アピアランスとは|意味・様々な場面での使い方・英語表現などを解説

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この記事では「アピアランス」の意味や使い方について解説いたします。

「アピアランス」という言葉の響きだけでは、その意味や使い方を想像するのは難しいかもしれません。

そこで今回は「アピアランス」の語源や様々な使われ方、類義語や対義語などを取り上げました。

この記事の中で一つでも参考になるような情報があれば幸いです。

「アピアランス」の意味と使い方


「アピアランス」は「外見」や「外観」、「出演すること」や「出席すること」といった意味です。

上記の中でも、「外見」や「外観」という意味でよく使われています。

また「アピアランス」の使い方としては、例えば次のようなものが挙げられます。

・この建物のアピアランスは、とても美しいことで有名だ。

この例では「アピアランス」を「外観」という言葉に置き換えても意味が通ります。

「アピアランス」の語源

「アピアランス」の語源は英語の「appearance」です。

「appearance」は「現れる」や「出席する」などを意味する「appear」と、行動や状態などを表す名詞語尾の「rance」が合わさっています。

なお「appearance」にも「外見」や「外観」といった意味がありますが、「出席」や「登場」などの意味で使われることの方が多いです。

この点はカタカナ語と逆なので注意した方が良いかもしれません。

「アピアランス」のビジネス上での使い方

アソシエイト
ビジネス上での「アピアランス」は「身だしなみ」という意味で使われることが多いです。

営業職や接客業など、人と接する機会が多い職種では「身だしなみ」が特に重要になってきます。

なぜなら髭の有無や髪型、シャツのシワや靴の汚れなど、「身だしなみ」ができていない人は社会人としてのマナーが身についていない人だと判断されてしまうからです。

そのような背景もあり、「アピアランス」はビジネス上では次のような使い方をします。

・当社の新人研修では、まずはアピアランスの重要性を教育することからスタートする。

社会人になると、学生の頃よりも「身だしなみ」に対するルールや規則が厳しくなりがちです。

例えば髪の色や爪の長さなど、細かく規定されていたり注意を受けたりすることがあるかもしれません。

今回の例では、それだけ「身だしなみ」を重要視している会社だということが読み取れるでしょう。

「アピアランス」の様々な使われ方

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「アピアランス」は幅広い場面で様々な使われ方をする言葉です。

この項目ではその一例として医療現場やスポーツ、イラストレーターやMacにおける「アピアランス」の使われ方をまとめました。

医療現場における「アピアランスケア」

医療現場では「アピアランスケア」という考え方があります。

「アピアランスケア」とは「治療による外見の変化が引き起こす心的ストレスを軽減させようとするもの」です。

例えば抗がん剤治療を受けると髪の毛が抜け落ちてしまったりすることがありますが、このような外見の変化にショックを受ける患者が少なからず見受けられます。

そこでウィッグの使用などで見た目を工夫することで、心的ストレスを軽減させようとするわけです。

その他にも患者向けにメイクの講座やネイルケアを開催している病院もあります。

「アピアランスケア」には患者が治療に前向きになるなどの効果があるとされているので、医療現場では重要な考え方の一つだといえるでしょう。

スポーツにおける「アピアランスマネー」

スポーツにおける「アピアランスマネー」とは、「スポーツ選手を招いた大会やイベントで主催者が選手に対して支払う出演料のこと」です。

これは賞金と別で支払われるもので、顔見せ料ともいわれています。

人気や知名度が高い選手ほどその「アピアランスマネー」の支払額が高額になるのは、想像に難くないでしょう。

イラストレーターやMacにおける「アピアランス」

「イラストレーター」というソフトやApple社のパソコンであるMacでも、「アピアランス」を使うことがあります。

「イラストレーター」は色んなデザインを作成できるソフトのことで、このソフトで作成したデザインの見た目のことが「アピアランス」です。

デザインの見た目を変更する機能のことも「アピアランス」と呼ばれており、デザインの線の太さや色を変えたりすることができます。

またMacでの「アピアランス」とはデスクトップやウィンドウの外観を変えることができる機能のことです。

「アピアランス」の類義語と例文

洒脱
「アピアランス」の類義語は、以下のようなものが挙げられます。

・外見

・出席

その他には「外観」や「登場」といったものが該当するでしょう。

また上記の類義語を使うと、以下のような例文を作ることができます。

・彼女はいつも外見のチェックに余念がない。

美意識が高い人にとって、外見は常に気になるものでしょう。

この例では、彼女はいつも外見のチェックを徹底しているほどの美意識の持ち主だということです。

・先週東京で行われた会議に上司と出席した。

「アピアランス」には「外見」や「外観」という意味以外にも、「出席」や「登場」などの意味もあります。

使われる頻度はあまり多くないかもしれませんが、合わせて覚えておくと良いでしょう。

「アピアランス」の対義語と例文

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「アピアランス」の対義語は、「内面」や「欠席」などが考えられるでしょう。

またこれらの対義語を使った例文としては、次のようなものが挙げられます。

・人と会う際には、外見だけではなく内面も見るようにしている。

外見だけで人のことを判断すると、ビジネスや恋愛などで大きなチャンスを逃してしまうということがあるかもしれません。

今回の例では、そういったことがないように外見だけでなく内面も見るようにしているということでしょう。

・どうしても予定が合わず、先日のミーティングを欠席した。

「アピアランス」には「出席」という意味があるので、その対義語は「欠席」が適当です。

「アピアランス」の英語表現

子供っぽい大人
「アピアランス」の英語表現はその語源にもなっている「appearance」や、名詞語尾を除いた「appear」が挙げられます。

「appearance」や「appear」を使った例文としては、以下のようなものが考えられるでしょう。

・She made the first appearance in the drama.(彼女はそのドラマに初出演した。)

「appearance」の前に「初めて」や「最初の」を意味する「first」をつけることで、「初出演」という意味にすることができます。

・I will appear at the event.(そのイベントに出席する予定です。)

「appear」は「登場する」や「出席する」などの意味を持っています。

まとめ この記事のおさらい

・「アピアランス」は「外見」や「外観」、「出演すること」や「出席すること」といった意味がある

・「アピアランス」の語源は英語の「appearance」

・医療現場における「アピアランスケア」とは「治療による外見の変化が引き起こす心的ストレスを軽減させようとするもの」

・スポーツにおける「アピアランスマネー」とは、「スポーツ選手を招いた大会やイベントで主催者が選手に対して支払う出演料のこと」

・「アピアランス」の類義語は「外見」や「出席」などが挙げられる

・「アピアランス」の対義語は「内面」や「欠席」といったものが考えられる

・「アピアランス」の英語表現は「appearance」や「appear」が適当