ポートフォリオとは

ポートフォリオ　意味とビジネスで使う場面

「ポートフォリオ」は、もともとは“書類を入れるかばんや書類、ファイルフォルダなどのこと”のことを指しています。ここから転じて、様々な意味を持つ言葉です。

一般的な「ポートフォリオ」の意味は、何枚かの写真の集合体作品、または自分の能力を示すための作品集のことでしょう。

ビジネスシーンにおいては、分野により「ポートフォリオ」の意味合いが違います。
いくつかの例をまとめます。

金融におけるボートフォリオ

“リスク管理のために、個人や企業が所有する金融資産を分散投資した時のその組み合わせのこと”を指します。
資産のリスクとリターンの組み合わせとも言えます。企業であれば株式や債券などの組み合わせ、個人であれば株式や債券のほか、不動産や保険などの組み合わせも考えられます。

教育におけるポートフォリオ

単に「ポートフォリオ」、または「パーソナル・ポートフォリオ」と言われることもあります。“ある目的のために、組織的、または構造的に学習やスキル、実績の証明を成果として収集したものをまとめたもの”のことを指します。
リスト化し、成果がでた時点でチェックして収集される場合もあれば、ノートやプリント、メモやレポートとして収集してまとめる場合もあります。

経営におけるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

有名なアメリカのコンサルティング会社：ボストン・コンサルティング・グループが開発した分析手法です。
“市場成長率と自社製品・サービスなどの市場シェアから図表を作成し、資金の有効な振り分けにより計画的な企業の成長をはかるための手法”です。
PPMと略されることも多くあります。

ポートフォリオの例文

・グラフィックデザイナーとしてポートフォリオが完成したので、是非お目通しください。

・A社は、ポートフォリオ自動運用システムを導入して、効率的な資産管理をしています。

・転校してきたばかりのAくんのポートフォリオを参考に、今後の学習計画をたてましょう。

・プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントにより、将来性のある事業から資産投下して利益を確保していくべきでしょう。