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痛定思痛(つうていしつう)の意味とは
痛定思痛は、中国・唐の唐宋八大家の一人であり、韓文公とも諡された文人「韓 愈(かんゆ)」が記した書物である「與李こう(皋+羽)書」の一文を出典とした四字熟語です。
「痛み定まりて痛みを思う(いたみさだまりていたみをおもう)」と訓読みすることもあります。また、痛定は、痛みが鎮まることを意味しています。
痛定思痛は元々、「痛みが鎮まってから、その痛みについて振り返って考える。」という意味でした。現在では「過去の失敗や困難を振り返って考えて、今後の自分の糧にする。」という意味になりました。
類語はありません。
痛定思痛のビジネスシーンでの意味
痛定思痛はビジネス用語ではありませんし、日常的に使うことはありません。
痛定思痛という四字熟語は、「過去の失敗から学ぶ」という素晴らしい意味を持っています。座右の銘としても問題ない四字熟語であるため、常に「痛定思痛」と頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
また、社内で何かスピーチをせねばならなくなった時にも役立つ四字熟語です。
例えば、スピーチ文に、過去の失敗から学ぶという言葉を入れたい時は、「痛定思痛」を使用するといいでしょう。
痛定思痛の使い方と例文
今而思之 如痛定之人 思当痛之時 不知何能自処也
出典:韓愈「與李こう(皋+羽)書」
出典:韓愈「與李こう(皋+羽)書」
ビジネスに失敗は付き物ですが、失敗は決して恥ではありません。成功の母です。過去の偉人たちも、痛定思痛して研鑽を重ねる事で偉人となったのです。