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11月の祝日には「文化の日」と「勤労感謝の日」があります。
文化の日といわれても、どんな日なのか、特別やることやイベントはあるのか、なかなか想像がつきにくいものです。
この記事では「文化の日」について、制定された経緯を中心に解説します。
文化の日は自由と平和を愛し、文化をすすめる日
文化の日は「国民の祝日に関する法律」によると、自由と平和を愛し、文化をすすめる日とされています。
文化の日は11月3日
文化の日は毎年11月3日です。
11月3日は日本国憲法が交付された日にあたります。
そして戦争放棄・主権在民・基本的人権を宣言した日本国憲法は平和と文化を重視していることから、11月3日が文化の日として制定されました。
日本国憲法に関係する祝日には5月3日の憲法記念日もありますが、憲法記念日は日本国憲法が「施行」された日です。11月3日の文化の日は、日本国憲法が「交付」された日となっています。
文化の日は1948年に制定された
「文化の日」は、1948年(昭和23年)に公布・施行された「国民の祝日に関する法律(「祝日法」、昭和23年法律第178号)」によって制定されました。
旧来、11月3日は明治天皇の誕生日を記念する「明治節」という祝日でした。
その後、「国民の祝日に関する法律」の制定時に「文化の日」として制定されています。
文化の日には文化にまつわるイベントが開催される
文化の日には、決まった風習や食べ物を食べるなどの風習はありません。しかし、各地で文化にまつわる行事やイベントが開催されます。
文化勲章の授与式
芸術や学問など、文化の発達にめざましい功績をあげた人に授与される「文化勲章」の授与式は、毎年11月3日の文化の日に行われます。
博物館・美術館の無料開放
通常は有料の博物館や美術館が無料で開放されるところも多くあります。2017年に東京で無料になった博物館・美術館には以下のようなところがあります。
・国立西洋美術館(上野)
・国立科学博物館附属自然教育園(白金台)
・印刷博物館(文京)
・郷土と天文の博物館(葛飾)
海外で同じ時期にある祝日
アメリカでは11月11日を「Veterans Day」としています。
もともとは一世界大戦休戦条約締結の日で、今は現役・退役軍人を讃えるための祝日としています。
フランスでも11月11日は「第一次大戦休戦記念日」で、戦没兵士を追悼する日となっています。
イタリアなどのカトリック諸国では11月1日を「諸聖人の日」としています。諸聖人の日はカトリックの祝日で、殉教した聖人たちをしのぶ日です。
文化の日の次の祝日は勤労感謝の日
文化の日の次の祝日は、11月23日の「勤労感謝の日」です。
勤労感謝の日は、勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日とされてます。
勤労感謝の日ってなんの日? 日付と由来 海外で同時期にある祝日を解説
文化の日についてのまとめ
・文化の日は自由と平和を愛し、文化をすすめる日です。
・文化の日は毎年11月3日です。
・文化の日は、1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって制定されました。
・文化の日は日本国憲法が「交付」された日にあたります。5月3日の憲法記念日は日本国憲法が「施行」された日です。
・文化の日には特に決まった風習はありませんが、博物館や美術館が無料開放されるところがあります。
・文化勲章の授与式は、毎年文化の日に行われます。
・海外の11月前半の祝日には、アメリカの「Veterans Day」、カトリック諸国の「諸聖人の日」などがあります。
・文化の日の次の祝日は11月23日の「勤労感謝の日」です。