【説明できる?】フラグって何?若者の間で使われている意味とは?元ネタや使い方を簡単に解説

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この記事では「フラグ」について解説いたします。インターネットやSNSなどの普及によって若者を中心によく使われるようになった言葉の一つですが、その意味や使い方をよく理解しないまま使用しているという人もいるかもしれません。

そこで今回は「フラグ」の意味や語源、使い方や例文なども含めて取り上げました。この記事を最後まで読むことにより、「フラグ」という言葉をよく理解できるようになることでしょう。

フラグとは?若者言葉?オタク系?元ネタや語源について解説

例えばインターネット上の書き込みや友人とのSNSでのやりとりなどで「○○フラグ」や「フラグが立った」といった表現を見たことがあるという人もいることでしょう。先述のように若い人たちの間でよく目にする表現の一つとして、今日でも頻りに様々な場面で登場します。

そこでこの項目では、「フラグ」の意味と語源について項目別にしてピックアップしました。それではそれぞれ順に確認していきましょう。

フラグの意味とは?元ネタは何?

「フラグ」とは簡潔にいうと「予測」や「伏線」といった意味を持つ言葉です。したがって先述した「フラグが立った」とは「伏線ができた」や「予測が立った」ということを表します。

ゲーム展開でエンディングまでの定っているあらゆる条件を「フラグ」と表現されたのがきっかけです。そこからインタネット上やSNSでもよく用いられるようになりました。

それが今では漫画やアニメ、ゲームや映画などの展開で伏線ができたり予測が立ったりした際に使われるようになっていったというわけです。その意味合いや使いやすさから、口癖のように毎日使用するという人も少なくないかもしれません。

「フラグ」という言葉を多くの人が一度は見聞きしたことがあるのは、このように幅広い場面で用いられる言葉だからだということも無関係ではないでしょう。やはり言葉というのは、その汎用性や使いやすさによって使われる頻度というのは変わっていくものです。

「フラグ」は上記のように漫画やアニメ、ゲームや映画など若者が好みそうなものに対してよく使われる言葉なので、インターネットやSNSを駆使する若者を中心に使用されているのかもしれません。もしこれまでに目にした「フラグ」を使ったフレーズで覚えているものがあれば、「予測」や「伏線」という言葉で置き換えて意味が通るかを確認してみるのも良いでしょう。

「フラグ」の語源

「フラグ」の語源になっているのは、英単語の「flag」(旗)だというイメージを持っている人が少なくないかもしれませんが、実際には少し異なります。「予測」や「伏線」という意味での「フラグ」の語源はプログラミング用語の「フラグ」です。

プログラミング用語としての「フラグ」は「設定した条件の成立を決定する変数」という意味があります。もう少し平たくいうと「特定の動きをさせるための条件付けをすること」や「特定の動きが発生する条件自体が確定したこと」という意味です。

ここでいう「条件の成立を決定する変数」を記録することを「フラグを立てる」という言い回しをします。この言い回しから転じて漫画やアニメなどで伏線や予測が立った時に「フラグを立てる」や「フラグが立った」という言い方をされるようになったのでしょう。

具体的に「条件の整理を決定する変数」について理解するために、ゲームを例にしてみましょう。例えばゲームにおいてプレイヤーの操作によりある一定の条件を満たした場合、そうではなかった場合と異なる展開になります。

プレイヤーが一定の条件を満たしたか満たしていないかによってその後のストーリーを分岐させているものが「フラグ」だというわけです。そしてその条件をクリアしていることを「フラグを立てる」と表現しています。

RPG(ロールプレイングゲーム)を例にとると、その町にいる人全員に声をかけたり、モンスターに対して特定の攻撃の仕方をしたり、特定の場所でアイテムを使ったりすることによってその後の展開が変わってくるといった具合です。ゲームによっては、「フラグ」を立てないと先に進めないというケースも少なくありません。

フラグの使い方や例文|伏線回収とは違う?

この項目では「フラグ」の使い方や例文について取り上げています。言葉の使い方を理解する上では、実例をいくつか確認した方がイメージしやすいといえるでしょう。

  • フラグを立てる
  • フラグが立つ、フラグが立った
  • フラグ回収
  • 〇〇フラグ
  • フラグを折る

そこでこの項目では以上の4つのような「フラグ」のよく使われる言い回しを中心に複数ご紹介します。最後にそれぞれの言い回しの例文をまとめましたので、順に確認していきましょう。

言い回し例1:フラグを立てる

まず「フラグ」のオーソドックスな言い回しとして「フラグを立てる」が挙げられます。プログラミング用語しての「フラグを立てる」は「条件を満たしたかどうかによってその後の展開を分岐させることを意味していることは先述したとおりです。

それに対して今日は「〜をするための条件を満たす」という意味合いでよく使われます。具体的には「ストーリーが先に進むための条件を満たすこと」や「クリアするための条件が揃うこと」などを指すのが「フラグを立てる」という表現です。

フラグを立てる
  • このゲームをクリアするためには、各所でフラグを立てる必要がある。
  • フラグを立てる回数が多いほど、ストーリーの分岐が多くゲームをより楽しめるようになる。
  • どうしてもフラグを立てることができず、その後の展開を確認することができなかった。

