お調子者な人ってどんな人?特徴とポイント 付き合い方の解説

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お調子者と聞くと、「いい加減な人」「軽はずみな言動をする人」など、ネガティブなイメージを抱きがちですが、「優秀な」お調子者と、ただの調子乗りに分かれる点に注意が必要です。

この記事を読むことで、周りのお調子者が「優秀な」お調子者か、「無能な」お調子者なのかを見極めながら、ビジネスパートナーとして味方につけることが出来ます。

お調子者の意味とは

お調子者とは、元々は「調子者」という言葉でしたが、丁寧語として「お」を付け加えた「お調子者」が、いい加減な人などを揶揄するために使われ始め、一般的に浸透したのが語源です。

言葉の通り、「調子者」は「調子乗りやすい人」という意味があるため、ビジネスや友達関係では「信頼は置けない」「深い関係にはなりたくない」などというマイナスイメージを抱かれやすい人物です。

しかし、調子者は「ポジティブシンキング」な人物でもあるため、悪いだけでなくよい印象をな印象を与えてくれることも少なくないでしょう。

お調子者と言ってもさまざまなタイプの人が存在しています。

能力がなく、単に上司から指示待ちで、時には勢いだけで突っ走り、周りに合わせるだけの「イエスマン」のようなお調子者がいることもあるでしょう。

一方で、頭がよく社交性があり、取引先、社内を明るくするような外交性の強いお調子者もいます。

活発なだけではなく、内向的なお調子者の場合もあります。温厚で物事を理解している常識のあるお調子者は、周囲に安心感を与えるムードメーカーとして活躍してくれるでしょう。

お調子者の英語表現

「clown」は英語で「ピエロ、道化」を意味する、最も「お調子者」に近い表現で、「clown」は動詞でも「おどける、ふざける。」などという意味があります。

ネイティブがよく使う熟語に「class clown」があり、クラスの人気者という意味をあらわしています。

「clown」を使った例文は以下の通りです。

He looks just a clown, but honestly he is very smart.
彼はただのお調子者に見えるが、実は頭がいいんだよ。
Stop clowning.
おどけるのはやめなさい。

「flip」もお調子者という意味ですが、どちらかというとネガティブな意味で使われます。「flip」が「はじく」という原義であるため、「軽々しい」というイメージを持つことが理由です。

He pretends to be a flip.
彼はお調子ものの振りをしている。
be easy flattered 
おだてに弱い
She is so easy flattered that she sings when I praise her.
彼女はほめると歌を歌いだすほどのお調子ものだ。

お調子者の類語

お調子者は、言葉や動き「言動」が軽薄な人を差すことが多く、軽妙さと滑稽さから好かれる人(芸人タイプ)や、人柄が気軽で面白いさま(芸能人タイプ)、などといった意味を持ち合わせています。

似た言葉として、「跳ねっ返り・跳ね返り・粗忽者」「ひょうきん者・面白い人・ユーモラスな人」「ひょうきん・おちゃめ・面白い・個性豊か・楽しい・ちゃっかり者」などがあげられます。

また、マイナスの言葉としては、「誠実さに欠けていて信用できない人。」という印象を与える言葉が使われます。

「調子の良い人」「 薄っぺらな人」「 お調子者の人」「 軽薄な人」「 チャラい人」「 チャラチャラした人」「 不誠実な人」「 不真面目な人」「 誠実さに欠ける人」などがあります。

お調子者の特徴1:愛されキャラ

お調子者は、周りにいじられて、愛される人間であることが多いです。笑顔で、可愛らしい言動をするため、いじられキャラの存在がいると場が明るくなる場合が多いでしょう。

お調子者は、根が愛されキャラであることが多いため、失敗した際も、「この人ならいいか」と大目にみてもらえることが多いのです。

しかし、裏ではいじられることに苦痛を感じたり、「ちょっと私って変なのかな。」などと感じていることがありますが、場の空気を読んで我慢をするため、我慢強い性格である人も多いでしょう。

お調子者は他者と関わることを得意とし、コミュニケーション能力が高いことも少なくありません。

どんな人とでもすぐに仲良くなれたり、人見知りせずに声をかけることが出来るなど、積極的に行動できるのがお調子者の特徴です。

お調子者の特徴2:友達が多い

お調子者は、友達が多いことが多いでしょう。お調子者の人の周りは、話題や笑いが絶えないため、自然と明るい雰囲気に惹かれて周囲に人が集まってきます。

友達が多いため、いつも誰かと行動を共にしている人も少なくありません。複数人で遊びに行ったり、カフェでお茶している中で、友達の中心にいたり、話題に上っているのはいじられやすい人である事が多いです。

性格が天然であることも多く、真面目に話しているだけなのに、周囲から面白いと言われたり、変わっていると言われてたりする人も少なくありません。

お調子者の特徴3:友達が多い

お調子者は、実はドライである人が多いです。友達が多く、常に周囲に人がいるため寂しがりやなのかなと思われやすいですが、実は1人でも平気という性格な人は少なくありません。

周囲から好かれていても本人としては、本当の友達は数人と認識しているような人も多いでしょう。

お調子者の特徴4:女性は大事にされやすい

恋愛においての特徴は女性ならば男性に守られて大切にされる傾向にあるでしょう。

少し頼りないという印象を与えるため、放っておけないと思われがちです。男性がつい、世話をしてしまうような女性も多く、尽くされる女性が多いでしょう。

「なにをいっても許してくれる。」と思われていることも少なくありません。どんな風に言われても、笑っていて気にしていないように見えることが理由で、何をいっても傷つかないと思われてしまいがちです。

しかし、お調子者に対しての言動がエスカレートしていくと、いじめにつながるようなことがあります。何をいっても許してくれそうだからといって、本人が傷ついていないとは限りません。

周囲にお調子者キャラがいる場合は、気遣いを忘れないことが大切です。

お調子者な人との付き合い方

お調子者は人付き合いが上手です。人見知りをしたり、引っ込み思案な性格はお調子者にはなりえません。

暗く沈んだ雰囲気を明るくできるというのは、1つの能力でしょう。愛嬌があると皆から愛され、上司や先輩からも可愛がられやすいです。

しかし、お調子者は口だけの状態になりやすく、周囲からの信頼を失いやすいことも特徴です。

口が軽い人も多く、あまり物事を深く考えないで、その場を盛り上げるために思いついたことを口に出すこともあるでしょう。

すぐにふざけるので、周囲から大事な話をしづらい点もあるでしょう。お調子者は明るいノリが大好きな反面、深刻な話というのは苦手です。

仲間から相談を持ちかけられたとしても、真面目に聞こうとしないでふざけたりすることもあるでしょう。

上記の事から、調子者との付き合い方は以下のポイントに注意するとよいでしょう。

①見栄をはらせずに、絶対に達成できる約束だけをさせる。
②公言したことは必ず実行へ移せるかどうか注意して見守る。
③ビジネスの場では、意見を述べる前に、一度頭で考える癖をつけるように仕向ける。