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チョコレートのお菓子作りを専門とするショコラティエは、日本ではあまりなじみのない職業でしたが、近年はチョコレート専門店も増えてショコラティエを主人公にした漫画やドラマも発表されるなど、以前より身近な職業となりました。
この記事では、ショコラティエの仕事内容やショコラティエになるのに資格は必要なのかなどの基本的なことから、ショコラティエに向いている人の特徴や気になるお給料、将来性などを解説します。
ショコラティエとは
ショコラティエはチョコレートを使ったお菓子を専門とする職人、チョコレートのプロフェッショナルです。洋菓子を作る職人を「パティシエ」と呼びますが、特にチョコレートを使ったお菓子を専門とする職人のことを「ショコラティエ」と呼びます。
日本ではチョコレートの扱いもパティシエの仕事の一部とされていることが多く、ショコラティエの存在はあまり知られていませんでしたが、近年はチョコレート専門店も増えてショコラティエという職業が広く知られるようになってきました。
日本では最近になって知名度があがってきたショコラティエですが、チョコレートの本場であるフランスやベルギーでは、ショコラティエは歴史のある職業として扱われています。
日本でも名が知れている海外の著名なショコラティエとしては、フランスのジャン=ポール・エヴァン、ベルギーのピエール・マルコリーニなどがあげられます。日本人ではメディアにもよく登場する辻口博啓さん、鎧塚俊彦さん、三枝俊介さんなどがあげられます。
ショコラティエの仕事内容
ショコラティエは、チョコレート専門店、洋菓子店などでチョコレートを使ったお菓子の製作を行います。材料となるチョコレートを溶かしたり刻んだりし、風味付けや成形をして仕上げていきます。どんなショコラをつくるのか、商品の企画からレシピの開発、材料の選定、製作までをショコラティエは担当します。
チョコレートは大変デリケートで温度管理や扱いを間違えると味や見た目(色・艶・形)にすぐに影響が出てしまいます。ショコラティエはチョコレートに関する深い知識や経験を必要とする繊細な仕事といえるでしょう。
ショコラティエは、ときには販売やプロモーションを担当することもあります。チョコレートが一番売れるバレンタイン時期の催事場では、ショコラティエ自らが店頭に立って商品のPRをしているところも見かけます。
また、チョコレート以外の洋菓子も手掛ける洋菓子店で働くショコラティエは、チョコレート以外のお菓子作りも担当したり、店頭に立って販売の仕事をすることもあります。ショコラの製作をしながら接客や販売も行うのは大変ですが、お客様の声を直接聞くことが出来るチャンスともいえます。
ショコラティエになるには
必須の資格はない
ショコラティエになるために、必ず必要な国家資格などはありません。お菓子職人に関係する資格としては「製菓衛生師」「菓子製造技師技能士」などを取得しておくと、基本的な知識を有していることを示すことが出来るでしょう。また、飲食店の開業に必要で講習を受けることで取得できる「食品衛生責任者」も取得している人が多いようです。
まずは製菓専門学校などで基礎を学ぶのが一般的
ショコラティエを目指す人は、まずは製菓の専門学校などに入学して基礎を学ぶのがスタンダードな道です。
専門学校ではパティシエのコースで学んでもよいですし、ショコラ専門の学科を設けているところもあります。ショコラ専攻では、チョコレートの扱い方、さまざまなチョコレート菓子の作り方、オリジナルレシピの開発、パッケージやネーミングのノウハウなど、ショコラティエに必要な知識をじっくり学ぶことが出来ます。
専門学校では、お菓子作りの実践のほかに食品衛生学など食の仕事に就くうえでの基礎も勉強できるのはメリットのひとつです。また、厚生労働大臣指定の製菓衛生師養成施設に通うことで、製菓衛生師の受験資格を得ることもできます。
就職先やインターンシップを紹介してもらえるのも専門学校に通うことのメリットです。海外への短期留学を斡旋してもらえる学校もあります。
卒業後は、チョコレート専門店や洋菓子店へ就職する人が多い
専門学校卒業後は、チョコレート専門店や洋菓子店へ就職するのが一般的です。初めは先輩パティシエやショコラティエのもとで、簡単な作業から始めて技術を身につけていくことになるでしょう。
チョコレート専門店が増えてきたとはいえ、チョコレートだけを扱っているお店は洋菓子店に比べると数少ないのが現状です。洋菓子店でパティシエ兼ショコラティエの修行をしながら将来の道を開いていくのも道のひとつです。
専門学校に通わずにチョコレート専門店や洋菓子店に見習いとして就職する道もないわけではありませんが、就職するにあたり専門学校を卒業していた方が有利なことが多いですし、基礎を身につけておくことは自分のためにもなります。やはり、できれば専門学校でしっかりと基本を身につけておくことをお勧めします。
ショコラティエに向いている人の特徴
ショコラティエには特別な資格は必要ありませんが、特にショコラティエに向いているのはどんなタイプの人なのでしょうか。
■チョコレートが好き
