転職活動では今や欠かせなくなった存在の職務経歴書ですが、履歴書との違いを理解し、最低限のポイントを抑えた職経歴書にしなければ意味がありません。

ここでは、職務経歴書と履歴書の違い、書き方、ポイント、テンプレートを使う方法などを解説します。

アピール力のある職務経歴書で他の人に差をつけて、内定を勝ち取りましょう

職務経歴書って何だろう?

職務経歴書とは、履歴書の職歴欄では書かない、仕事の具体的な内容にまで及んだ職業の経歴を書くための書類です。

採用担当者がみるのは、履歴書ではなく職務経歴書なのです。一目で職歴がわかるように、また印象に残るもの=アピール力が強いものにすると、採用担当者が「会ってみたい」と思います。

履歴書との違い

履歴書は、基本的には書類選考には使われません。履歴書は本人確認の書類で、人事情報として、内定後に保管するための書類なのです。

それに対し、職務経歴書は書類選考で使うものです。書類選考を通過して面接に臨めるかどうかのカギを握る書類と言っても過言ではありません。

ただし、履歴書には写真が貼ってあり、略歴も添えてあることから、第一印象が決まる要素でもあるので、書類選考に関係ないからといって軽視すべきものでもありません。

職務経歴書で見られるポイント

まず採用担当者は、職務経歴書の業務内容や実績を見て、応募のポジション、自社の求める人物像に合っているかを判断します。

その会社の特徴や募集しているポジションの職務内容から、採用担当者の目に留まるワードを使うと、興味を持ってもらえる可能性が高まります。資格や特殊技能、特殊言語など、応募先とマッチするものがあれば、職務経歴書の前半に何度かそのワードを使うと、印象に残るでしょう。

20代の転職の場合、経験やスキルよりも、やる気・人柄・将来性を重視します。

30代以上の転職の場合には、採用担当者は即戦力として考えている可能性が高いので、経験やスキルを重視します。

また、職務経歴書は、言ってみれば自分自身のプレゼン資料でもあります。職務経歴書では、資料作成の方法も含め、プレゼン能力や文章作成能力をみられることも意識しましょう。

まずは書類選考を通過するための読みやすさとわかりやすくするポイントは、以下の3つになります。

また、職務経歴書についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
職務経歴書における事業内容の書き方・注意点と例文
職務経歴書における職務内容の書き方 職業別の例文
職務経歴書の書き方 マイナビAGENT

職務経歴のポイント1:編年体形式 時系列順に書く

日本で一番基本の職務経歴の書き方がこれです。職歴・経験を年代順に古い方(1社目)から並べます。

ただ時系列に並べている印象が残りがちなので、アピールしたいことをしっかりアピールするのがポイントです。

20代の転職、社会人年数がまだ短い人、初めての転職の人に向くフォーマットです。直近の職歴を見るには、最後まで目を通さないとわからないのがデメリットです。

職務経歴のポイント2:逆編年体形式  逆時系列順に書く

編年形式の逆、直近の経歴からさかのぼる形で時系列に並べる書き方です。

最近の経験をアピールするのに向いていますが、ぱっとみて逆に並んでいることがわかりやすいようにするのがポイントです。

即戦力としてアピールするので、応募するポジションと職歴がマッチしていれば、かなり印象に残る職務経歴書になります。

職務経歴のポイント3:キャリア形式 プロジェクトごとに書く

経験したプロジェクトごと、業種ごとなど職務内容にわけてまとめる書き方は、転職回数が多い人におすすめの書き方です。

説明不足にならないようにまとめるのは難しいので、プレゼン能力のアピールにもなります。ハイキャリアの転職や外資系やベンチャー企業ではよく見かけるフォーマットです。

職務経歴書の書き方

ここからは、具体的な職務経歴書の書き方をまとめます。

基本として、まず初めにタイトルとして「職務経歴書」と中央に配置し、左端に日付・氏名を忘れないようにしましょう。

枚数が複数枚になった時には、ページの下に「1/2」「2/2」とページ数の入力も忘れずにしましょう。

職務経歴書の書き方で困ったことがある場合などは転職エージェントを活用する方法もあります。

転職エージェントに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方
業界特化型&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較

