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サバサバしているというと、周りの意見に流されず自分の我を貫くというイメージが強く、ちょっと近寄りがたいという印象を与えがちです。
しかし、サバサバしている性格は、決してネガティブな要素だけではない事も特徴です。
ここでは、サバサバしている人とサッパリしている人の違いや、サバサバしている性格の人の特徴や接し方などについて解説します。
サバサバしている人とはなにか
「サバサバしている」は、周りからの意見や質問に対し、素っ気ないまでの態度をとることをさす言葉です。
基本的には、自分の意思が強く環境や周りの空気に自分の意見を流されない性格のことを表し、男性の場合は我が強く、女性の場合はか弱さよりも凜とした強さを感じるという方が多いです。
基本的には、人間の性格を表すネガティブな言葉として用いられますが、の長所を示す言葉としても使われます。
「サバサバしている」の語源
サバサバしているという言葉の「サバサバ」は、平安時代に用いられていた旧仮名遣いにおける「サハ」という表現に由来しています。
江戸時代に、サッパリと竹を割ったようなまっすぐな性格を表し、「サハ」を繰り返して用いる「サハサハ」という言葉が流行しました。
しかし、時代の移り変わりとともにネガティブな意味を持つようになり、現在の「サバサバ」という言葉へと変化しました。
サバサバしているの英語表現
日本語でもすでに一般化した「サバサバしている」という表現は、英語でも同様の意味で用いられています。
英語を使ったサバサバしている性格の表現は「Relieved」という単語で表現可能です。似た表現として「Open Hearted」という表現もあり、「開放的な性格」といった若干ポジティブな意味を有しています。
上記以外にも英語の世界では別の表現が存在しており、「単調直入でまっすぐな性格」という意味の「Straightforward」などがあります。
サバサバしているの類語
サバサバしているという言葉の類語の数は日本語に大変多く、一例としてこざっぱりした・外連味のない・飾りのない・偉ぶらない・気取らない・淡々とした・潔い・割り切りのよい・気っぷの良い・往生際が良いなどがあります。
「サバサバしている」と「サッパリしている」の違い
しばしば、「サバサバしている」という表現と似通った言葉として用いられるのが「サッパリした」という意味の言葉です。
「サバサバしている」という言葉にネガティブな印象やイメージがつきまとっているのに対し、「サッパリしている」という言葉は、相手をポジティブに表現する際によく使われる言葉です。
自分の性格を表現する際に、自らの事を「サッパリしている」とはあまり言われません。サバサバしている人に対して周りの人が本人に直接「サバサバしているね」ともあまり用いられないでしょう。
上記の事から、「サバサバしている」と「サッパリしている」には、長所と見なすか短所と見なすかという違いがあります。
サバサバしている人の特徴1:人の言葉に耳を貸さず流されない
サバサバともいえる性格を持つ人を観察してみると、多くの方が他人の言葉や意見にあまり流されていないことがわかります。
人の言葉や場の空気を読んで行動することを極端に嫌う性格で、自分の心の中に本音として「こうしたい!」という方向性ができあがっています。
メリットとして見れば、人の意見やその場しのぎの空気に流されることなく自分の意志を貫くことができる強固な性格である一方、周りの意見に耳を貸さず、自分の意見だけに偏重しがちなことはデメリットにもなり得ます。
ビジネスシーンでは、時としてこの頑固なまでの性格が成功へと導くケースもありますが、一部のシーンを除いて周りとの協調性がやや欠けてしまうため、チームワークが求められるような職場環境では浮いてしまいがちです。
リーダーシップを発揮するような立場の人ほど、サバサバしている性格が奏功しやすいでしょう。
サバサバしている人の特徴2:優柔不断ではなく決断力に優れる
サバサバしている人は、どんなに迷うような状況であったとしても、すでに心の中で決断が完成していることが多いため、自分にとって最善の決断をすぐに下せることが特徴です。
