん、一部の人ではありますが、世間的には「ゆとり教育の中でのんびり育ってきた」といわれてしまいます。

プレッシャー世代は前向きに物事を捉える

プレッシャー世代は氷河期世代と比べて、物事を明るく前向きに捉える傾向があります。

会社が次々と倒産してフリーターやニートが増えた氷河期世代を見ているため、プレッシャー世代はほどよく仕事をして現実を見据えて生きる、という選択ができるようになったと考えられます。また、プレッシャー世代は詰め込み型教育とゆとり教育の両方を体験しているため、ゆとり教育だけの世代より打たれ強い性質を持っています。

しかし、ゆとり世代と似ている点もあり、恋愛において消極的であることです。
幼い頃からゲームやITに親しんでおり、直接的なコミュニケーションをとる機会が減り、グループで活動することが多くなりました。

そのため、一対一で異性に対して気を遣い、お金を使い、自分をよくみせようとする恋愛よりも、気心しれた友達と仲良くしている方が楽しいと思うようになった世代です。

プレッシャー世代は優秀か

プレッシャー世代は他の世代に比べて優秀な人が多いといわれています。スポーツ選手を見てもわかりますが、一般人でも優秀な人が多い世代です。

その理由として考えられるのは、バブル時代が子どもころに終わり、社会情勢の大きな変化を目の当たりにしているためです。時代の変化に対して柔軟に適応していかなければ、生きていけないという世代でした。

会社がもし倒産しても自分だけで生きていける力をつけておかなければと資格を取ったり、自分の技術をコツコツと磨いたり、立性を持った人が多いようです。