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本人に代わって退職の意思を会社に伝えてくれる「退職代行サービス」が話題になっています。電話やメールで手軽に依頼でき、退職に関わる面倒な気苦労を負うことがないところが人気を呼び、若い人を中心に利用者が増加しています。こういった背景を受け、退職代行サービスの数も1~2年のうちにぐんと増えました。
この記事では、退職代行サービスを利用するメリットとデメリットをはじめ、代表的な退職代行サービスの特徴を紹介します。退職代行サービスを利用したいと思うタイミングは急に訪れるかもしれません。慌てて契約して失敗した…、思っていたサービスと違っていた…ということにならないように、この記事を通して基本的なことを理解しておきましょう。
退職代行サービスを利用するメリット・デメリット
仕事を辞めたいと考えている人の中には、「会社を辞めたくてもなかなか言い出せない…」「人手が足りなくてとても退職を言い出せる雰囲気ではない…」などと、辞めたいと思っても上司に言い出すタイミングが見つからず、ズルズルと何ヵ月、何年と勤め続けている人もいるでしょう。そんな人にとって、自分に代わって退職の手続きをしてくれる退職代行はまさに渡りに船のサービスです。
自分で言い出さなくて済む、すぐに辞めることが出来るなど、利用者にとってメリットしかないように感じる退職代行サービスですが、デメリットが全くないというわけではありません。メリット・デメリットをきちんと理解して、トラブルにならないように心がけることも必要です。
退職代行サービスの内容
退職代行サービスのメリット・デメリットについて考える前に、まずは退職代行サービスを利用するとどんなことが出来るのか、サービスの内容について簡単に説明します。
退職代行は、本人に代わって退職の意思を会社に伝えるサービスです。退職意思、退職日、源泉徴収票や離職票など各種書類を送ってほしい旨などを電話、メールなどで勤務先の会社に伝えてくれます。基本的に退職代行サービスができるのはここまでで、未払い給料や残業代などの支払い交渉、損害賠償を請求されるなど法的なことに話が及んだ場合の対応は、弁護士でない退職代行サービスが請け負うことはできません。
このことを初めにしっかり理解しておかないと、思ったようなサービスを受けられなかったと不満を感じたりトラブルのもととなる可能性がありますので注意が必要です。
退職代行サービスを利用するメリット・デメリット
それでは、退職代行サービスを利用することのメリットとデメリットを考えていきます。
■メリット1「退職の意思を伝えるストレスがない」
退職代行サービスを利用する1番のメリットは、なんといっても退職の意思を伝えるストレスがないことです。いつ伝えよう…、承諾してもらえなかったらどうしよう…などと、特別後ろめたいことがなくても退職を会社に伝えるのはほとんどの人が気まずさやストレスを感じるのではないでしょうか。
特に辞める原因が上司のパワハラだった場合など、自分で退職の申し出をするとなると原因となる相手に伝えなければならないケースもあります。退職代行サービスを使えば面倒な気遣いは不要です。
■メリット2「すぐに辞めることが出来る」
退職の意思を自分で会社に伝えた場合、「次が決まるまで待ってほしい」「繁忙期が終わってからにしてほしい」など要望を出されて、結局は会社の意向で退職日を延ばされてしまうケースが多くあります。退職代行サービスを使えば、基本的に最短2週間で退職することが出来ます。
雇用の解約について民法では次のように定義されています。
従って、退職の申し入れから2週間経過すれば退職することが可能なのです。仮に就業規則で「1ヶ月前までに申し出ること」などとなっていても、基本的には民法の方が優先されます。
退職までの2週間が有給消化できれば、退職の申し入れから1日も出社せずに退職することも可能です。
■メリット3「退職の申し入れから退職日までの気まずさがない」
自分で退職を申し入れた場合、次の人に引継ぎが終わるまでは出社を求められることが多く、その間肩身が狭い、気まずい思いをするといった人が多いようです。退職代行サービスを使って有給消化を利用して最短で退職できれば、申し入れから1日も出社しないで済みます。
■メリット4「理不尽な請求や感情的なもつれが生じにくい」
上司の性格や関係性によっては、感情的なもつれが生じたり、根拠もなく「損害賠償を請求する」などと脅しともとれる理不尽なことを言われたりすることもあります。退職代行サービスを通じての申し入れであれば、感情的なもつれから生じるトラブルのリスクが少なくなります。
このように退職代行サービスを利用することのメリットは多いですが、デメリットが全くないわけではありません。次に退職代行サービスを利用するデメリットをあげてみます。
