不動産鑑定士は、高収入で安定した職業として人気があります。しかし、不動産鑑定士になる方法や不動産鑑定士資格に合格する方法などが疑問点としてあげられます。

この記事では、不動産鑑定士の仕事内容や不動産鑑定士試験を目指す方法、不動産鑑定士の収入・勤務時間などについて解説します。

不動産鑑定士とは

不動産鑑定士は、土地や建物などの不動産の価格を鑑定評価する専門家です。

一般的な不動産の査定は、不動産の販売価格の目安を査定します。
しかし、鑑定評価業務は、不動産の利用価値や経済価値を踏まえて、それをお金にした場合の価値を算出します。

これは、不動産鑑定士のみが行える独占業務となっています。

不動産関係資格の中でも、最高峰の国家資格です。

不動産鑑定士の仕事内容

不動産鑑定士の主な仕事は、不動産の鑑定評価業務です。

具体的な内容は、以下のとおりです。

・国や都道府県、市区町村などからの依頼での土地評価
・裁判所からの依頼による競売物件の評価
・銀行からの依頼による担保評価

また、不動産の運用(信託)や不動産に関するコンサルティング、デューデリジェンス(不動産の投資判断材料の作成)などもあります。

不動産鑑定士の勤務形態

不動産鑑定士は、不動産鑑定事務所に勤務することができます。
この場合、不動産鑑定事務所で不動産鑑定業務を行います。

また、以下のような勤務形態もあります。

・独立開業して不動産鑑定事務所を設立する。
・不動産会社や銀行などに勤務して不動産鑑定関連の部署で勤務する。

不動産鑑定士になるには

不動産鑑定士になるには、「不動産鑑定士試験」に合格しなければいけません。
不動産鑑定士試験は、大変難易度が高い国家資格となっています。

不動産鑑定士試験は、毎年5月に開催される短答式試験と、毎年8月に開催される論文式試験の2つがあります。

試験合格後、実務修習を受けて修了考査をクリアすれば、晴れて不動産鑑定士に登録ができます。

不動産鑑定士試験を目指す方法

不動産鑑定士試験を目指す方法を紹介します。

不動産鑑定士の専門学校に通う

不動産鑑定士の試験に合格するには、専門学校(不動産鑑定士の予備校)を利用する方法があります。

専門学校には、通学するタイプの資格取得予備校と通信講座があります。

資格取得予備校のコースは学校によって様々ですが、主に以下のようなコースがあります。

初回受験者向けのコース(約1年半)
1年目に短答式試験、2年目に論文式試験を目指します。
1年以内の短期コース(1年以内)
短答式試験や論文式試験にターゲットを絞ったコースです。

社会人の方には、働きながら勉強ができる通信講座が便利です。

独学で不動産鑑定士試験を目指す

市販の参考書などを使って不動産鑑定士を目指す方法が独学です。
予備校の通信講座を利用して勉強する方法がありますが、これも独学に近い方法です。

短答式試験であれば、独学だけでも合格できます。
宅建などと試験範囲が近く、マークシートで回答する仕組みになっているためです

しかし、論文式試験は、範囲も広く試験時間も長丁場です。
独学ではなく、不動産鑑定士試験の予備校に通うことをおすすめします。

また、不動産学科のある大学に通うことも有利です。

不動産鑑定士試験について

不動産鑑定士試験を受ける際の年齢制限はありません。

難関ではありますが、社会人の方でも狙える資格です。

短答式試験

短答式試験は毎年5月中旬に実施され、全問マークシートで回答します。

科目は「鑑定理論」と「行政法規」で、合格率は約30%程度です。

論文式試験

論文式試験は、毎年8月の土・日・月曜日の連続する3日間で実施されます。

短答式試験合格者が受験でき、3日で合計12時間かかる試験になります。

合格率は約10%前後です。

毎年約100名程度の論文式試験の合格者が誕生しています。

実務修習

論文試験合格後、実務修習を受ける必要があります。

この実務修習の修了考査で修了が確認されれば、不動産鑑定士の登録が可能です。

不動産鑑定士の給与・年収

一般に高収入のイメージの不動産鑑定士ですが、平均的な不動産鑑定士の平均年収は600万~700万円程度です。

不動産鑑定事務所や民間企業に勤務している方は給料制となってます。
よって、鑑定した報酬額がそのまま反映されるわけではありません。

不動産鑑定士を抱える会社は、一般的に高報酬の会社が多いいため、年収も高くなります。
その中でも、外資系の金融会社などはさらに年収が高くなります。

独立開業した場合は、年収が1000万円超となる方も少なくありません。
年代別の平均年収では、25歳~29歳では600万程度ですが、50歳~54歳が一番多くなり1000万円弱になります。

その他の職種・自分の平均年収が気になる方はこちらが参考になります。
dodaへ

不動産鑑定士の勤務時間や休日

不動産鑑定士の勤務時間は、普通のサラリーマンとあまり変わりません。

残業がある場合とない場合がありますが、土日祝日はしっかり休めます。

ただし、比較的出張が多い傾向にあります。
現地調査や役所調査など野外で行う業務があるので、外出や出張が頻繁にあります。

不動産鑑定士の主な就職先

不動産鑑定事務所

試験に合格した不動産鑑定士は、不動産鑑定事務所で勤務することが一般的です。

不動産鑑定事務所で勤務しながら実務修習を受ける人が多いです。

不動産会社や銀行など

不動産鑑定士試験合格者の中には、不動産会社や銀行などに勤務する人もいます。

不動産会社や銀行の不動産関係の部署で業務を行うこともあります。

不動産鑑定士のまとめ

  • 不動産鑑定士は、不動産の価格を鑑定評価する専門家です。
  • 主な仕事は、不動産の鑑定評価業務などがあります。
  • 不動産鑑定士試験を目指すには、不動産鑑定士の予備校を利用する方法と独学があります。
  • 短答式と論文式の試験に合格後、実務修習を受ける必要があります。
  • 主な就職先は、不動産鑑定事務所や不動産会社、銀行などです。
  • 独占業務のある安定した社会的ステータスの高い職業です。

不動産鑑定士は、難易度が高い反面、収入も多くステータスの高い職業です。不動産鑑定士を目指して転職を検討してみてもよいかもしれません。

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