当たり前のことのようですが、「チョコレートが大好き」というのはショコラティエとしてとても大事な素質です。ショコラティエは専門職ですから、仕事をしているとき以外もチョコレートに関する情報を収集しなくてはなりません。もっとおいしくするにはどうしたらいいか、どうやったらチョコレートを自在に操れるか、チョコレートを食べるとき人はどんな気持ちなのか、チョコレートのことを考えるのが楽しい、誰も見たことがないチョコレートを作ってみたい、というチョコレートを愛する気持ちのある人でないと、一人前のショコラティエにはなれないかもしれません。
■食に関する探究心がある
チョコレートが大好きなことはもちろんですが、チョコレート以外のお菓子、お菓子以外の食べ物にも興味があって、いろいろな食べ物を試してみたいという探究心があることも大事です。
近年はチョコレートと和菓子のコラボレーションや、醤油など洋菓子には使わない意外な調味料と組み合わせたショコラも見かけるようになりました。興味を広く持ってさまざまな食べ物を試してみることが必要でしょう。
■繊細な感覚を持っている
チョコレートはとてもデリケートで管理が難しい食材で、温度や時間に細かい注意を払いながらの作業が必須となります。ショコラは味はもとより美しい見栄えが命です。繊細な素材を扱う繊細な感覚を持っている人に向いている仕事といえるでしょう。
■常に勉強を続けられる人
お菓子作りの世界は日々新しい素材や製法が発見されます。また、トレンドも変わっていくものです。情報収集を怠らず、やわらかい頭で新しいことを吸収、発信していく力がショコラティエには求められます。
■体力に自信がある人
華やかに見えるショコラティエの仕事ですが、1日中立ちっぱなしなことや、重たい調理器具を運んだり材料を混ぜるのに力が必要だったりと、意外に体力を使う場面が多いものです。仕事を続けていくうちに慣れるのでそれほど心配はいりませんが、体力が必要だということは覚えておきましょう。食材を扱うので自分が風邪をひいたりするわけにもいきません。健康管理にも十分気を配る必要があります。
■地味な作業を続けることが出来る
ショコラティエは、訪れたお客様にいつも同じ品質のショコラを提供しなければなりません。チョコレートはデリケートな食材ですから、分量、温度、時間などに気を配りながら、見た目にも差が出ないように地道な作業を続けなくてはなりません。
同じ作業をミスなく淡々と続けられる根気強さもショコラティエに必要な素質のひとつといえます。
ショコラティエの年収
厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、「パン・洋生菓子製造工」の年収はおよそ323万円となっています。月収として25万円前後にプラスして賞与等が支給されるのが一般的です。ショコラティエ単独の統計は出ていませんが、おおよそこれに近いと考えてよいでしょう。見習いのうちは月収20万円程度から始めることになると考えましょう。
もちろん経験を積んでコンクールで賞を取ったり、メディアに取り上げられることで、年収アップもかないます。働き始めて数年は給料が安く辛いこともあるかもしれませんが、技術を磨いて有名店に転職したり、独立してお店を構えたりすることで収入アップが狙えるでしょう。
ショコラティエの勤務体系と休日
ショコラティエの職場は主にチョコレート専門店や洋菓子店なので、ほとんどの場合は土日や祝日も仕事になります。休みはお店の定休日に合わせて取るか、定休日のない大型店舗なら交代で休みを取るようになります。
基本的には週に1~2日は休みが取れますが、バレンタインやクリスマス前などは普段の何倍ものショコラをつくらなくてはならない繁忙期です。この時期は忙しいものだと覚悟を決めておく必要があります。逆に夏場はチョコレート製品の需要が少なくなる傾向があります。
ショコラティエの将来性
日本ではあまり馴染みのなかったショコラティエですが、近年はチョコレート専門店が増え、バレンタイン時期の百貨店などの催事では、有名なショコラティエが来店して商品のPRを行うことも多くなりました。ショコラティエを主人公にした漫画やドラマも発表され、認知度が日増しに高くなっているといえます。スイーツ全体の市場も年々大きくなってきています。
このような状況から考えると、ショコラティエのニーズは今後さらに高まっていくと予想されます。
ショコラティエがおもに勤める場所
ショコラティエの主な職場は、チョコレート専門店や洋菓子店です。チョコレート菓子専門の人もいれば、パティシエとしてさまざま洋菓子を作りながら、チョコレート菓子も手掛ける人もいます。
最近では、チョコレートに和風の調味料を加えたり、料理にチョコレートを使ったりと、チョコレートと意外な食材をコラボした商品も見受けられるようになりました。これからは、洋菓子店以外にもレストランなど、ショコラティエが活躍するフィールドは広がっていくことでしょう。
ショコラティエは独立開業をする人が多い職業ですが、店舗を構えなくても、SNSなどで情報発信をしてインターネット販売をする方法もあります。これからは独立への道も開けやすくなるのではないでしょうか。
ショコラティエについてのまとめ
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