■デメリット1「費用がかかる」
自分で退職を申し入れる場合と一番違うのは、費用が発生することです。自分で申し入れればもちろん費用が掛かることはありませんが、退職代行サービスを利用すれば、一般的に3万円~5万円程度、代行サービス会社に支払う必要があります。
■デメリット2「職場の人と良好な関係性を続けにくい」
退職代行を利用すると、元の職場の人とよい関係性が続けられなくなる可能性もあります。退職代行サービスによいイメージを持っていない人も多いでしょうし、きちんとした挨拶をせずに辞めていったやつという印象がついて、よほど親しくしていた人でない限り連絡を取りにくくなってしまうことが考えられます。退職後も同業種で働く場合は、他社に噂が回ってしまうなどのリスクもないとはいえません。
■デメリット3「退職代行サービスの範囲は退職の意思を伝えるまで」
退職代行サービスが請け負うのは、退職の意思を本人に代わって会社に伝えるところまでです。「必要書類を送付してほしい」「制服は郵送で返却する」などの連絡事項を伝えてもらうことはできますが、「有給消化を断られたが取得できるように交渉してほしい」などの説得、交渉ごとは弁護士の範囲となるので請け負うことが出来ません。初めにサービス内容を理解しておかないと、サービスに不満を抱く原因にもなります。
退職代行サービスのおすすめ5社を比較!それぞれの特徴まとめ
退職代行はここ数年で急激に認知されだしたサービスです。比較的新しいサービスということもあり、どのサービスを利用したらよいか迷う人もいるでしょう。ここでは代表的な退職代行サービス5社について、それぞれの特徴を紹介します。
退職代行EXIT
「会社からの非常口こちら」と、非常口を連想させる企業ロゴの「退職代行EXIT」は、多数のメディアに取り上げられた実績のある退職代行の先駆けといえるサービスです。
大きな特徴は転職サポートがあること。EXIT指定の総合転職エージェントに登録して転職が決定した場合、代行費用が全額キャッシュバックされます(条件あり)。
主な特徴:休日・深夜も対応
2回目以降の利用は1万円ディスカウント
提携エージェントで転職を決めれば全額キャッシュバック
退職代行Jobs
「退職代行jobs」は、顧問弁護士監修の退職代行サービスです(弁護士は監修で代行業務は行いません)。LINEに登録するとセラピストで顧問弁護士の西前啓子さんのWEBセミナーが受けられます。
主な特徴:24時間365日対応
退職できない場合全額返金
LINEに登録するだけで退職届テンプレートや顧問弁護士 西前啓子のWEBセミナープレゼント
弁護士法人みやびの退職代行サービス
「弁護士法人みやびの退職代行サービス」の弁護士の退職代行です。大きな特徴は一般のサービス業者にはできない交渉業務が可能なことです。
主な特徴:全国どこからでも利用可能
弁護士ならではの有給取得交渉、退職金の請求などの対応可能
オプション費用は着手金なしの成功報酬
退職代行サービスのNEXT
「退職代行サービスのNEXT」は専任の弁護士が対応するため、有休消化、未払い残業代の請求等の業務も依頼することが出来ます。
主な特徴:全国どこでも対応可能
弁護士ならではの有給取得交渉、退職金の請求などの対応可能
退職できなかった場合は全額返金
退職代行SARABA
「会社とおさらば」のSARABAをサービス名にした「退職代行サービスSARABA」は、労働組合が運営する退職代行サービスです。労働組合であるため団体交渉権があり、退職日の調整、未払い給料や残業代の請求などが可能です。
主な特徴:24時間365日対応
労働組合のため交渉業務が可能
退職できなかった場合は全額返金保証
無料転職サポート付き
退職代行サービスについてのまとめ
転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。 まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。 業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方 マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。
それぞれの特徴を申し上げると、管理職クラス・外資希望の方ならJAC Recruitment・20代ならリクルートエージェントをおすすめします。JAC Recruitmentはリクルート、dodaに次ぐ第三の売上規模を持ち、外資系に関してはTOPの人脈を持ちます。自分の実力を活かせる場を探している方は特におすすめです。
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