経歴要約 職務経歴書の書き方1

文字数200文字程度で、自己PRできる職務要約を作成します。

客観的であることが重要なので、数字を散りばめながら強みを強調しましょう。もちろん、やる気や熱意を感じられる文章であるのも大切です。

忙しい採用担当者は、職務経歴書は要約に5秒で目を通して、その先を読むかどうか決めるとも言われている、大切な部分です。

職務経歴 職務経歴書の書き方2

経歴の最初には、在籍年月と勤務先名を記入します。

勤務先の会社等の名前は(株)などと省略せず、正式名称で書きましょう。在籍期間は年月までで十分です。

勤務先情報 職務経歴書の書き方3

事業内容、従業員数、年商、本社所在地、設立年などを入れます。

業種が違う他の会社の規模感などはわからないので、数字で誰でもイメージしやすくするための項目です。

職務内容 職務経歴書の書き方4

仕事内容は、できるだけ具体的に、箇条書きにまとめると読みやすいでしょう。

数名規模でもマネジメントでも経験があれば、「〇名チームのチームリーダー」と規模がわかるように書いておくとアピールになります。デザインや開発職の場合には、社外秘でないなら、受注先や製品名を書いておくのもよいでしょう。

資格 職務経歴書の書き方5

応募するポジションに活かせる資格やスキル、語学力などがあるなら、書いておくのがベターです。

語学力に関しては、客観的なテストスコアが一番ですが、スコアがないなら、電話対応、ビジネスメール文章、接客など客観的な程度を書いておくのが無難です。

自己PR 職務経歴書の書き方6

今までの経験からの強みを、ここで抽出してあらためて強調=アピールします。実績を上げるまでの経緯をストーリーのようにまとめるのもいいでしょう。

応募するポジションでも使える仕事上の工夫や熱意、やる気を盛り込んでください。ここまでの職務経歴書には書ききれなかったことを書くイメージで考えるといいでしょう。

その他書くことがあれば 職務経歴書の書き方7

職務経歴書には「必ずこの項目」という明確な決まりはないので、自分で項目を追加するのもいいでしょう。

アピールになること、応募するポジション、会社にメリットになること、客観的にかいていることは確認しましょう。

項目を新たに作らずに、志望動機に盛り込んでしまうのもおすすめです。

職務経歴書は2,3枚にし、手書きにしなくていい

職務経歴書は、PCで作成し、A4用紙2~3枚に収まるように作るのが基本です。できれば2枚がベターです。

その理由は、1枚では手に取っただけで情報不足な印象であり、3枚では多いと感じて、忙しい採用担当者は積極的には読む気が起きないかもしれません。

また、作成する側にとっては、3枚だと上手く情報を盛り込まないとアピールしたい点がぼやける可能性もあるので、何度も読み返して、できれば2枚に編集しましょう。

履歴書は「内定後に保管するもの」なので、手書きでもPCでも構いません。しかし、職務経歴書は「ビジネス文書」と同様に、採用担当者、役員、コンサルタントなど様々な人が見るためにウェブで共有している可能性もあります。この類の文章は、手書きではなくPC作成がビジネスの基本です。

職務経歴書が複数枚になった時には、コピーやスキャンの可能性を考え、ホチキスではなくクリップで左上をとめて提出しましょう。

職務経歴書はテンプレートを使って書く

職務経歴書のフォーマットは決まったものはありませんが、ウェブ上で多くの標準的なフォーマットのテンプレートが出回っています。

フォーマット自体を、時間をかけて考えるよりも、採用担当者の目に留まる内容を考えることに集中したいなら、テンプレートを使うのもひとつの方法です。

様々な業種に対応するフォーマットがあるので、一度自分に合ったものを探してみるといでしょう。

職務経歴書のサンプル文章を使う場合

職務経歴書は、自分自身のプレゼン資料だと思うと、なおさらなかなか筆が進まないこともあるかも知れません。そんな時には、サンプル文章を参考にするのもよいでしょう。

ただし、あくまでも参考程度にして自分自身で考えないと、後の面接で答えられないようでは意味がありません。客観的で、自分自身にとってリアリティーのあるものにカスタマイズするようにしましょう。

職務経歴書に関するおさらい

職務経歴書に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 職務経歴書は、仕事の具体的な内容にまで及んだ職業の経歴を書くための書類。
  • 履歴書は、人事的な側面から採用後に保管する書類ですが、職務経歴書は、書類選考に使う書類。
  • 違いを意識して、自分自身をプレゼンする職務経歴書を作るように心がける。
  • 経歴は、編年体形式・逆編年体形式・キャリア形式のいずれかで書くのが一般的。
  • それぞれアピールポイントで使い分けるべきなので、自分に合ったものを選ぶ。
  • 職務経歴書はPC作成で、できれば2ページに納めましょう。経歴要約・職務経歴・職務内容・資格・自己PRなどを盛り込みますが、明確に決められたフォーマットはない。
  • フォーマットに迷った時には、簡単に探せるテンプレートを使うのもおすすめ。
  • それぞれの項目のサンプル文章もある、自分に合わせてカスタマイズし、面接の時にも備える。

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

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