就職・転職における面接が決まった際の準備のポイント

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書類選考が通ったら、次は面接です。就職活動で一番キーポイントとなるのが面接です。

・どんなことを聞かれるのだろうか
・圧迫面接だったら嫌だな
・面接は履歴書の内容を把握しておけばよい?

このようにいくつかの疑問がでてくるはずです。そんなお悩みにお答えすべく、この記事では以下の点について解説いたします。

・面接準備のポイント
・質問想定への対応
・当日の持ち物

初めての面接の方から数回目という方までどのタイミングで読んでも確認できる内容です。面接当日までにしておきたいことを網羅しておけば、面接も怖くなくなります。

面接の事前準備についてはマイナビAGENTの以下の記事も参考にしてみてください。
マイナビAGENT 前日でも間に合う対策・練習について

面接が決まった際の準備のポイント

求人内容の確認

就職活動や転職活動の場合、ある一社だけに絞って受けている人は少ないと思われます。

同じ職種を受けていたとしても、それぞれの会社によって求人内容が異なります。募集要項をしっかりと確認して、不明な点は面接の際に担当者に質問しましょう。

求人内容でチェックしておきたいところ

  • 仕事内容
  • 勤務時間
  • 勤務場所(本社とは限らない)
  • 転勤の有無
  • 資格や経験の有無
  • 休日
  • 給与
  • 福利厚生
  • 求める人物像

電話の応対も抜かりなく!

面接のお知らせが書面であるところが多いですが、あえて電話で応募者に伝える会社もあります。

これは一つの試験と思った方が良いでしょう。何を見ているかというと、電話応対、言葉遣いなどです。

電話応対のポイント

電話対応には以下のようなポイントがあります。

  • 企業らしき電話の場合は、受けた電話の一声目で名乗る
  • 「ありがとうございました」「お忙しいところ申し訳ありません」「失礼いたしました」などの社会人としての常識をわきまえた返答をする

面接場所の確認

見落としがちなのが面接場所の確認です。

スマートフォンを持つようになり、昔に比べると当日になって電車の時間や集合場所などを調べるというのが当たり前になってきています。しかし、面接の際はそういったことは避けましょう。

  • 知っている場所だと思っても、思い込みを捨てて地図で検索しておく
  • 交通手段、乗り換えなども事前にチェックしておく
  • 到着時間は余裕を持って設定する

※当日電車の乗り換えがスムーズにできない、混雑していて電車を見送ることになった、など何が起こるか分かりません。

当日の服装や髪型をシュミレーション

面接の際はスーツで向かうのが基本です。

業界によっては「私服」での指定がある場合もありますが、カジュアルすぎる格好はNGです。

面接時の格好でポイントは「清潔感」です。靴はスニーカーなどは避け、アクセサリーも外します。ネイルは地味な色なら絶対ダメというわけではありませんが、できれば落としておくと無難です。

