働く気がない!なぜやる気がないのか、原因と対処法の解説

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ここでは働く気がない、あるいは起こらない理由や、それに対する対処法について解説いたします。

やる気に満ちて入社したはずなのに、月日が経つ内にやる気が減退したり、あるいはもう働きたくないと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

それは気持ちの浮き沈みという一過性の場合もありますが、根本的な原因があることがほとんどです。

根本原因とその対処法を明らかにすることで、現状が好転するきっかけになれば幸いです。

働く気がない理由

結果には必ず原因があるように、働く気がないという心境に至ったのにも必ず理由といわれています。

その理由は人それぞれですが、あえて分類すると大きく5つに分けられます。

まずはそれぞれの理由とその原因について確認しましょう。

人間関係

人間関係で悩んでいる人はものすごく多く、また人間関係が原因で働きたくないという方もいるといわれています。

組織で働く以上、必ず誰かしらと接する機会があります。皆が皆気の合う人であれば問題ありませんが、中にはそりが合わない人もいるかもしれません。

会社内での人間関係における悩みとして、以下のようなものが考えられます。

上司からのパワハラ(毎日のように怒鳴られる、立場を利用して嫌がらせをされる等)

  • 部下が言うことをきかない、指示に従わない
  • 同僚が遅刻や欠席を繰り返し、チーム内での負担が増える
  • お客様から理不尽な叱責を受ける

他にもあげるときりがないですが、いずれの場合もどんな組織でも起こり得るものばかりです。

労働条件

労働条件とは年間休日や勤務時間、休憩時間や就業期間等のことです。

入社初日、あるいは入社までの準備書類として「雇用契約書」にサインをすることがほとんどです。
雇用契約書は賃金や労働時間、休日や就労場所等の労働条件について労使間で交わす契約書のことです。

この雇用契約書の内容に基づいて、働く側は定められた労働条件で労働し、会社側は定められた報酬を支払うことを約束します。

書面で交わさなくてはいけない絶対事項はありますが、他の書類で代用すれば雇用契約書を必ずしも発行する必要はありません。
しかし実際は雇用契約書、あるいはそれに準ずるものを発行していることが非常に多いです。

これは後に双方の言い分が食い違ったり、大きなトラブルに発展するのも避ける為です。例えば、以下の例で確認してみましょう。

Aさんは4/1に「月給20万円」の金額に納得し雇用契約書に捺印しました。
後日会社から振り込まれた金額は15万円でした。Aさんは契約違反だと不服を申し立てましたが、会社からは経営不振による一時的な措置だという一方的な通知のみでした。

この場合Aさんと会社は「月給20万円」で雇用契約を交わしているという証拠(雇用契約書)がある為、かなり有利に争いを進めることができます。
一方会社は月給20万円の根拠を明示している為かなり不利な立場です。

もし口約束で済ませてしまった場合、言った言わないの水掛け論にしかならず解決にはとても時間がかかるでしょう。

逆に労働者から不当な要求があった際、会社は雇用契約書を盾に要求を堂々と棄却することができます。

このように双方が納得した上で契約を交わしているという証拠を残す為、書面で約束し双方が一部ずつ保管する場合が多いのです。

給料が不満で働く気がない

給料は働く上で重視される要素の一つです。給料が理由で転職を決意したり、あるいは退職を考える方も少なからず見受けられます。

また給料が仕事内容や条件に見合っているかどうかというのも大事なポイントです。

例えば休みがほとんどなく、また長時間労働が慢性化しているのに給料が雀の涙では納得できない方が大多数でしょう。

一方で一度上げた給料を下げることは反発が大きいことから難しく、会社も給料をなるべく低めに設定しようとする場合があります。

いずれにせよ給料は大きな理由の一つだといっても過言ではないです。

仕事内容

仕事内容が退屈であったり、逆に激務であったりすることがあるかもしれません。また自分の能力や適性から外れている場合もあるでしょう。

人生の中で大きなウエイトを占める仕事の内容なので、もし上記のような場合は「働きたくない」と感じる理由になりえます。

就労意欲がない

そもそも働くこと自体に価値を感じなかったり、あるいは金銭的に不自由していない等で働く必要性がない等の場合が当てはまります。

働く理由が別の形で解消されたとしたら、勤労することに意欲的になれないということがあるかもしれません。

働く気がない時の対処法

ここでは先程の五例について、それぞれの対処法を確認していきます。

 

・人間関係
もし特定の人が原因であれば、転勤や部署異動等で物理的な接触機会を減らす、あるいはなくしてもらうのが有効です。

あるいは信頼できる上司に相談し、円満な解決策を講じてもらうことも選択肢の一つとして考えてみても良いかもしれません。

 

 

・労働条件
先述した雇用契約書に反する条件で働いている場合、すぐにでも会社に訴え出る、あるいは労働基準監督署等に相談するという手段があります。

対して「雇用契約書」に則した条件に不満がある場合、今のままでは会社の言い分が通る公算が大きいといえるでしょう。

どうしても納得できない場合、労働条件の見直しを会社に相談してみる必要があります。

 

 

・給料
給料も労働条件の一つであり雇用契約書にも定められている項目なので、対処法も労働条件と同様です。

もし会社と交渉する場合、その根拠となる材料があることが必要になってきます。例えば営業であれば売上一位を半年継続している等、客観性があり具体的なものが望ましいです。

その逆に生活水準を上げてお金が必要になった、あるいは急な出費が立て続いた等の個人的な理由だけでは却下される可能性が高いといえるでしょう。

 

 

・就労意欲がない
一時的に意欲が失われている等であれば、就労したくなるまで気ままに過ごすのも良いかもしれません。

あるいは友達や先輩等に相談してみるのも一つの手かもしれません。

もし就労する価値を感じなかったり就労する必要がない場合も、就労する必要があるまでは自分の自由に過ごすのも悪くないかもしれません。

 

働かないという選択

それでもまだ「働きたくない」という気持ちが払拭できない場合、そもそも「働かない」という選択があります。

まずはなぜ働く必要があるのかを考えてみます。

例えば金銭面が理由であれば、株や不動産等の投資によって収入を確保している人もいます。
あるいは所有している土地やマンションを貸し出して得られる不労所得という手段もあるでしょう。

また仕事内容が理由の場合、例えば学校に入り直して将来自分がやりたい仕事内容について勉強するという選択もできます。
また資格が必要な仕事に携わりたいなら、資格の勉強に時間を費やすということも考えられます。

もし気分が落ち込んでいてしばらく働きたくないというケースでは、一年くらい海外旅行をする等、今しかできない好きなことに打ち込むという方もいます。
そしてまた働きたくなった時に転職活動等に励むという気持ちの切り替えができれば、就労した後も意欲的に働くことができるようになるかもしれません。

まとめ この記事のおさらい

  • 「働きたくない」のは、明確な理由がある場合が多い
  • 理由を明らかにした上でその対処法を講じるのが生産的
  • それでも働きたくない場合、「働かない」という選択もある