言い回し例2:フラグが立つ、フラグが立った

なお「フラグを立てる」ではなく「フラグが立つ」や「フラグが立った」という表現も散見されます。「フラグが立つ」や「フラグが立った」も「フラグを立てる」同様に「〜をするための条件を満たす」という意味です。

また例えばバトル漫画で主人公が強敵に追い詰められた時に仲間が助けに来てくれたり、映画などでよくある典型的な展開などに対しても「フラグが立つ」や「フラグが立った」という表現を使用することもあります。このように非常に使いやすく、よく用いられる表現だと分かるでしょう。

フラグが立つ・フラグが立った
  • 今週はフラグが立つ漫画がたまたま多く揃っていた。
  • この前のドラマでフラグが立ったが、早速今日の放送でその通りの展開になった。
  • この漫画ではフラグが立ったままになっていることが度々ある。

言い回し例3:フラグ回収|伏線回収

続いて「フラグ」は「フラグ回収」という言い回しをすることもあります。「フラグ回収」とは漫画やアニメなどにおいて、「これまでの展開の伏線が回収されること」という意味です。

あるいは元々の予定通りにストーリーが進んでいくことを意味する場合もあります。どちらの意味で使われているかについては、その時々の文脈で判断していくことが必要です。

「伏線回収」は細かくいうと違いはありますが、現状同じ意味合いで使用されていることが多いです。

フラグ回収
  • この作品はフラグ回収されることなく打ち切りになってしまった。
  • 今話題のあのドラマは、どのようにフラグ回収されるのかネットで論争が起きている。
  • フラグ回収までにどういう結末になるのかを予想するのは楽しい。

言い回し例4:恋愛フラグ、生存フラグ、死亡フラグなど〇〇フラグ

それ以外では若者のスラングとしての使い方として「○○フラグ」という表現が挙げられます。「○○フラグ」とは「○○することが予測される」という意味です。

「○○」の中には「死亡」や「生存」、「勝ち」や「負け」、「恋愛」といった言葉がよく入ります。「死亡フラグ」とは「死ぬことが予測される」という意味です。

ここでいう「死ぬ」とは本当に死んでしまうという場合もありますが、死ぬほど恥ずかしい思いをしたり辛い状況になったりすることも含みます。漫画やゲームなどでは前者、日常生活においては後者の意味で使用されることが多いかもしれません。

「生存フラグ」は「生存することが予測される」、「勝ちフラグ」は「勝つことが予測される」、「負けフラグ」は「負けることが予測される」、「恋愛フラグ」は「恋愛することが予測される」といった具合で、今後そうなると予測されるものに対して使います。

○○フラグ
  • 次の戦いから帰ってきたら結婚しようと約束するのはよくある死亡フラグだ。
  • このまま生存フラグが立たないままだと、このキャラは死んでしまうかもしれない。
  • 勝ちフラグが立ってしまうと、その後のワクワク感も薄れてしまう。
  • 分かりやすく負けフラグが立っていたが、やはり負けてしまったようだ。
  • 主人公の幼なじみが異性で、その二人が最終的には結ばれるというのは典型的な恋愛フラグだろう。

言い回し例5:フラグを折る

また「フラグを折る」という表現を見聞きしたことがあるという人もいるかもしれません。「フラグを折る」とは「一度はフラグが立ってその後の展開の予測がついたのに、結果的にその通りの展開にならなかった」という意味です。

これらが「フラグ」の使い方としてよく見られる表現の代表例だといえるでしょう。

ビジネスメールの「フラグ機能」とは?

ビジネスメールの中には「フラグ機能」というものが存在します。ビジネスメールの「フラグ機能」とは「メールに目印をつける機能のこと」です。

例えば後から見返したいメールや重要なメール、すぐにはできないが落ち着いた時にゆっくり返信したいメールなどに目印をつけます。そうすることでそれらのメールが他のメールに埋もれることなく、すぐに確認できるようになるというわけです。

この場合の「フラグ」は英単語の「flag」に由来しているとされています。「flag」は「旗」や「目印」という意味があり、「フラグ」はメールに目印をつけていることからそのように推測できるでしょう。

そのため「フラグ」がついていることを示す場合に「旗」のアイコンをつけるというメーラーソフトも少なからず見受けられます。この機能は非常に便利なので、もしもまだ利用していないという人がいれば一度は使ってみても良いかもしれません。

まとめ この記事のおさらい

  • 「フラグ」は「予測」や「伏線」といった意味がある言葉
  • 「フラグ」の語源は「設定した条件の成立を決定する変数」という意味があるプログラミング用語の「フラグ」
  • 「フラグを立てる」や「フラグが立つ」、「フラグが立った」とは「〜をするための条件を満たす」という意味がある
  • 「フラグ回収」は「これまでの展開の伏線が回収されること」を意味する
  • 「○○フラグ」とは「○○することが予測される」という意味がある
  • ビジネスメールの「フラグ機能」とは「メールに目印をつける機能」のことをいう