また、髪型もボサボサでは清潔感が失われます。一つに束ね、前髪も目にかからないようにしましょう。

当日ではなく、事前に決めておくことで当日の朝焦らずに済みますし、足りないものは準備することもできます。

面接時の髪形の対策については以下の記事も参考にしてみてください。
就職・転職における面接時の髪型対策 清潔感をだす髪型とは

書類選考が決まってすぐに準備をしたほうがいいこと

求人サイトからの応募の場合、インターネット上で応募を完了し、会社から連絡がきたら書類選考に進みます。

会社によってはweb上で履歴書や職務経歴書を提出し、後日面接の際に紙面での提出を求められる場合もあります。選考過程は企業によって異なるので確認しておきましょう。

さて、紙面での書類の提出が求められた場合、すぐに取り掛かりたいのが以下の2つです。
・履歴書や職務経歴書などの紙面での提出物の準備
・面接の際の質問対策

履歴書や職務経歴書の準備

履歴書は手書きが基本です。用紙を購入し、手書きで全ての項目を埋めるとなるとそれなりの時間がかかります。

転職者の場合は職務経歴書の提出も必須です。職務経歴書はパソコンで作成することが多いものの、これまでの経歴を見直し、まとめるには時間を用します。

したがって、履歴書や職務経歴書の準備は一番最初に取りかかりたい事項です。

面接の質問対策

次に行いたいのが、面接での質問対策です。面接で何を聞かれるか想定して、どう答えるかを考えておく必要があります。

ありのままの自分をみてもらおうと、本番一発勝負で挑むのは得策ではありません。

準備をしていても予想外の質問に戸惑う可能性も高いため、事前の準備はしっかりおこないましょう。

面接で想定される質問

では実際、どのような質問が面接では想定されるでしょうか。大きく分けて5つのカテゴリーに分類できます。

・自己紹介・自己PR
・志望動機
・資質や展望
・職歴(転職者の場合)や学生時代の経験
・長所や短所

上記は必ず質問されるため、準備は念入りにしておきましょう。

質問に対する答えの考え方

面接時に必ず質問されるものを前述しましたが、これが全てではありません。会社によって、もしくは面接官によって、質問は異なります。どんな質問が想定され、どんな風に答えるかは自分で考えなくてはなりません。

そんなときに役立つ思考法をの一つに「セパレート思考」があります。ごちゃごちゃになっている頭の中の思考を整理するというものです。

『セパレート思考』の著者、鈴木進介さんによると、あらゆる問題は「仕分け」することでほとんど解決するそうです。

選択肢を絞り込む

複数の選択肢で迷った場合は条件を付け、消去法で残り1つになるまで絞り込みます。そうすることで、残った選択肢について集中して考えることができます。

考え方の例

自己紹介で何を話せば良いか迷っている。
→趣味、学歴、職歴、学生時代に頑張ったこと、性格、家族構成、長所・短所、志望動機など選択肢が多い。
→他の質問で聞かれる可能性があるものについては消去する。志望動機、学歴、職歴、長所・短所など。
→家族構成などの面接とは関係のないものは消去する。
→趣味や学生時代に頑張ったことに絞られる。
→この2つが関連するストーリーになるなら残す。関連性がなければ、どちらか一つに絞る。

アウトプットする

頭の中だけで考えていても同じ思考回路をぐるぐるしてしまうため、書き出すことが大切です。

書き出すときのポイントとして、A4のコピー用紙の裏紙を利用すること、黒のサインペンか青の万年筆を使うこと、が挙げられます。

A4のコピー用紙の裏紙を利用する理由は、A4のサイズが書きやすいことと、綺麗な紙ではなく裏紙を利用することで思いついたままにペンを走らせることができるためです。

黒のサインペンを使う理由は、ボールペンやシャープペンよりもサインペンの書き味が滑らかで、すらすら書き出せるためです。青の万年筆は、より集中したいときにいつもと異なる筆記用具で気持ちを切り替える役割を果たします。

面接前日の準備のポイント

履歴書や面接の答え方も考えた、あとは寝て翌日を待つだけ、ではありません。前日に持ち物や身支度についても準備しておきましょう。

面接前日に限らず、面接が決まった際には転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントの中でもマイナビAGENTとリクルートエージェントがおすすめです。

マイナビAGENT 面接対策完全ガイド

また、現在フリーターで就職、転職活動中の方で面接を控えている場合はハタラクティブに相談してみましょう。

フリーターの正社員就職支援

IT業界を目指している方で面接に不安がある方はワークポートに相談することをおすすめします。IT業界に特化した面接対策やアドバイスをしてくれるでしょう。

履歴書の見直し

エントリーシートや履歴書に抜かりがないか確認しておきましょう。

また、志望動機など面接で聞かれそうな事柄は履歴書と自身が面接で話す内容に食い違いがないか、目を通しておきます。矛盾が生じると面接で突っ込まれますよ。

面接のシュミレーション

前日に模擬面接ができるようであれば、おこなっておくとよいでしょう。できない場合は質問を想定して、実際に声を出して面接のシュミレーションをすることが大切です。

頭の中でもシュミレーションすることもできますが、実際に声を出すことで、自分の声のトーンやつまづくところなどがきちんと確認できます。録音してみるのも良いでしょう。

持ち物の確認

女性の場合、ストッキングの予備を用意しておくと良いでしょう。当日履いて行く靴は綺麗に磨いておきます。スーツやシャツに、しわがないかも前日中に確認しておきましょう。

