協心戮力とは

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協心戮力(きょうしんりくりょく)の意味とは

協心戮力は、戮力協心(りくりょくきょうしん)とも表記します。
この表記方は中国戦国時代の思想家・墨子(B.C.470~B.C.391)が記した書物「墨子(著書名は著者名と同じです。)」の尚賢中の一文を出典としています。協心戮力という表現は、安禄山・子思明の乱(A.D.755~A.D.763)の時、韋陟・高適・來?の同盟決起時の韋陟の述べた言葉の中にみられます。

協心は、心を一つに合わせて助け合うことを意味します。
戮力は、力を合わせるという意味をしています。

したがって、協心戮力とは、「心を合わせて力を一つにし、物事に取り組むこと。」を意味します。同じような意味の協心と戮力を重ねることで意味を強めた四字熟語となっています。

類語は、一致団結(いっちだんけつ)、上下一心(しょうかいっしん)、戮力同心(りくりょくどうしん)などがあります。

協心戮力のビジネスシーンでの意味

協心戮力はビジネス用語ではありません。

しかし、協心戮力は「力を合わせる」という素晴らしい意味を持った四字熟語であり、自身の座右の銘とする他、何かしらのスピーチをする時や新規プロジェクトを始める前の挨拶の言葉に使用するなどビジネスシーンで幅広く活用できます。”

協心戮力の例文

一に挙国一致協心戮力するの外なきを確信するものでありまして

出典:岡田啓介「第六十八回帝国議会施政方針演説」

もはや協心戮力して事に当たることも、血盟して正義を貫く必要もないのだ

出典:丸山健二「千日の瑠璃(下)」

この度、新たなプロジェクトを立ち上げる事になりました。協心戮力して励みましょう。