日常では、飲食店でこれから食べるメニューを選ぶ際に役立ったり、ビジネスの場面では上司などから提案されたいくつかの意見の中から自分が本当に選びたい意見を、すぐさま表すことができる決断力の早さへとつながります。
サバサバしている人は決断力の早さから、周りにいる決断力に劣る優柔不断な性格の人に対して、肝要でないことも少なくありません。
状況によっては、優柔不断な人の行動が全く理解できず、馬鹿にしてしまうような行動をとってしまうこともあるでしょう。
サバサバしている人の特徴3:頭の切り替えがスピーディ
一般的な性格の方であれば、いつまでもうじうじしてしまうような状況にあった場合も、サバサバしている性格の人は、あまりうじうじすることがありません。
サバサバしている性格の人は、普通の人なら引きずってしまうような状況に陥ってしまったとしても、すぐに物事に対する考え方を切り替えて適切な行動をとることができます。
仕事の場面で致命的なミスを犯してしまった場合、トラウマになって元通りに戻るまで時間がかかることが多いですが、サバサバしている人は、「過去のことは過去のこと」ときっぱり結論を出すことができます。
サバサバしている人の特徴4:甘えるのが下手
サバサバしている人は、男性も女性も含めて他人に対して頼るという行為を極端に嫌う傾向にあります。
自分が頼られることに対して嫌悪感を示すのと同じで、自分の意見は自分で出して行動するという、サバサバした人ならではの考えに従っているためです。
人に対して頼ったり甘えたりすることが極端に苦手で、相手から「頼ってもいいよ?」と許可が出たとしても、甘えられない事が多いです。
恋愛においてはもちろんのこと、友人関係や家族関係、さらにビジネスの上でもこうした特徴が現れやすく、結果、協調性が生まれず場の空気を乱してしまう事も多いでしょう。
サバサバしている人の特徴5:陰口や悪口を嫌い、意見を直接伝える
サバサバしている人に共通するひとの特徴が、正義感の強さです。人に対して後ろ暗いような行為を実行しようとはせず、他人を卑下する陰湿な行為も避ける事が特徴です。
他人に対して抱えている何らかの不満を、悪口や陰口として言いふらすようなことはせず、直接本人に対して伝えてしまうまっすぐな性格の人が多いです。
サバサバした性格は、単独での行動だけで完結する場面であれば特にありませんが、チームワークや仲間意識が欠かせない環境では、裏目になってしまうことがしばしばです。
しかし、きっちりと話し合う場面や、おたがいの考え方や意思の疎通を図れる機会をしっかりと保つことで、それぞれの場面でサバサバしている人はきちんと自分の考えを伝えてくれるでしょう。
上手くサバサバしている人の良さを活かすような接し方をすれば、チームワーク内でも決断力に長けた優秀な人材となってくれる事が多いです。
サバサバしている人との付き合い方
意見を求めすぎない
サバサバしている人に何らかの質問をした場合、返ってくる言葉の多くは質問者の意図しないものばかりになりがちです。
彼らがあくまでも自分の本音や本心に従って回答しているためで、場の空気を読むことを前提とした質問はできるだけしないのがポイントでしょう。
行動を「冷たい」と判断しない
サバサバしている人は、できるのであればすべての行動を自分一人の力でやり遂げたい!と願っています。
社会の中で生きていく上で、一人の力だけですべての問題がクリア出来るというわけではなく、それはビジネスの場面でも例外ではありません。
彼らの行動を表面だけで捉えるのではなく、その真意をきちんとくみ取ってあげるとよいでしょう。
対等な付き合い方をする
サバサバしている人に対しては、対等な関係で接するのが肝心です。
相手の方が女性であるからといって「弱い存在だ」と勝手に決めつけるのではなく、自分と同じように接しふれあうように心がけるとよいでしょう。
上司部下の関係であったとしても同様で、上司だからといって部下のサバサバしている人に対して目上としての意見や接し方をしてしまうと、予想外の対応が返ってきてしまい、両者ともに気分を害してしまいがちです。
サバサバした性格の人の言動や行動には嫌味は存在していない事が多いため、対等な立場で接するのがポイントです。