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人面獣心(じんめんじゅうしん)の一般的な意味
人面獣心とは、ろくでなし、人でなし、恥知らず、などの強い嫌悪の気持ちを表現する言葉のことです。にんめんじゅうしんと読まれる場合もあります。
顔は人間のようでありながら、心は獣のように残忍で野心に満ち、冷酷非情であるという漢字の成り立ちをしています。
人面獣心は中国の書物である「史記」や、芥川龍之介の「地獄変」などに出てくる言葉です。
現代では使用するシーンが限られていますが、悪辣な人間のことをさして、性格や野心、人となりを悪くいうときに使われます。
ビジネスシーンでは、卑怯な手を使って利益をあげる商売敵を「あの卑怯者め!」と揶揄するときに使います。
また、自分のことを裏切った同僚や部下のことを「この恥知らずが!」という意味で罵ったりするときにも使われます。
人面獣心の使い方と例文
人面獣心はたとえ冗談でいったとしても、相手を深く傷つけ、相手との今後の関係に大きな影響を与える可能性があります。
強い罵りと皮肉のこもった言葉であるため、使用するシーンには気を付けなければなりません。
目上の方がいる場やオフィシャルな場では使わないようにしましょう。
恥知らずという意味で強く使う際の例は以下の通りです。
「こんな酷いことをしておいて平気な顔ができるなんて、あいつは人面獣心だ」
冷酷非情という意味で使う際の例は以下の通りです。
「あの場で見て見ぬ振りなんて、あいつは人面獣心だ」