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ここでは、転職における履歴書の正しい書き方を解説しています。
この記事を通して、人事異動や配属先の変更を伴う経歴を持つ場合、履歴書にどこまで記載をした方が良いのか、また記載する場合はどのように書けばよいかについて学ぶことができます。
履歴書の異動経歴は書くべきか
履歴書の目的は、自身の経歴を企業の人事担当者に正しく伝えることにあります。そして、自身が今までどのような部署でどのような仕事をしていたのか、どのような立場にいたのかなどを知ってもらい、転職活動を有利に進めることを目標としています。
履歴書の主な構成は、個人情報・経歴・自己PRです。そして履歴書での書類選考を受ける場合、人事担当者が興味を持つのは経歴欄となります。
そのため書類選考に合格し、面接にこぎつけるためには、経歴欄を充実させることが重要なポイントとなります。
人事異動などでさまざまな部署を経験しているということは、多くの人に接する機会があったというアピールになります。また人事異動に昇進が伴っているのであれば、それは自身の仕事が評価されている確固たる証拠といえます。
そのため、人事異動や配属先の変更を伴う経歴を持つ場合、その経歴が自己アピールとして生かせるのであれば、可能な限り細かく記載した方が良いでしょう。
反対に、会社からの嫌がらせなどで不本意な人事異動があった場合は、マイナスのイメージを与えてしまうため、その経歴は記載する必要はありません。
また、仕事内容の変更もなく昇格も伴わないような異動が頻繁にある場合は、「たらい回しにされている」という印象を与えてしまう可能性もあるため、無理に記載する必要はないでしょう。
会社内の異動は一般的にどのくらいの頻度で行われるのか
一般的に大手企業での異動は、3年に1度が妥当だとされています。
特に30代後半~40代半ばまでの社員は、3~4年ごとに他部署に異動し、その都度昇格するというのが一般的で、「幹部候補生」として教育されるケースが多くあります。
そして、20代前半~30代前半までの社員の場合は、「設計→営業→広報」という風に、さまざまな部署を経験させることで本人の適性に合った部署を探していくというケースもあります。
人事異動の大きな目的は、「社員の成長」「会社の利益向上」「マンネリ化の防止」にあります。
社員を異動させることで「新しい視点」を身につけさせ、能力の幅を広げる。ノウハウの伝授により後継者を育てる。定期的に刺激を与え、社員のやる気を育てる。ことで、会社・社員の活性化を図ることが目標となります。
その反面、中小企業やベンチャー企業においては、人事異動を頻繁に行うことはできません。社員の人数が少ない場合、また1人の社員が専門的に業務を行っているようなケースでは、同じ部署に最低でも5~6年は在籍することが一般的となります。
中小企業やベンチャー企業の場合は、慣れ親しんだ業務を強引に引き継がせることは、社内の雰囲気を悪くしてしまう原因にもなるため、異動は慎重に行われることとなります。
異動の他に役職が変わったことも書くべきか
人事異動に伴い役職が変わった場合、多くのケースが「昇進」になります。
昇進は履歴書の大きなアピールポイントになるため、履歴書に記載した方が良いといえます。
ただし、同じ会社内での昇進回数が多い場合は、何度も「昇進」という言葉を使用することになります。その場合、人事担当者によっては「自己顕示欲が強い」というマイナスイメージを持たれる可能性もあるため、以下のように記載すると良いでしょう。
〇〇〇〇年〇〇月〇日 △△部 部長に昇進 〇〇業務に従事
↓
〇〇〇〇年〇〇月〇日 △△部に異動 部長として〇〇業務に従事
また、履歴書と併せて職務経歴書を提出する場合は、役職の変更は職務経歴書で触れ、履歴書では異動だけにとどめる方法もあります。この場合、職務経歴書内には「昇進」に伴う業務内容の変更、新しく培った経験なども詳しく記載すると良いでしょう。
対して、人事異動に伴う「降格」があった場合は、マイナスイメージを持たれてしまうため、あえて記載する必要はありません。
降格の経験が自身のアピールポイントに繋がる場合は、職務経歴書で触れると良いでしょう。
履歴書の異動の書き方の例
履歴書に異動を書く場合は、以下のように記載します。
〇〇〇〇年〇〇月〇日 ■■株式会社に入社 △△部に配属
〇〇〇〇年〇〇月〇日 □□部に異動
〇〇〇〇年〇〇月〇日 一身上の都合により 退職
現在に至る
以上
履歴書に異動を記載する場合の注意点としては、
- 企業/部署の名前は正式名称で記載する。
- 部署名の記載は任意であるができるだけ詳しく書き、人事担当者にどのような部署であるか、どんな経験を持っているのか伝わりやすいようにする。
- 年号は和暦・西暦で統一する。
- 職業や仕事内容の説明は不要。具体的な内容は職務経歴書に記入する。
- 役職の変更を記載する場合、役職名が分かりにくい場合は一般的な名称に置き換える。
アシスタントマネージャーに昇進(課長職に準ずる役職)
ジェネラルマネージャーに昇進(部長職に該当) - 転職時に役職が付いた場合は、
■■株式会社に入社 △△部に課長として配属
と、記載する。
まとめこの記事のおさらい
- 人事異動や配属先の変更を伴う経歴がある場合、その経歴が自己アピールとして生かせるのであれば、可能な限り細かく記載した方が良い。
- 会社からの嫌がらせなどで不本意な人事異動があった場合は、マイナスのイメージを与えてしまうため、その経歴は記載する必要はない。
- 企業の人事異動は3年に1回が一般的である。
- 中小企業/ベンチャー企業においては頻繁な人事異動は難しく、5~6年同じ部署に所属するケースが多い。
- 人事異動に伴い「昇進」した場合は、大きなアピールポイントになるため、履歴書に記載した方が良い。
- 人事異動に伴い「降格」した場合は、記載する必要はない。
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