「眉目秀麗」とは｜正しい意味や「容姿端麗」との違いなどを解説

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眉目秀麗の意味や読み方とは

「眉目秀麗」は「びもくしゅうれい」と読み、「容姿が著しく優れているさまや」や「外見が大変優れ美しいさま」という意味の四字熟語です。今日でいうところのいわゆる「イケメン」と同義で、主に男性に対して用いられます。

単に容姿が優れているのではなく、「他と比べて圧倒的に美しい」という強いニュアンスを含んでいる言葉です。なお「眉目」は文字通り顔立ちのことを、「秀麗」は「秀でて麗しいさま」を意味しています。

そのため特に顔立ちの美しさのことを言い表す時に用いられる表現です。

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外見をあらわす言葉であるため、ビジネスのシーンでは使うことがためらわれる熟語です。

使い方によってはセクハラになる可能性もあるため、使う場合には細心の注意を払いましょう。

仕事の世界で自分や他人の外見を前面に押し出したアピールをすると、前述のとおりセクハラ、パワハラにもなりかねません。

強いて使うならサービス業などで「あそこのスタッフには眉目秀麗なスタッフがそろっている」「眉目秀麗を売りにしたアイドル的なパフォーマー」など、サービスや芸能業界で使う場面などに限ります。

店舗展開の企画書などで「眉目秀麗なスタッフを多数養成」と書くことは、外見で採用の可否を決めることになりかねないため、コンプライアンスの面からも避けた方がよいでしょう。

基本的に眉目秀麗をビジネスの世界で積極的に使うことはオススメできません。

「眉目秀麗」の読み方や意味が分かったところで、実際にはどのようにして使ったら良い言葉なのかを知りたいという人もいることでしょう。そこでこの項目では、「眉目秀麗」の具体的な使い方の例を2つご紹介します。

彼の美しい顔立ちには、眉目秀麗という言葉がぴったりだろう。

生まれながらにして綺麗で美しい顔立ちの男性というのはいるものです。この例では、身近にいる美しい顔立ちの男性に対して「眉目秀麗」という言葉がぴったりだということを言い表しています。

美しい顔立ちのあの芸能人は、学生時代から眉目秀麗なことで有名だったそうだ。

男性アイドルや男優など、顔立ちが美しく優れている人は学生の時から評判であったというケースが少なくありません。今回の例でもその例に漏れず、その芸能人が学生時代から顔立ちの美しさで有名だっだということです。

「眉目秀麗」の類語は「容貌魁偉」が適当でしょう。「容貌魁偉」は「ようぼうかいい」と読み、「顔立ちや体格が人並み以上にたくましくて立派なさま」という意味です。

「容貌」には「容姿」や「顔立ち」、「魁偉」には「顔つきや体格などが人並み以上にたくましい・立派だ」という意味があります。意味が似ているだけではなく、同じ四字熟語だという点でも「容貌魁偉」は「眉目秀麗」の類語にぴったりだといえるでしょう。

なお「容貌魁偉」は「眉目秀麗」と異なり、「顔立ちだけではなく体格なども含めて優れているさま」を表します。

「眉目秀麗」の対義語は「不細工」や「醜男」といったものが挙げられます。「不細工」の読み方は「ぶさいく」で、「容姿が整っていない」という意味です。

またあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、「醜男」は「しこお」と読み「容姿の醜い男性」という意味で使われます。「醜男」は男性に対してのみ使われるのに対して、「不細工」は男女どちらに対しても用いられる言葉です。

ただどちらも相手を侮蔑する言葉なので、実際に使う場面はほとんどないかもしれません。なお容姿が整っていない女性のことを「醜女」(しこめ)といいます。

「眉目秀麗」と似た言葉として「容姿端麗」が挙げられますが、これらの言葉には違いがあります。それは「眉目秀麗」が主に男性に対して使われるのに対し、「容姿端麗」は基本的に女性に対して使用されるということです。

「容姿端麗」は顔立ちやスタイルなどが整っていて美しいさまを言い表します。単に顔立ちやスタイルだけではなく、例えば姿勢が美しいなどの場合でも「容姿端麗」を使用することは可能です。

なお「容姿端麗」は女性に対してだけではなく、男性に向かっても用いられることがあります。

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