面接会場までの行き方や時間を調べておく

意外と忘れがちなのが、面接会場の下調べです。

面接を完璧にこなせたとしても、会場に着くのが遅れてしまってはアウトです。面接会場が初めての場所でも、そうでなくても、自宅からの行き方(電車の乗り換え)や時間を調べておくことが大切です。

食事に気をつける

ニンニクのように臭いがきついものや翌日に影響する可能性があるアルコール類は避けましょう。

イメージしながら早めに寝る

面接はただでさえ緊張します。寝不足にならないように早めにベッドに入りましょう。

そのとき、面接のシュミレーションではなく、その会社で自分が働いているイメージを膨らませておくと、脳が良い状態で眠りに入ることができます。

面接当日の準備のポイント

いよいよ面接当日。当日に確認することは天候や電車の確認です。

電車が遅延していないか、天候で電車が止まっていないかなども早い段階で調べておくと対処ができます。

しかし、事前にどんなにしっかり準備をしても当日、どのようなトラブルが起こるかは予想できません。以下のようなトラブルの場合はどうすれば良いか対処法もしっておきましょう。

時間や持ち物を忘れた

忘れたものが会社への提出物の場合、家に取りに帰りたいと思うかもしれませんが、それによって遅刻するのでは意味がありません。

忘れ物をしても一旦、面接会場に定刻で入ることが大切です。電話で連絡するよりも直接会ってお詫びした方が誠意が伝わるからです。

そして、面接が終わった後にすぐに取りに帰って、会社に自分の足で届けることを伝えます。

会場がわからなくなった

面接時間に遅れる前に会社に電話を入れ、場所を尋ねます。このとき、まずはお詫びをする、ということが肝心です。

会社の人はただでさえ忙しいのに、時間を割いて電話の対応をしているということを念頭において、電話をかけましょう。

実際に使える例文

「お忙しいところ申し訳ありません。本日、○時から面接の△△と申します。少し道に迷ってしまったようです。お手数おかけして申し訳ありませんが、御社までの道のりを教えていただけませんでしょうか。」

もし遅刻しそうになった場合の対処法

遅刻しそうな場合、早めに会社に連絡を入れます。

電車の遅延のように自分に落ち度がない場合も、面接の時間に遅れて相手に迷惑をかけることにはかわりありません。開き直らず、まずはお詫びします。その後、遅刻の理由と到着予定時間を伝えます。

実際に使える例文

「お忙しいところ申し訳ありません。本日、○時から面接の△△と申します。(電車の線名)線が遅れており、面接のお時間に少し遅れてしまいます。●時ごろに到着予定です。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

体調が悪くなった

自己管理がなっていない、と言われマイナスの印象を与えてしまいそうですが、やむを得ない場合もあります。

そのようなときは、正直に体調が悪くなった旨を会社に伝えましょう。会社によりますが、面接日を別途設けてくれるかもしれません。

実際に使える例文

「お忙しいところ申し訳ありません。本日、○時から面接の△△と申します。今朝から体調がすぐれません。せっかくの面接の機会をいただいたので、是非お伺いしたいのですが、面接中に席を立ってしまうことがあれば、かえってご迷惑をおかけしてしまう可能性があり、申し訳ないです。」

面接の事前準備に関するおさらい

面接の事前準備に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 面接の事前準備は、求人内容、面接当日の格好(髪型も含め)、面接会場の確認
  • 前日の準備は、当日慌てないためにも、履歴書の見直し、面接のシュミレーション、持ち物の確認などをする
  • 当日トラブルに巻き込まれてしまったら、早めに会社に連絡し、まずはお詫びをする。開き直りは絶対NG。
  • 当日トラブルがあると、面接時の評価だけでなく、自分が落ちつけず力が発揮できなくなってしまう可能性がある。
  • 防げるトラブルもたくさんあるので、事前の準備を抜かりなくおこなう