職務経歴書のデザインとフォントについて 成功例と失敗例

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初めて職務経歴書を作る時は、手書きの履歴書と違い、ワープロソフトを使用するため、デザインに困る方は多いです。

ここでは職務経歴書の、フォントの種類や大きさ、全体のバランスなどの適切な作り方について解説しています。

職務履歴書については以下の記事も参考にしてみてください。
職務経歴書とは? 履歴書との違いと書き方 ポイントを解説
職務経歴書の書き方 マイナビAGENT

職務経歴書の適切なフォントデザイン・大きさ

適切なフォントは明朝体

職務経歴書作成で使用するフォントで適切なのは、明朝体です。Windowsで標準搭載しているフォントはMS明朝、Macではヒラギノ明朝ですので、この両者がおすすめです。

外資系企業や日系企業でも海外事業部に応募する時など、英文での職務経歴書が必要になる場合があります。その際には、CenturyやTimes New Roman、Garamondが適切です。

文書全体のフォントは統一しましょう。違う種類のフォントを複数使った文書は大変見づらくなります。

ビジネスに不適切なフォントはNG

逆に使ってはいけないフォントはポップ体や丸文字などのビジネス文書には不適切なフォントです。

また、標準搭載ではない特殊フォントも避けましょう。ファイルのままメール添付で送る時などに、相手側のPCからは閲覧できない・文字化けする可能性が高いためです。

フォント・文字サイズの大きさは10.5pt以上

職務経歴書の文字サイズは、10.5~12ptで書くと読みやすくなります。10pt以下は文字が小さすぎて、目を通してもらえない可能性もあります。

Wordなどのワープロソフトを使用する時、標準設定で10ptとなっていることがありますので、作成前に確認しましょう。

タイトルや見出しは大きなフォント

職務経歴書も、他のビジネス文書と同じくタイトルや見出しがあります。

全体の文字のバランスを見ながら、タイトルや見出しは大きめのフォントサイズ13~18ptにするとよいでしょう。どこに何が書いてあるのか分かりやすく、読み手に優しい職務経歴書となります。

職務経歴書のデザインのポイント

一枚40×40文字にすると適切な文字間に

文字と文字の間が詰まってしまっている職務経歴書は、一目見ただけで弾かれてしまうことがあります。

職務経歴書1枚当たりの文字数を、40文字×40文字にすると適切な文字間となります。句読点を適切に入れて、読みやすい文字のバランスを保ちましょう。

一段落は300文字以下が好ましい

適切に改行を入れるようにしましょう。一段落の文字数は300文字以下が好ましいです。

余白はファイリングの事も考える

職務経歴書の余白は、上25mm~30mm、左右下は20mm~25mm程度を確保するとよいです。

この余白は、文書全体のバランスがよくなることに加えて、企業側も応募者から集めた職務経歴書をファイリングしやすくなるので、相手への気遣いもできる好印象の職務経歴書となります。

また、書いてある内容が少なく、余白だけが目立つ職務経歴書も内容が薄いと思われますので、避けましょう。

センター揃えは禁物

職務経歴書は、左端揃え、もしくは両端揃えにしましょう。

中心にまとめたほうがよい、と考えセンター揃えを使う人がいますがNGです。

職務経歴書のデザイン 失敗例と成功例

良い例

〇年〇月〇日 〇〇株式会社入社

東京支店第二営業部 〇〇課配属 〇年〇月〇日~現在

担当業務
営業事務として担当営業のアシスタント業務を中心に行う
・課長以下担当営業のアシスタント業務
・受発注業務
・見積書・納品書・請求書作成
・自社工場の生産管理・調整
・電話応対
・ファイリング業務

実績
・○○
・○○…

悪い例

〇年〇月〇日 〇〇株式会社入社

東京支店第二営業部 〇〇課配属 〇年〇月〇日~現在
担当業務
営業事務として担当営業のアシスタント業務を中心に行いました。課長以下担当営業のアシスタント業務や受発注、見積書・納品書・請求書の作成の他、自社工場の生産管理や調整業務、電話応対なども行っていました。
実績
チームワークが身に付きました。

職務経歴書のデザインに関するおさらい

職務経歴書のデザインに関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 職務経歴書のフォントで適切なのは明朝体。Windowsで標準搭載しているフォントはMS明朝、Macではヒラギノ明朝を使用する。使用するフォントの種類は統一する。
  • 適切な文字の大きさは10.5~12pt。タイトルや見出しは全体のバランスを見て13pt~18ptにするとよい。
  • 一枚あたり40×40文字にすると文字間のバランスが良い。適度に句読点をつけ改行をし、一段落当たり300文字以内が望ましい。
  • 余白は上25mm~30mm、左右下は20mm~25mm程度にすると、バランスが良くなるだけでなく、企業側もファイリングしやすくなる。
  • 左揃え、もしくは両端揃えで作成する。