普段、仕事をしている時によく耳にする「ご承知おきください」という言葉。間違えた使い方をすると失礼にあたります。意味や正しい使い方、置き換えることができる表現をここでは紹介したいと思います。

ご承知おきくださいは正しい敬語?

結論から言うと「ご承知おきください」は、「知っておいてください」という意味になり、敬語として使うことは不適切です。

そもそも「承る」は、自分をへりくだる表現である謙譲語となります。そのため、「ご承知おきください」だと命令や要請の形となってしまうのです。

「ご承知おきください」ではない、目上の人に使うふさわしい表現は?

「ご承知おきください」の意味合いを持つ、目上の人への適切な敬語としては、

お含みおきください
何卒お願いいたします

この2つが挙げられます。

お含みおきくださいについて

「含みおく」は「心に留めておく」という意味になります。

「お含みおきください」は「含みおく」の尊敬表現にあたり、主にビジネスにおける文章や会話で相手を立てる際に使われています。

お含みおきくださいの使い方

「ご承知おきください」を「お含みおきください」に言い換えてみたいと思います。
以下は実際に職場で使われそうな会話を用いた例文です。

「2階の通路は工事のため今日から1週間使えなくなりますので、ご承知おきください。」
「本日から1ヶ月間、出張で不在となりますことをご承知おきください。」

これらを「お含みおきください」に言い換えると、

「2階の通路は工事のため今日から1週間使えなくなりますので、お含みおきください。」
「本日から1ヶ月間、出張で不在となりますことをお含みおきください。」

となります。